Manera de Andes Argentina
なかなか高度があがらないのですが

2010.08.16 / Argentina (Uspallata~Los Penitentes) 本日自転車63km走行 : Total 21380km走行
天気:曇
朝飯→パン 昼飯→パン 夕飯→アサード / 宿→Hostel Dog Gregorio (65ペソ)

(English)
 I run again on the road of Andez.



(Español)
 Corro de nuevo en el camino de Andez.
 一昨日昨日と、青空が心地よい快晴続きだったので、再びアンデスに挑む今日も、心地よい空の下で・・・と思っていたのですが・・・朝、出発する時は、それなりに天気がよかったんですけど、時間が経つにつれ、空にはドンドン広がる雲。山の天気は変わりやすいんデス。9時過ぎには、一面曇り空になってしまった空を見て、出発を延ばせばよかったかも、とちょっと後悔。

 さて、アンデスの山の中を走っているのですが、実は、道は、渓谷の川沿いを通ってまして。そんなにむちゃくちゃなアップダウンが続くわけでもなく、そして、標高3000m越えの世界がずっと続くわけでもないんです。手元のGPSで、Uspallataの標高が1900m。それ以降、2300mくらいを中心に±200mくらいの高さで道が続くという状況。国境は4000m近くにあるって聞いていたんだけど・・・これは、直前まで2500mくらいの道が続き、一気に1500mくらい上らされるパターンなのか?ペルーの北部、チャチャポヤスに向かう道がそんな感じだったんだよなぁ。あの時は、トラックに乗せてもらったから、最後の上りは楽しちゃったんだけど、今回は自力で行くと決めているから・・・できれば、だんだんと高度が上がっていく道がいいんですケド・・・

 ということなので、今日はそんなに大変な道でもなく、あっという間に50kmほど走り、Punta del Vacasという町に。メンドーサで泊まった宿のアリエルオーナーによると、ここに、憲兵所があるとのこと。しかも、頼めば泊めてくれるかもとのアドバイスをもらってまして。ちょいと期待していたんです。で、憲兵所は・・・と思ってキョロキョロしていると、ちょうど町の真ん中あたりに、憲兵所の派出所みたいなのがあり、そこで、検問をしているじゃないですか。で、自転車のオイラも呼び止められ、簡単な職務質問とパスポート提示を求められた。その流れで、検問しているお兄さん相手に雑談に持ち込み、「今日、寝る場所を探しているんですよ」と婉曲的な表現で、泊めてもらいたいことをアピール。が、お兄さん「あと6kmほど行った場所に宿があるぞ」と、つれない返事。ええ、後6km走れば、スキー場があり、そこには、多分、ホテルがあるであろうことは、知っているんですけど・・・多分高いだろうから、避けたいと思っていたんですよねぇ・・・まぁ、まだ時間が早いというのもあり、ここで、ムリに憲兵所に泊めてくれ交渉をするのもナンだと思い、おとなしく、次の町へと向かうことに。

 いやぁ、このルート、アンデスの山の中というのに、結構ぽつんぽつんとそれなりの町があるんですよ。ペルー、ボリビアー、チリ北部の何にもなかったアンデスロードとは大違い。意外と観光ルートのようで。補給スポットや休息スポットがあるという意味で、チャリダーとしては助かるっちゃぁ助かる。

 で、しばらく走っていると、見えてきました、スキーのリフト。まぁ、100ペソくらいまでだったら、宿代出してもいいかなと思って、最初の宿にアタックしたところ・・・なんと、一泊200ペソ。ポカンとしているオイラに、「180ペソまでならまけられるケド」と宿のオジさん。いやぁ、ムリです、さすがにそんなには出せません。その後3軒くらい回って、ことごとく高値で、こりゃもう、テントしかないかなと思っていたところに、Hostelの文字を発見。行ってみると、65ペソでイイと言うじゃないですか。普通に考えたらドミで65ペソって高いんですけどね、他があまりにも高かったんで、即、チェックイン決定してしまいました。

 ここ、他にも泊まっている客が10人ほどいるんですが、皆さんスキー目的。シェア飯のアサドを食べながら、一人の客が持ってきた山岳スキーのDVDを皆で鑑賞。いやぁ、山岳スキー、まじまじと見たのは初めてだったんですが、すごいですな、この人たちって。プロの人たちの滑りなんだろうけど、ホント、メチャメチャな場所をスキーで滑ってて。雪崩と併走したり、崖から飛び降りたり・・・比較するモンじゃないかもしれないけど、こんな、クレイジーな人たちと比べたら、オイラの旅なんて、全然冒険じゃないっすわ。