Hice la pesca
イースター島6日目:一応見たいところは見終わりましたので

2010.09.05 / Chile (Isla de Pascua) 本日 自転車28km走行 : Total 21798km走行
天気:曇のち晴 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→ハムチーズサンド 昼飯→ヤキソバ 夕飯→ラーメンリゾット / 宿→Camping Mihinoa(5000ペソ)

(English)
 I did fishing today. But...



(Español)
 Hice la pesca hoy. Pero...
 日曜日のイースター島。教会でミサがあるというので、教会を覗きにいく。そして宿にもどって朝飯。さて、今日も天気よし。残すところあと一箇所となった<見ておこうスポット>。2日前、雨のため引き換えし、行けなかったアフ・ビナフへ。このアフ・ビナフ、村から近い場所にあるんですけど、ちょっと分かりづらい場所にあるんですよ。海岸沿いの道を走っていたときに、ホントは寄れたはずなんですが、場所が分からず、素通りしちゃって。

 今回も、場所が分からずウロウロしていたら、現地のオジちゃんが「ビナフはあっち」と教えてくれた。オジちゃんの指す方向に行ったら・・・ありました、アフ・ビナフ。ここにはかなり保存状態がよいアフが残されているとのこと。で、そのアフの石組みが・・・まるでインカの石組みを髣髴させる、剃刀一枚通さないほどの精巧な石組みでして。う~む、なるほど、この石組みを見ると、イースター島とインカとの間には、なんらかの因果関係があったにちがいない、と考古学的には勘ぐりたくなりますなぁ。そして、ここには、島で唯一立てられているという女性のモアイ像もありまして。女性のモアイ像は、モアイがかぶっているプカラと同じ、赤色岩で作られているんです。赤色岩って高貴なモノに対してのみ使われたものらしく・・・この女性モアイはイースター島の皇族のお后をモチーフにして作られたのではないかと言われているそうです(世界不思議発見から仕入れた知識)。

 アフ・ビナフを堪能したところで、一応イースター島で見たい場所は制覇。後はゆるりとイースター島滞在生活を楽しむってことで。とりあえず、天気がよいので、大好きな海岸ロードをサイクリング。お気に入りの場所である、ハンガ・テエに行ってみる。何度見ても倒されたモアイ像は、オイラの心をくすぐります。

 宿に戻り、遅い昼飯を食べた後・・・いよいよ、釣りをすることにしたのでした。ペン型の小型釣具に、針を装着。餌とするソーセージハムを買ってきて、いざ、海岸へ。釣りのポイントはどこがいいのかなぁとウロウロしていたら、地元のオジちゃんが「あのへんがいいぞ」と教えてくれた。オジちゃんが指差した岩場には二人ほど人影があり、なにやら撒き餌をしている模様。早速その場所へ行ってみる。撒き餌をしていたおじちゃん達に挨拶して、隣で釣り糸をたらす。コチラの人たちは、釣り棒とか使わずに、大きなドラム状のリールから直接釣り糸を伸ばし、手でたぐっている。う~ん、ワイルドだ。

 2時間ほど粘ったのだが・・・まったく釣れる気配がない。釣り糸をたらすと、餌のソーセージハムに小型の熱帯魚チックな魚が群がるのは見えるのだが、くいつかない。まぁ、大物狙いで、でっかい針をつけているために、彼らが釣れるってことはないのだが・・・撒き餌をしていたオジちゃんたちも、今日はダメだみたいな感じで、早々に引き上げていく。オイラも場所を変えるかなと思った瞬間、竿に大きな手ごたえが。おぉぉぉぉ、ついにかかったかぁ!と喜んだもつかの間、お約束どおり、岩場に針がひかかってしまったようで。ひっぱっても取れない。しばらく格闘したのだが、取れず。唯一の針を失いたくはなかったのだが、泣く泣く糸を切る・・・という結末で、イースター島釣りキチ体験、あえなく終了。

 その後、村をブラブラすることに。日曜日の午後のハンガ・ロア村は静か。メイン通りはほぼ人影なし。そのまま海岸にでたら、運動場ではサッカーの試合が行われていた。多くの人が運動場をとりかこんで、観戦。

 海岸に出ると、小さな浜辺で泳いでいる人たちがちらほら。遠くには波にのるサーファー達。ふと、足元の岩場先に広がる海辺を見ると、5匹ほど亀がプカプカ泳いでいる。まったりのんびり、平和なイースター島の午後です。

 そして、ミヒノアに戻り、夕食の準備。窓の外には、次第に沈みゆく夕日が。海際に雲がかかっていない今日、これはひょっとして・・・実は、これまで、毎日海際に微妙に雲がかっていて、海に太陽が沈む瞬間は見れなかったんですよぉ。本日、ようやく海に沈む太陽を拝むことができました。いやぁ、感動の夕日でした、ハイ。