(English)
I went to Parque Nacional dos Lençóis Maranhenses again by walking.
(Español)
Pasé a Parque Nacional el dos Lençóis Maranhenses.
(Português)
Eu fui para Parque Nacional dos Lençóis Maranhenses caminhando.
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昨日まで快晴続きだったのに、今日はちょいと曇気味。せっかく歩いてレンソイス・マラニャンセス国立公園まで行く日なのにぃ・・・と軽くしょげていたのだが、結果的にはこの曇に助けられまして。いや、砂丘を歩くのにほどよい感じだったのですよ。午後から太陽が覗いたんですが、そうなっちゃうと、砂が熱すぎて、歩けない。
さて、ここアティンス村からレンソイス・マラニャンセス国立公園までは距離にして4kmほど。普通に1時間くらい歩けば、砂丘の入り口まで辿り着くことができるのです。砂道が続く村の通りを歩き、牛や馬が放牧されている湿原地帯へ抜ける。水が溜まって歩くのが困難な(だが楽しい)湿原地帯からは、遠くに砂丘が見えてくる。近くにあるようで意外と遠い砂丘。距離感がよくわかりませぬ。
やはり1時間ほどかかって辿り着いた砂丘への入り口。早速砂丘を上る。ここからひたすら白い砂地が続く。それにしても・・・誰もいない。白い砂地に刻まれるのは、オイラの足跡だけ。この雄大な風景を独り占めしている優越感ときたら。そうそう、途中、人とは出会わないのですが、鹿(?)の群れに遭遇。彼らはこんな砂丘地帯に住んでいるのだろうか?
そして、突然目の前にコバルトブルーの湖が!「おぉう・・・」砂丘に現れた湖を最初に目にした時には、毎回変な声を出してしまいます。なんかねぇ、異世界感満点なのですよ。自分の想像を超えた存在を目の当たりにして、頭が歪むというか。変な声をだしちゃうのは、その頭の歪みが体を通じて発生させる異音なのでしょう。
いやはや、とにかくスゴかった!
異世界の自然の中にタダたたずむ一人の人間
ここで感じるのは孤独ではなく、
見慣れない異質な風景に次第に同化していく自分
この自然と一体化していくことで
全身にみなぎるパワーと
安堵する心
最高に心地よいとは、こういうことを言うのだろう
やっぱりね、こういうところでは、<ひとり>になってみるべき。ウユニ塩湖でも思ったんだけど、こういう圧倒的な大自然の前に、自分ひとりで立ってみると、圧倒的な力が自分の中に入ってくる。それは強大なエネルギーであったり、癒しだったりするんだけど、この感じを得るには、周囲に人がいてはダメなのだ。
この心地よさ、ウユニ塩湖を越えるか?と言われると、残念ながら、今一歩及ばずって感じ。というか、ウユニ塩湖は大好きな自転車で走ったという大きなファクターがあるんで。もし、レンソイス・マラニャンセスを自転車で走っていたら、超えていたかも・・・ってこんな砂地、絶対自転車では走らないけどね。
途中から雲が動き、空は快晴に。日が出ると、砂丘の砂の白さが際立ち、湖がブルーに輝きだす。青い空に白い砂丘にブルー/グリーンの湖群・・・何度も書いちゃうけど、この素晴らしい風景を独り占めしている幸せといったら、モウ!
テンションあがりましたよぉ、写真も撮りまくりましたよぉ。でも、ここ、細かい石英の粒が常に空気中を舞っていまして。この砂塵はカメラの天敵。ただでさえ、調子が悪くなっているカメラ、これ以上悪くなってしまっては・・・と、かなりカメラを気遣いながらの写真撮影。はっちゃけたセルフポートレイトが撮れなかったのが残念デス・・・
とはいうものの、ホント、アティンス村から入ったレンソイス・マラニャンセス国立公園には、大満足。高い砂丘の上からいくつもの湖を望む俯瞰した眺めを見ることができたし。そうそう、この画が見たかったんですよぉ。ということで、お腹満腹の状態で岐路へとついたのでした。
そして、15時の船に乗り、バヘリーニャスへと戻る。今日はちゃんと定期船が出ていた。来る時には、ツアーのスピードボードで1時間ほどで到達した川。今回は上りとはいえ・・・定期船である貨物船では4時間の船旅でした。バヘリーニャスに到着する頃には、すっかり真っ暗。
ちなみに、定期船の値段は片道8レアル。う~ん、時間があってお金がないバックパッカーの人たちには、バヘリーニャスからのツアーは参加せず、ここアティンス村まで船に乗って来て、歩いてレンソイス・マラニャンセスを巡ることを強烈にお勧めしますヨ。
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