Nieve de polvo
粉雪~♪と歌いながら

2010.08.03 / Argentina (Va. Mercedes~San Luis) 本日自転車97km走行 : Total 20716km走行
天気:雪 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→ポヨ 夕飯→ステーキ:Ojo de Bife(自炊) / 宿→Hostel San Luis (45ペソ)

(English)
 It was snow today...



(Español)
 Era la nieve hoy...
 さぁて、次に向かう街、サンルイスは結構大きそうな街。ホステルもあるみたいだし、周囲は観光スポットのようなので、サンルイスに着いたらゆっくりするのも悪くないかも、なんて思いながら、メルセデスの町を出発。

 と、今日は朝方から空一面に重い雲がはっていて、いかにも冬空って感じだった。そして、いつものように、寒い。これはひょっとすると、ひょっとして・・・と思っていたら、やっぱり降り始めちゃったんです、雪。

 走り始めて1時間くらいしたら、なにか白いものが浮遊しているのが見え始め、それが次第に、粉雪へと変わっていった。こんな風景を見ていると、思わずくちずさみたくなるのは、レミオロメンの<粉雪>。最初はアラスカ以来となる、雪中走行に、テンションも上がり気味だったのですが、ひたすら降り続ける雪に、次第にうんざり。

 今日の道は、微妙に上り坂が続く道だったため、常にこぎ続けることになり、体は暖まるので、体全体としては、そんなに強烈な寒さを感じるほどではなかったのですが・・・手足の末端が冷たすぎて、痛い。手なんて、いつものサイクルグローブではなく、完全に手を覆ってくれる防寒用の手袋をしていたにも関わらず、寒痛い。

 そして、次第に積もっていく雪。いやぁ、ブエノスでBD-1をリニューアルした時に、泥除けをつけて大正解。泥除けをつけていなかったら、前輪が跳ね上げる雪(半分溶解している冷たい水)を靴やズボンに浴びてしまい、冷たさに耐えられなくなっていたかも。それから、昨日、サンルイス州に入ってから、道が片道二車線になり、さらに、路肩道も舗装されている部分が増えてきたのも、よかった。雪水を巻き上げながら走るトラックの隣を走らなくてすんだんで。

 昼飯を食べに入ったガソリンスタンドのレストランで、頼んだポヨが、冷たくてガッカリ。あぁ、なぜこんな日に、冷たい食事が出てくるのだ・・・?

 昼も雪は止む気配はなく、ひたすら降り続ける。いつもよりハイペースで走っているにも関わらず、サンルイスまでの道のりがとても遠く感じる。なかなか減らないサンルイスまでの距離の書かれた道路標識を見るたびに「チェッ」と舌打ち。

 それでも16時前に、サンルイスの街に到着。早速お目当てのホステルにチェックイン。すぐに暖かいシャワーを浴び、ホッと一息。さて、書き残してある日記が大量にあるので、ここで、まとめて書き上げることにするか・・・と、パソコンを開いたら、なんと、停電。えぇ~、電気がこないんですか・・・?ホステルのオネェサンは<よくあることよ>って感じで、ロウソクを用意。ん~、しょうがないので、ロウソクの明かりを頼りに、夕食の準備。さっきスーパーで買ってきた牛肉を焼いて、久々にステーキ定食でも食べようかと。

 電気はしばらく復旧せず。ロウソクの明かりで食べた夕食は・・・ロマンチックってワケでもなく、なんだかちょっとモノガナシイ。