Tormenta
イースター島4日目:本日暴風のため

2010.09.03 / Chile (Isla de Pascua) 本日 自転車2km走行 : Total 21703km走行
天気:暴風雨 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→ラーメンリゾット 昼飯→パン 夕飯→コロッケ定食 / 宿→Camping Mihinoa(5000ペソ)

(English)
 Today it was bad weather.



(Español)
 Hoy era el tiempo malo.
 サトルくんがバイクをレンタルしたので、朝、早起きして、絶好の朝日スポットという15体のモアイが並ぶアフ・トンガリキに二ケツして行こうという話をしていたのだが、昨日の夜から暴風。暗い中、一応5時半に起きてはみたものの、あまりの風の激しさに、アフ・トンガリキに行くのは断念。お互いテントに戻り、二度寝。

 が、二度寝しようにも、相変わらず風がうるさくて、なかなか眠れない。でも・・・昨晩から、風があまりにもうるさくて、寝不足だったというのもあり、いつのまにやらウツラウツラして・・・目が覚めて時計を見たら10時半を回っててビックリした。

 朝飯を作って食べ終えたら、サトルくんとソンハちゃんが出発するというので、お見送り。別れ際、サトルくんからは、インスタントラーメン2袋いただいちゃいまして。ありがと~、いやぁ、インスタントラーメン、足りなくなるかもって思っていたところだったのよ。これで、イースター島での食生活なんとかなりそうです。

 二人を送った後、今日はハンガ・ロア村近くにある、まだ見ていないスポットを巡るかと準備。暴風にちょっと小雨が交じりだしたのだが、せっかくイースター島に来たのに、動かないのはもったいないという、貧乏根性がでまして、自転車に乗って出発したのでした。この判断が誤っていたということには、すぐ気付くことになるのですが・・・

 で、まず向かったのが、アナ・カイ・タンガタという洞窟。食人儀式を行ったというこの洞窟。なんかおどろおどろしい場所を想像していったのだが・・・普通の洞窟でした。ただ、海岸スレスレにあるこの洞窟、暴風のため荒くなっている海の水が激しく入り込もうとしてくる。ヘタに長居していると、潮が満ちてきて出られなくなるかもと、そそくさと出る。と、外に出ると大粒の水粒が顔に降りかかる。初めは波の水しぶきかな、と思っていたのだが、どうやら、雨。雨が激しさを増してきていたのです。今日はもう一つ、アフ・ビナプという場所へ行こうと思っていたのだが、この雨の中はちと辛いかもと、断念。宿に向かって走り始めたところ・・・突然スコールのような雨が降り始めた。暴風とあわさり、まるで台風のよう。雨宿りしようにも、横殴りの雨のため、木の下や、軒下ではまったく雨よけにならない。立ち止まっていても濡れるだけなので、覚悟を決め、宿まで走ってしまうことにした。

 宿に到着した頃には、全身びしょぬれ。あぁ、今日は天気が怪しかったんだから、一日宿でゆっくりしてればよかった。出かけたのは判断ミスだったなぁ・・・と思うも後の祭り。着替えもそんなに持ってきているワケではないので、とりあえず、下着、Tシャツだけは新しいのに取替え、上着は濡れたままのジャージを羽織る。

 ジャージ以外の濡れた服は一旦手洗いして、椅子にかけて干す。干すといっても、この天気だから、まったく乾かないんですケド・・・

 さてさて、服よりも、庭に張ったテントが、暴風雨にさらされて、飛んでしまわないかと心配だったのだが、さすが、Akto。これくらいの風では飛ばされないし、これくらいの雨では中まで水は浸透しない。

 テント内が大丈夫なことを確認し、共用のリビングスペースに退避。外は風と雨が荒れ狂う中、パソコンを広げ、日記を書いて過ごす。

 夕刻、雨がおさまってきた。しかし、服は濡れているし、道はぬかるんでいるので、観光は断念。で、イースター島に来てから、行こう行こうと思いつつ行ってなかった、日本料理屋<居酒屋甲太郎>に行くことに。空港近くにあるこのお店、ミヒノアから歩いてちょいの場所にある。で、店に入ると、流暢な日本語を話すチリ人の店長が。そして、料理を頼む前に「DVD見る?」と。そう、ここには、イースター島にまつわる日本の番組ライブラリがあって、店内で見せてもらえるのですよ。まずは、世界不思議発見のイースター島特集の回を見せてもらうことに。で、料理なんですが・・・メニューを見ると、美味しそうな名前がズラリ。しかも、あなご丼とかあるじゃないですか・・・思わず、あなご丼をオーダーしようとしたところ、本日、あなごは無いとのこと。明日になれば、サンチアゴから届くからあるんだけどって言われまして・・・残念。ちなみにあなご丼は12000ペソ。結構高い。丼モノはだいたいそれくらいの値段だよと言われ、何にしようか悩む。と、ここで店長が「バックパッカーメニューというのがあるんだけど」と。「え?なんですか?それ?」「日替わり定食で、今日はコロッケ。値段は5000ペソだよ」おお、イースター島で、5000ペソの食事なら安いほうでしょ。「じゃぁ、それでお願いします」とオーダー。<歩くモアイ実験>を実況する世界不思議発見を見ながら、食事が出てくるのを待つ。番組も中盤にさしかかる頃、コロッケが出てきた。なかなかオシャレな飾りつけがなされ、美味しそう。味噌汁と、サービスで、サーモンのマリネをつけてくれ、さぁいただきます・・・ん、ご飯は?「ごめん、ご飯はいま炊き途中なんで、あと10分ほど待って」・・・大丈夫です。オイラ、おかずがなくとも、ご飯だけで食べれる人ですので。で、このコロッケ定食が、ウマイ。あっという間に平らげてしまい・・・やはり、ご飯が来るまで待ちきれませんでした。

 そして、世界不思議発見を見終わった後、<行くぞ!30日間世界一周>というCSで放送されていた旅番組が流れ出し、オモシロそうだったので、そのまま見続ける。水谷さるころさんというイラストレーターがワンワールドを使って世界一周する様子を番組に仕上げたものなのだが・・・これが、ラフなカメラワークと、荒い編集なんですが、なかなかどうして、見せる映像に仕上がっているのですよ。う~ん、この作り方は参考になる。あぁ、なるほど、こういう時もカメラを回しておけば、後で使えるのかぁ、と感心するシーンがいくつも。ん~、オイラのYouTube映像、イースター島編をまとめる時に、さるころさんの旅映像を参考にして、一工夫入れてみようかな。