(English)
I run by bicycle to Curitiba.
(Español)
Propongo a bicicleta a Curitiba.
(Português)
Eu corro através de bicicleta a Curitiba.
|
|
今朝も雨。しかし、昨日の経験から、この辺はコロコロと変わりやすい天気なのだろうと判断。走っているうちに天気が回復してくれることを願いつつ、出発することにした。
晴れとはいかないまでも、雨は止み、走りやすくなってきた。今日もしばらくは、緩いアップダウンのほぼ平坦な道。しかし、この走りやすい道も、前半戦のみ。後半は900m強あるクリチバに向けての、上り坂が始まったのであった。高度30m前後のバナナ畑が広がる亜熱帯気候区とはおさらばし、次第に肌寒い高原気候区へと突入していく。500mも上ると、景色がガラリと変わってきた。周囲に見えるのは山々。緑が削られ絶壁状態の部分が雲に覆われている。なかなかの絶景ではあるのだが、こちらは山上りがキツくて、景色を楽しんでいる余裕がない。そして、高度計を見るといつの間にやら700m越え。ふへ~、700mもアップしたのかぁ・・・そりゃ疲れるワケだ。700mの峠を越えた後は、割と平坦になってきた。といっても相変わらずアップダウンは続くのだが、延々上り坂みたいな道でなくなっただけ嬉しい。
と、15時過ぎ頃右手に一軒のホテル&レストランを発見。ずっと山道で、ここには泊まる場所があるのか?と気になっていただけに、一安心。この様子だと、この先にも、ホテル&レストランはあるのでは?と勝手に判断し、時間も早かったことがあり、先に進むことにしたのですが・・・この判断が、よかったのやら悪かったのやら・・・
先ほどのホテル&レストランから走ること1時間半。あれから、ホテルどころか、レストランすら現れない。う~む、判断誤ったか。さっきのところまで戻るのも、もはやメンドクサイほどの距離を進んじゃったし、とにかく先に進んで、適当なところで、テントを張るか、と思ったものの、実は、もう水がない。高地に来て気温は下がったものの、山上りのため、大量の汗が出て、思いっきり水分補給をしちゃっていたので、残りの水はあと500mlほどなのだ。これで一晩越すのはちょっとシンドイ・・・しかし、周囲はだんだん暗くなってくるし、そろそろテントの場所を決めなきゃ・・・って葛藤していたところ、反対車線に、ガソリンスタンドが見えた。どうやら売店も併設している模様。とりあえず、あそこで、水だけでも購入しようと、ガソリンスタンド目指してUターン。自転車を停め、売店に入り「水が欲しいんですが」と言ったら、とりあえず、コップ一杯の水を出してくれた。ん、この親切をいただくついでに、テントを張らせてもらえるようお願いしてみるか、と調子に乗って、売店のオバちゃんに「寝るところを探しているんですが」と聞いたところ「この辺には宿はないよ」とのこと。「知ってます、実は僕、テントを持っているので、どこかに張らせてもらいたいんですが」と返すと、ここのご主人らしい男の人が奥からやってきて「その辺どこでも張ったらええ」と言ってくれた。オブリガード!と、暗くなりつつあるガソリンスタンドの片隅にテントを設置。傍で、トラックの運ちゃんの娘らしき女の子が不思議そうに、オイラがテントを張るのを見ていたのであった。
テントを張り終え、とりあえず、トイレで、体を洗う。サッパリしたところで、売店に戻り、何か食べるものがないかとお願いする。さきほどのオヤジさんが、「プレート飯でいいのか?ポルコ(豚肉)ならあるぞ」と言ってくれたので、それを注文。オジさんが奥から持ってきたのは、メッチャでかい豚肉。それを鉄板で焼き始めたオヤジさん。え・・・まさかそれオイラ一人分じゃ・・・ないです・・・よね?と思ったものの、いやいや、これがオイラ一人分でして。ド~ンとテーブルに出していただきやした。さらに、米やらフェージョン(豆の煮込み)とか、サラダがついていて、こりゃ高くつくぞ・・・まぁいいか、今日宿代は無いワケだしと思いながら食べたのだが、これが、意外や意外。勘定は、9レアルでして。うむむ、あの量でこの値段は安い!なんだかえらい得した気分になったのでした。
ガソリンスタンド脇でテントを張らせてもらうのって、実はこの旅に出てから初めてなんだけど・・・トイレはあるし、体も洗えるし、飲み物や食べ物も割りと安いし、ちょいとうるさいけど、夜中も人がいるから安心だし、なかなかいい場所じゃないですか、と今更ながら気付いたオイラだったのでした。
|
|
|