Buceo en el medio del Pacífico
イースター島8日目:太平洋の真ん中でダイビング

2010.09.07 / Chile (Isla de Pascua) 本日 自転車5km走行 : Total 21813km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→ハムチーズサンド 昼飯→ラーメンリゾット 夕飯→ラーメンリゾット / 宿→Camping Mihinoa(5000ペソ)

(English)
 I dive into the sea today.



(Español)
 Buceo en el mar hoy.
 イースター島出発を明日に控え、実質最終日となる本日、今日こそダイビングを!と朝起きてテントを出ると・・・いい天気。これは絶好のダイビング日和となりそうです。

 11時頃来てと言われていたので、一応10時半に行ったところ、「今、ダイビングできるかどうか、海の状況を確認しに行っているから、ちょっと待ってな」とのこと。ん、晴れていても、潜れない日があるのかなぁ。だから料金は後払い制なのか?そう、今回申し込んだダイビングショップ、料金はめずらしく後払い制なのです。

 イースター島のダイビングスポットをまとめたビデオを見ながら待っていると、「今日は潜れるぞ」との連絡が。よぉし!で、今回オイラが潜るポイントはというと・・・海底でモアイと会えるポイントをお願いしたんです。せっかくイースター島でダイビングするんですから、海の中でもモアイに会いたいじゃないですか・・・って、この海底モアイ、倒されて沈んだ本物ではなく・・・実は、映画撮影用に沈められたイミテーションらしいですけどね。

 ま、ともかく、ウェットスーツに着替え、タンクにBCDを取り付ける・・・と、久々だったんで、レギュレータを逆に取り付け、注意されちゃいました。そうそう、レギュレータは右手側だった。いやぁ、ガラパゴス以来となるダイビングだもんなぁ・・・月日が経つのは早い。あれはもう、一年以上も前の話か!

 今日のオイラのバディは、ダイブマスターのクリスチャン。「ヨシ、潜りは何回目だ?」と聞かれ「ん~、4箇所で潜っただけです」と答えたら「まだまだベイビーだな」と。ええ、まだまだベイビーです、しかも久々のダイブで相当緊張してます。

 12時近くになってようやく、小型船に乗り込み、沖へ。沖といっても、すぐそこ。振り返ると、島がすぐそこに見えるポイントなのですが・・・こんな場所なのに、波が荒い。パナマ~コロンビア間のヨット旅で、相当外海に出たのと同じくらいの揺れ状況。今回は近いから大丈夫だろう、と思っていたのだが、早くも船酔いの気配を感じるオイラ。気持ち悪くなる前に、海に入っちゃおうと、そそくさと準備し、バックでエントリー。

 海の上でクリスチャンからいくつか事前確認項目を聞き、いざダイブ!今回は錘4つだったのだが、ちゃんと沈めた。うん、順調。そして、圧平衡も問題なし。下を見ると・・・おぉ、早速見えてきました、海底モアイが!それにしても、この海のキレイさには驚かされました。水の透明度が抜群にいいため、24m下に沈んでいるというモアイが、全然見えるのだ。さすが、陸から最も遠い孤島、イースター島。周囲に海を汚すものがないだけのことはある。

 で、モアイの正面に回り、挨拶をした後、珊瑚礁が広がるゾーンへ。ここイースター島の海底に広がる珊瑚礁の素晴らしいことといったら、もう!珊瑚礁、もちろん、これまで潜った場所でも立派なものがあったんですが、なんか、ここイースター島で見える珊瑚礁は、見え方が違うんですよ。水の透明度が高いため、珊瑚礁が奥まで見え、その巨大な全体像が目の前にせまってくる感じなんです。

 そして、その珊瑚礁には色鮮やかな魚たちが。オイラが釣りをした時に、おそらく、餌のソーセージハムに寄ってきたと思われる、アオ色の縞の入った魚が泳いでいたり、派手な黄色のテッポウ魚が漂っていたり、まんまる姿がカワイイふぐがいたりして。あぁ、やっぱりお金をケチらないで、水中カメラレンタルすればよかったとちょっぴり後悔(ということで、今回、水中写真および映像はありません。期待していた皆さん、ゴメンナサイ。この絶景な海の光景はオイラの胸の中だけにしまっておきます)。

 真っ白な砂の海底に到達したところで、クリスチャンが前方の砂地を指差す。よく見てみると・・・そこに居たのは、見事に砂地にカモフラージュしたカレイ。おぉ、思わず、美味そう・・・て思っちゃったカレイ好きなオイラ・・・

 いやぁ、楽しいぞイースター島ダイビング。アッという間に時間が経ち、オイラのボンベの空気残量が50を切ってきた。それを確認したクリスチャン、もうちょっと泳いでから上へあがろうと指示。美しい珊瑚礁をユルユルと見ながら、だんだん浮上していく。で、しばし、減圧待ち・・・が、意外と海流が強い海の中、一定の場所に留まっているのは不可能で、ボートが垂らしている錨のロープにつかまり、なんとか位置を保つ。

 そして、海上へ。船の上にあがるも・・・寒いし、揺れる。これだったら、海の中のほうがいいのにぃ・・・他の人たちが上がってくるのを待つ時間が辛すぎる。この待ち時間でオイラは完全にグロッキー。いやぁ、ダイビングは楽しいんだけど、船は嫌いだ。

 陸に戻ってようやく元気が回復。今日のダイブは、一本のみ。ホントはもっと潜りたいんだけど、料金が高くてね・・・一本60ドルで、二本だと120ドルもするんで。でも、一本でも十分満足。さぁて、この調子で世界の海を制覇するぞぉ~。次のダイビングは、どこにするかな。