(English)
I went to Atins.
(Español)
Fui a Atins.
(Português)
Eu fui para Atins.
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なんだか不完全燃焼な、レンソイス・マラニャンセス観光。こりゃ、セスナに乗って上空から眺めるしかないかな、と思い、セスナ状況を聞いたところ、今日は飛んでないという。そして次に飛ぶのが水曜日とのこと。なんてこった、俯瞰で公園を見るのを楽しみにしていたのに・・・水曜日じゃぁ、もうサンルイスを発ってしまうじゃないですか。
とにかく、このモヤモヤした気持ちをどうにかしたいと、朝飯のタピオカを食べながら思っていたところ、清水夫妻からの情報メールを思い出した。お二人は、バヘリーニャスへ来た後、ボートに乗って川を下り、アティンス村という場所へ行って、そこから歩いてレンソイス・マラニャンセス国立公園へ入ったという。そこは、まだ観光客にはマイナーなルートらしく、人はほとんど居なくて、絶景を独り占めできるらしいのです。そうだ、アティンス村まで行ってみるか、と思い立ち、宿のお姉さんに相談。ボートというか、定期便の貨物船が毎日9時にアティンス村行きが出ているとのことなので、荷物をまとめ、チェックアウトして、船着場へと向かう。
船着場には、川下りツアーの小型ボートがいっぱい並んでいた。が、貨物船というか、定期船っぽい船がない。あれぇ、と思って傍にいたオジさんに聞いてみると、今日は日曜日だから、アティンス村行きの貨物船は出ていないというじゃないですか。おぉぉ、なんてこった。ブラジル、日曜日に行動するのは危険ですな。閉まっていたり、動いていないものばかりで、思っていた行動ができないことが多いです。さて、どうするべぇと思っていたところ、さっきのオジさんが、「川下りツアーの船が、アティンス近くのカブレという村まで行くから、そこで降ろしてもらって、そこから漁船に乗り換えてアティンスに向かえば辿り着けるよ」と教えてくれた。ということで、カブレまで、連れて行ってくれないかと、ツアー船に相談。すると、通常60レアルのところを40レアル払うなら連れて行ってあげるよと。ただ連れて行ってもらうのに40レアルは高いと思ったのだが、どうやら、川下りツアーのアトラクションをほとんど体験しながら、連れて行ってくれるというので、まぁそれならこの値段でもしょうがないか、とお願いすることにしたのでした。
早速ボートに乗り込み、川下り。マングローブの森を抜け30分ほど川を降りたところで、川岸に砂丘が見えてきた。バッソーラスといわれる場所で、川を挟んでレンソイス・マラニャンセスの東側に位置する砂丘で、小レンソイス・マラニャンセスと呼ばれている場所なのだ。ここも、砂丘を上ると、湖が見えてきた。ただ、こちらの湖は・・・昨日見た湖と比べちゃうと、あんまりきれいじゃなかった。ちょっとガッカリ。30分ほどここの湖で遊んで、次のスポットへ。
再びボートに乗り、川を下って向かったのは、マンダカルという村。ここには、高さ46mほどの灯台があり、上からレンソイス・マラニャンセスを眺めることができるという。セスナに乗れない悔しさをここで解消できるか、と期待して上ったのですが・・・砂丘は遠くの方に見えるだけ。眼下には、緑覆い茂る地帯が見えるのみで。う~ん、なんでこんな場所に展望台を作ったのだろう。もっと砂丘の際に造ればよかったのに・・・またもやガッカリ。
その後、船は大西洋へ。ちょうど海と川の境あたりの海岸に連れてきてくれた。ここは、なかなかの絶景スポットだった。砂浜は砂丘のように盛り上がりとくぼみがあり、くぼみには水が溜まっていて、まるでレンソイス・マラニャンセスを上空から見たようになってまして。
その後、カブレという村に行き、昼食タイム。オイラはここで、船の乗り換え。しかし、ここでも、浜辺に停まっているのはツアーボートばかり。アティンス村まで乗せていってくれそうな船は見当たらない。ツアーでここまで連れてきてくれたガイドに、相談したところ、オレに10レアル支払うなら、アティンスまでの船を紹介してやる、ときた。なぬぅ、紹介料を取るってか。しかし、自力で探すのも大変そうだし、なんといっても、暑さにあてられ、少々バテぎみ。早くアティンス村に行って、宿で休みたいところだったので、ガイドの要求を渋々飲んだのでした。ガイドに紹介してもらったボートの運転者にさらに10レアル支払い、アティンス村へ。
ようやく辿り着いたアティンス村の海岸。いや、ホント何もないというか・・・えぇ、ここで降ろされちゃうの?オイラはここからどうすればいいの?と戸惑ってしまうような場所。静かな漁村とは聞いてたけど、こんなに何もない場所だったとは。とりあえず、寝泊りできそうな場所がある方向を聞き、そちらへ歩いていく。しばらく歩くと、村らしくなってきた。Pousadaという看板を掲げてある家のおばちゃんと目があったので、値段を聞いてみることに。オフシーズンで人がいないから、25レアルのところを20レアルにまけてあげるという。キレイそうで、親切そうなおばちゃんだったので、宿はここに決定。今日はなんだか疲れてしまったので、近くを散歩した後、速攻で眠りについたのでした。
明日は、歩いてレンソイス・マラニャンセスへ向かうぞ。さぁてっと、満足させてくれるのか?期待を超えてくれるのか?
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