Baño del mar
イースター島5日目:海水浴日和

2010.09.04 / Chile (Isla de Pascua) 本日 自転車67km走行 : Total 21770km走行
天気:晴時々曇 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→ラーメンリゾット 昼飯→ツナパスタ 夕飯→ラーメンリゾット / 宿→Camping Mihinoa(5000ペソ)

(English)
 Today I went Anakena Beach.



(Español)
 Hoy fui Playa de Anakena.
 朝起きると、昨日の天気とは一転、青空広がるいい天気。いやぁ、ホント、島の天気って気まぐれすぎ。

 で、天気が回復したからには、行っておかねばならぬ場所がありまして。それは・・・オロンゴ。初日、到着してそのまま向かったオロンゴだったので、準備不足のまま向かってしまいまして。いろいろある中でも、ビデオカメラの三脚をもっていくのを忘れてしまい、手持ちカメラでしか映像を撮影できなかったのが、相当心残りで。あの雄大な風景は、カメラを固定させ、落ち着いた画として撮っておきたかったと悔やんでいたのですよ。ちなみに、チケット提示が必要なオロンゴなんですが、受付のおじちゃんに確認したところ、チケットが有効な5日間であれば、何回入ってもいいよとのことでして(ちなみに、ラノ・ララクは一回しか入れないよって言われました)。で、オイラは31日に購入したんで・・・今日がチケット有効期限最終日となる4日。ということで、朝からオロンゴに向けて自転車で出発。

 前回のチケットを見せ、オロンゴに入れてもらい(ちなみに、ラノ・ララクは一回しか入れてくれないようです)、今回は三脚で、固定した映像で、オロンゴの風景を切りとっていく。そして、映画<ラパ・ヌイ>で、過酷過ぎる鳥人儀礼のレース模様を見た後だったので、前回訪れた時とはまた違った感覚で、この断崖絶壁の風景を眺める。

 オロンゴから一旦宿に戻り、昼飯を食べた後、向かったのは、アナケナ・ビーチ。ラノ・ララク、アフ・トンガリキのある場所から近い、アナケナ・ビーチ。本当は、2日前、これらの場所に訪れた時に、一緒に行くつもりだったのだが、見所スポットをじっくり見て回っていたら、タイムオーバーになっちゃって。ビーチはまた後日ってことで、泣く泣く引き返したんですよ。

 で、今日は、前回とは違う道で、島の北東部へ向かうことに。前回は海岸線をひたすら走ったんだけど、今回は、内陸を突っ切る道を走っていくことにしたのです。というのも、バイクで島を回ったサトルくんが、「内陸の道、きれいに舗装されていて走りやすかったですよ」と言っていたので。海が抜群にきれいな海岸線の道を、また走りたいなとは思っていたのですが、海岸線は、帰りに通ってくることにしたのでした。

 特に見所のない内陸の道は、寄り道することもなく、話どおり、道もきれいだったので、1時間ちょいで、アナケナ・ビーチに到着。火山島であるイースター島では珍しい白浜海岸のあるアナケナ・ビーチ、いやぁ、到着した時、その風景に心躍らされました。白浜ビーチがこんなにも気持ちを穏やかにさせてくれるとは・・・というのも、イースター島の海岸って、基本的にゴツゴツしてて、荒々しいんです。それはそれで、魅力的ではあるものの・・・海って厳しいぃ、というイメージになっちゃうんですよ。その点、白浜海岸は、海が優しく迎えてくれるってイメージで。たくさん生えている椰子の木がこれまた、そのイメージを拡張してくれている。

 テンションの上がったオイラは、その場で、Tシャツを脱ぎ、ズボンを下ろし・・・いや、もちろん下は、あらかじめ履いてきた水着デス。で、海へ向かって走り出し・・・ドボン。ひぇぇ~寒い!見た目には超海水浴日和ですが、オフシーズンのただ今、水はメチャメチャ冷たいのデスよ、はい。

 ちょっと泳いだのですが、早々と海から上がり、もっぱら浜辺で日光浴。浜辺にはプカラをかぶったモアイたちが並んでいて・・・イースター島の海岸って雰囲気を演出してくれていて、なんだかとってもいい感じ。

 アナケナ・ビーチを堪能した後、再び自転車にまたがり向かったのは、テ・ピト・クラという場所。ココには、飾られたモアイとしては最大のモアイが倒れている(イースター島で最も大きなモアイは、ラノ・ララクにある建造途中の寝かされたままのモアイ)のと・・・光のへそと言われるパワーストーンがある場所なのだ。パワーストーンとか、あんまり信じていないオイラなんですが、意外と心はワクワクしながら、テ・ピト・クラに向かうのであった。で、到着して、倒された巨大モアイを見ていると、左手にものすごい人だかりが見える。ひょっとしてあれがパワーストーンがある場所か?と思って行ってみると、やはり。多くの人たちがパワーストーンに群がっているのですよ。ここ、手のひらや額を石につけ、パワーを充電するらしく、それを一人一人やっているもんだから、順番待ちの長蛇の列。しかも、前客が、大所帯のツアー客だったもんだから・・・オイラはしばらくうつ伏せの巨大モアイを眺めながら、空くのを待つのであった。

 しばらくして、前客がいなくなったので、いざパワーストーンへ。大きな丸い石の周囲に4つの腰掛石が並べられ、いかにもそれっぽい。ちなみに、このパワーストーン、石自体が磁力を持っているとのこと。この磁場があるゆえに、パワーを持っていると言われているらしくて。ものは試しと、オイラ、カバンにぶらさげていた方位磁針を石に近づけてみる。すると、針がクルクルと回転しはじめるじゃないですか。ふむむ・・・磁場をもっていることは確かみたいですな。で、オイラも両手と額を石につけ、パワー充電ってやってみました。ん~、充電されたのかなぁ・・・オイラ的には、キハーダスの大地に立った時のほうが、パワー充電させてもらったような気がするんですケド・・・

 そんな、ありがたみのないことを思いながら、テ・ピト・クラを後にする。他にもいくつかのスポットに寄り道しながら海岸線を走っていたら・・・日が暮れてきた。宿に到着したのは、ほぼ日の入りと同時刻。ふ~、なかなかタフな一日でした。

 と、今日はまだまだ終わらないのです。実は、2日前映画<ラパ・ヌイ>を見に行くのに、夜の村を歩いていたら、太鼓の音が聞こえてきたんですよ。チラリと覗いてみたら、イースター島のダンスショーみたいで。がぜん興味を持ってしまったオイラ、次のステージが土曜日である今日の夜やることを聞いて、見に行くことにしたんです。

 KariKariというレストラン兼ライブステージのある場所へ。12000ペソ支払い客席へ。ギリギリに到着したため、客席はすでにほぼ満席。ビデオカメラをセッティングしている最中に、ショーが始まってしまった。太鼓が奏でるリズムに弦楽器が乗り・・・ダンサー達が入場。艶かしい腰の動きをする女性のダンスと、荒々しい動きの男性のダンスが絡み合う。

 途中、弦楽器隊が休憩し、打楽器隊だけでアップテンポのリズムを奏ではじめた。オイラ的にはメチャメチャ好きなリズム。これにあわせて激しく踊るダンサー達。おぉ、素敵すぎ!このリズムとダンスのショーをずっと見ていたい。

 1時間ほどで、ショーが終了。いやぁ、いいものを見れましたヨ。ここイースター島は、音楽的にはポリネシアの影響が大きいらしい。う~ん、ポリネシアのリズムも面白いなぁ・・・修行してみたくなってきちゃったぞ。