Ahogándose
イースター島7日目:ひょっとして水難の相が?

2010.09.06 / Chile (Isla de Pascua) 本日 自転車10km走行 : Total 21808km走行
天気:大雨のち晴 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→ハムチーズサンド 昼飯→ラーメンリゾット 夕飯→ラーメンリゾット / 宿→Camping Mihinoa(5000ペソ)

(English)
 I had trouble today! It was heavy rain, so my tent was under water...



(Español)
 ¡Tenía dificultades hoy! Era la lluvia pesada, para que mi tienda estaba bajo agua...
 今日、ダイビングをしようと、昨日のうちに申し込んでいたのだが、その後天気を確認しようと天気予報を見てみると・・・6日の天気は雨と出ているじゃないですか。いやいや、夕日があんなにキレイに見えたのに、雨って・・・んでもって今日、朝起きると曇天。やっぱり天気予報は当たるもんですな。今にも雨が降り出しそうな空模様。これは・・・と思っていたら、雨がポツポツ降り出した。パソコンを持って、リビングルームに退避。午前中は日記書き作業かな、とパソコンに向かうオイラ。そこに、新たにミヒノアに来たマリコちゃんとユキコちゃんがやってきたので、しばしお話。せっかくイースター島に来たのに雨ですねぇ~なんて会話をしながら、外を眺めると、雨はどんどん強くなっていく。外に見えるは、雨に打たれるテント。おそらくこの時すでに、テント内では大変なことが起こっていただろうに・・・オイラはまったく気付かず、のほほんとイースター島話。

 さて、小降りになってきたので、マリコちゃんとユキコちゃんは出かけるとのこと。オイラは、今日の悪天候では、ダイビングはムリですね、とのメールを打とうと、メールアドレスの書いてあるダイビングセンターのチラシを取りにテントへ戻ったところ・・・

 テント内がえらいことに!

 テント内に池ができている!

 困ったことが起こった時って、頭が状況を拒否するのか、瞬間的には状況を把握できないんですなぁ。しばらくこの困った状況を眺めるだけの時間が続く。

 寝袋が水に浸かっている。カバンの中に水がたまっている。カバンの中には、着替えや自転車工具、ガイドブック、地図、その他モロモロが入っている・・・と、なんだか冷静に状況を確認。

 果たしてこの空白の時間が何分間だったのか?オイラの記憶をたぐっても出てこない。次の瞬間、とにかく水をかき出さなきゃと、池状態になっているテント内の水を外へ出す。続いてカバンの中の水を外へ。ココでようやく、この惨事をビデオに収めねばという、映像監督モードに頭が切り替わる。テント内状況はまだ水びだしではあるのですが、水はあらかたかき出した後なんで、映像的に弱い・・・う~ん、いかん、こんな時には、まずビデオを回せるようにならなくては。まだまだ映像監督としての修行が足りませぬ。

 それにしても、この間のスコール雨でテント内はなんともなかったから、今回も大丈夫だと思っていたんだけどなぁ・・・確かに今回の方が雨は強かったけど、なにも、こんなに水が浸透しなくてもいいじゃないか・・・

 寝袋とか着替えとかは、まぁ干して乾かせばいいだけの話なので、大したことはないのだが、ショックなのは、ガイドブックと地図といった紙類が濡れちゃったこと。持参したトイレットペーパーは完全に使えなくなり、ゴミ箱へ。ロンプラのチリページだけ切り取って持ってきたガイドブックは、この先も使う重要書類。乾かすしかないのだが・・・紙ってなかなか乾かないんですよ。乾いたとしても、ページがフニャフニャと波打っちゃうし。そして、運が悪いと、ページがくっついちゃって、剥がそうとするとびりびり破けちゃうなんてことも・・・

 まぁ、とにかく、濡れたものを全て吊るし、乾かすことに。幸いにも、雨は止み、少しづつ日が差してきた。

 天気は回復したとしても、気分的にダイビングって感じじゃなくなってきた。ダイビングは明日に延期させてください、とダイビングセンターにメールを打つ。すぐに、了解という返事が返ってきた。

 なんにせよ、電化製品類はすべてキッチンの棚に入れておいたのは大正解だった。これをテント内に置いていたら・・・あぁ、考えるだけで、恐ろしい。

 午後になり、天気は完全に回復。日が出て青空が見えてきた。日光にあたり、早くも乾き始める水没品たち。ふ~、そんな水没品を見ながら、ふと思う。それにしても、この旅では、結構水難に遭遇しているなぁ・・・と。ひょっとして水難の相が・・・でてますか?