(English)
Today I got package from Japan. This package included bicycle parts.
(Español)
Hoy recibo el paquete de Japón. Este paquete incluye las partes de la bicicleta.
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朝、宿の呼び鈴がなった。管理人のルミさんが、ドアフォン越しにやりとり。どうやら、相手は郵便配達のお兄さん。オイラ宛の郵便物を届けにきたらしい。
おぉ、EMSのWEBチェックでは、通関検査中だったのに、もう到着か!と足早に受け取りに行ってみると、郵便配達のお兄さんから渡されたのは、一枚の通知紙。ん~、通知だけか・・・荷物は自分で取りにいかなきゃいけないみたい。
ちょうど、同じく上野山荘別館で荷物待ちをしているミサトちゃんも、受け取り所である郵便局まで荷物を取りに行くというので、オイラとミサトちゃんとムネくんの3人で、荷物を受け取りに郵便局へ。
郵便局へ到着すると・・・人が溢れてる。ここにいる人は全て、荷物受け取り待ちとのこと。どんだけ待たなきゃいけないのだろう・・・入り口で順番待ちカードを受け取る。窓口裏の電光掲示板に自分の番号が表示されたら、受付してもらえるシステムのようだ。オイラの受け取った番号は、518番。今、電光掲示板に表示されている数字は350番。えぇ~、170人待ち!?昨日も郵便局に来たというミサトちゃんたちによると、昨日はもっと人がいたらしい。
待合室っぽい部屋で、ひたすら待つ。長椅子の端に置いてあった新聞を手に取ったのだが、当然スペイン語で書かれている新聞なんて読めない。字面をなんとなく目で追うだけ・・・
1時間ほど待ち、ようやくオイラ達の受付順番になった。窓口に行って、朝届いた通知紙と、パスポートを提出。ちなみに、ブエノスの郵便局では、受け取りに、本物のパスポートが必要。コピーでは受け付けてくれないそうだ。ミサトちゃんたちは、昨日、パスポートのコピーしか持っていかなくて、100人待ちした挙句、受け付けてもらえなかったらしい。どんだけ厳密に受け取りチェックしてんのかと思いきや、この受付作業、パスポートをチラリと見て、通知紙にサインして、通知紙の一部をちぎって、渡してくれるだけ。
あっけなく、受付終了したのはいいんですが・・・これからさらに<荷物を実際に受け取る>ための受付待ちをしなければいけないのだ。これがね・・・また、100人くらい待っているわけですよ。そりゃ、170人の受付を済ませた人がトコロテン式に、次の手順に進むわけですから。しかも、次の作業が効率よく動いているわけもなく、同じようにノンビリ作業。なので、この荷物引渡しにも、同じように長蛇の列ができているのですよ。なんて非効率な郵便局なんだ!と憤っても、受け取りが早くなるわけでもなく、またもや、待合室で、自分の番号が呼ばれるのをじっと待つ。
呼ばれる自分の番号は、7桁の数字。これを、音声アナウンスで呼ばれるんですが・・・聞き取れないんですヨ、早口だし、マイク音でこもっているし。ミサトちゃんと一緒に懸命に耳をすませて順番待ちするも、この聞き取り集中力、1時間も続くと切れちゃうもんで。結局1時間待った後、「すでに呼ばれたんじゃないか?」ということで、荷物引渡し窓口のある奥に行ってみることにしたのでした。
EMS受け取りコーナーに行き、持っていた半券を差し出す。オッちゃんが奥からダンボール箱を持ってきてくれた。名前を確認すると、オイラ宛の荷物。おぉ、やっぱりすでに呼ばれていたのか。が、ミサトちゃんの荷物はまだ、受け取り用意がなされていないようだったので、ミサトちゃんは一旦、待合室に戻ることに。で、オイラの荷物、目の前に置かれ、そのまま受け取りかと思いきや・・・
受け渡しオッちゃんは、おもむろにカッターを取り出し、ダンボールのサイドをジョリジョリと切り始めた。
なにすんの・・・中身確認???
実は、アルゼンチン、郵便で送られてきた品物に50%の関税がつくんです。さらに、もし品物が電化製品だった場合には、100%の関税。それを聞いていたので、日本から送る時、送り状に書く品物の名称は<books(本)>、品物の価格は$20ということにしてもらっていたんです。本には税金かからないらしいし、もしかかったとしても、$10ならまぁいいかなと思っていたのですが・・・当然、中身は本ではなく、自転車パーツ。開けられて確認されたらヤバイ中身なわけで。
開けられたダンボールから、まず出てきたのは、どう見ても自転車のホイール。「これを英語でbooksというのか?」と嫌味タップリなオッちゃん。で、こんなこともあろうかと、一応一冊だけ雑誌をいれてもらえるようお願いしておいたので・・・ダンボールの中から、その雑誌を取り出し、「book、BooK、BOOK!」とオッちゃんに、アピールするも、無駄な抵抗。
「それは本だが、これは違う。自転車パーツだろ」
「・・・はい」
オッちゃんはさらに「どこで買った?」「いくらだった?」と聞いてくる。本ではないことがバレ、関税がかかるであろうことになった今、次にするべきことは、関税を安く抑えること。そこで、送り状に書いてある$20を指し、「日本で買って、全部で$20です」とアピール。が、他のパーツをガサゴソ探り始めたオッちゃんが手にしたのは、<SHIMANO>と書かれたチェーン・・・「日本ではSHIMANOが$20で買えるのか?」とオッちゃん(ちなみにSHIMANOは、超有名メーカー。南米の男性は誰でも知っている)。「中古なんです」と切り返すも、「これだけあって、全部で$20ってことはないだろう。$200の間違いだろ」と。
もう、流れは完全にオッちゃんペース。
「・・・ハイ」
今回の<おとり本>大作戦は、あえなく失敗。結局、荷物の中身は$200ってことになり、関税は、その$200に、なぜか郵送代23,000円がプラスされた額の50%ということになり、786ペソも請求されてしまった・・・泣く泣く、支払う・・・ここへきて2万円近くの散財、あぁ・・・
オイラが、荷物を持って待合室へ行くと、ミサトちゃんたちは、まだ待ち状態。しばらく一緒に待っていたんだけど、一向に出てくる気配がない。「ヨシさんは先に戻っていていいですよ」と気を使って言ってもらった言葉に甘え、一足先に宿へ戻る。
ダンボールの中身と送付物リストを照らし合わせ、中身が紛失していないか、点検。無事、全ての荷物が入っていることが確認でき、一安心。平田さんありがとうございます、無事受け取りました。
ふ~
今日はもう、郵便受け取りだけで一日仕事。疲れたし、日も落ちてしまったので、自転車整備は明日にすることにします。
そうそう、実は送ってもらった荷物の中に、ビデオカメラをまぎれ入れてもらっていたんです。コレがバレたらとんでもない関税をふっかけられるところだったのですが、中身だけをプチプチパッキンでグルグル巻きにして、何が入っているのか分からないようにしてもらっていたので、バレずにすみまして。ちなみに、新たに旅のパートナーとなるビデオカメラはSANYOのSH11。きっとYouTube映像がパワーアップするはずです。お楽しみに~。
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