Nueva cámara
新たなるパートナー

2010.09.26 / Chile (Temuco) 本日 自転車0km走行 : Total 22097km走行
天気:曇時々雨 ネット:1
朝飯→ハムチーズサンド 昼飯→ハムチーズサンド 夕飯→ジャーマンポテトみたいなの / 宿→Hospedaje Flor Aroca(6000ペソ)

(English)
 I bought new camera.



(Español)
 Compré la nueva cámara.
 昨日の夜は、新たなるビデオカメラを探して、ショッピングモールの電化製品コーナーをウロウロ。SONY、Panasonicといろいろ置いてあり、いじらせてもらうも、オイラ的にはイマイチしっくりこず。その中では、SumsungのSMX-C10(日本未発売)という機種がよさげだったのだが、手に持った時、微妙に大きい。SANYOのSH-11がいかにコンパクトで持ち易かったのかを改めて実感。

 で、ビデオカメラコーナーを後にして、ふと隣のデジカメコーナーを見たところ、コンデジカメラが一台、目に飛び込んできた。CanonのPowerShot SX210IS。デザイン的に一目惚れ。そして、どうやら、ハイビジョンのムービーも撮れるコンデジらしい。Optioを買い換えようと思っていたところだし、ビデオカメラの代わりになるのなら、コンデジを買っちゃうのもありか、と思ったものの、ただ、機能がどうなのか・・・ビデオカメラの代わりとなる映像が撮れるほどのものなのか・・・店員さんのスペイン語解説を聞いてもよくわからなかったので、一旦帰ってネットで調べながら検討することにしたんです。

 そんなこんなで、昨日の夜は、ずっとネットで最新デジカメ動向をチェック。どうやら、SX210ISはムービーコンデジとしては、今出ている機種で、最強のものらしい。映像サイズはハイビジョン(ただし、1280x760のみでフルは無し)OK、25mm相当の広角レンズに、14倍ズームつき、しかも、ほとんどのコンデジでは不可能な、ムービー撮影時のズームが可能という。そして、なによりオイラの心を傾けたのが、音声品質のよさ。ステレオ録音可能で、音声がクリアに入ると評判なのだ。映像は、画質もさることながら、音声が相当重要ですから。

 と、オイラには相当魅力的なコンデジなのだが、ネットの評判はそれほど高くない。買った人はおおむね満足しているようだが、そんなに売れている機種でもないらしいのだ。というのも・・・これ、同時期に出た他社のコンデジモデルがよすぎたかららしい。ライバル機となったのは、SONYのCyberShot DSC-HX5Vと、PanaのLUMIX DMC-TZ10。特にHX5Vは相当評判高い。ちなみに、HX5Vも店頭に並んでいて、チリでも入手可能。広角が24mmとSH210ISより広いし、フルハイビジョンのムービー撮影が可能。そして、スイングパノラマという魅力的な機能までついている。あぁ、こりゃ、売れるわ。オイラも、こちらにしようかと思いましたモン。最初機能概要を見たとき。が、HX5Vは残念なことに、音声がイマイチっぽい。機械雑音や風雑音を避けるためか、強力なローパスフィルターがかかっているみたいで、音がモコモコしがちのようで。確かに、YouTubeでそれぞれの機種で撮影した映像を見比べてみると、音は格段にSX210ISの方がいい。う~ん、この辺の仕様はSONYさんらしいなぁ。

 ちなみに、以前買い換えるなら・・・と書いていたミラーレス一眼かRICOHのGRDⅢ。売ってなかったし、やっぱし、オイラの利用用途を考えると、デジカメは機動性重視で、ポケットに入るくらいの小型でないとダメだなと思いまして。選択肢として、今のOptioくらいのサイズのものに絞ったのですよ。

 最終的にはSX210ISか、HX5Vが候補に。もう一つ、CanonのS95もメッチャ魅力的だったのですが、こいつは、日本でも発売されたばかりで、チリでは手に入らないっぽいので、残念ながら却下。で、散々迷ったのですが、CanonのSX210ISを買いました。理由としては・・・

・ビデオカメラの代わりとして十分なクオリティのムービーが撮れそう(音がきれいに収録できるというのが絶対条件。オイラのパソコンのスペックからフルハイビジョンの必要はなし。ムービーボタンがついており、モードの切り替えなしに、すぐにムービー撮影ができる)

・デザインがよい(丸みを帯びた曲線形状が好み。電源オフ時は、すっきりフラット。ちょいと大きめだが、今使っているカメラケースに入り、今まで通り、常にポケットにいれてられる)

・デジカメとして静止画もキッチリ撮れる(画質はCanonだから大丈夫でしょう。お遊び機能で魚眼撮影ができるのが魚眼好きとしては高ポイント。カメラ内パノラマ撮影ができないが、パノラマ用の補助機能がついているので、パノラマ画像はPhotShopで作ればいい、と割り切り)

 で、今日は一日、この新しいパートナーと戯れておりました。まず、上に挙げた、購入決め手条件は全て、実際の使用感として上々。

 まず、ビデオ機能の映像、音が想像以上によいのが嬉しい悲鳴。なんてったって、コンデジの映像機能って、Optioの<とりあえず撮れます>程度のイメージでしたから。音は、基本的には十分なクオリティなんですが、風きり音が入りやすいのがちと残念。SH-11で撮影した映像より気になっちゃう感じ。自転車で走りながら撮影だと、絶対風がのっちゃうんで、ノイズカット処理してあげないと辛いかなぁ・・・まぁ、ちょいと気になる程度なんで、なんとかなると思うんですけど。そして、撮れる画に驚いた。いや、ホントにキレイ。で、25mm相当の広角の映像は自分撮りしやすい。SH-11も広角が強いということで使っていたんですが、全然こっちの方が広くて心地よい画が撮れる。コンデジの場合、自分撮りの際、モニターは見れないんですが、この広さだと、大体レンズの方向を合わせておけば、画面におさまるので、まったく問題なし。いやぁ、こんだけ撮れれば、もうムービーカメラは必要ないですよ。一台で静止画、動画ともに楽しめます。

 そして、スチルのクオリティも、まぁ満足。もうちょっとダイナミックレンジが広くなって、色の階調が深くなっていることを期待していたんだけど、この辺がコンデジの限界か。いや、でもこんだけ撮れれば満足です、ハイ。今日のところは、残念ながら天気は曇なんで、オイラの一番気になっている青空のアオ色をどう表現してくれるのかは、まだ確認できないのですが、曇時の屋外、建物内で撮る写真は満足レベル。遅いといわれていた立ち上げ時間も、今までのOptioと比べてそんなに変わらないので、オイラ的には気にならない。あ、撮りたいと思った瞬間に、ポケットから取り出し、シャッターを切ることができる。インタフェースがまだ手に馴染んでないから、ちょっと違和感があるけど、まぁ、これはじきに慣れることでしょう。

 で、久々にズーム撮影をしてみたのですが、14倍の光学望遠があると、ボケ具合もいい感じ。ピントが合いづらい気がするんですが・・・まぁこれだけの望遠ならしょうがないか。フォーカスに関しては補助機能がいろいろついているみたいなので、のちのち試してみることにしよう。

 そして、楽しみにしていた魚眼効果。これが、面白い!デジタル加工しているだけなんで、もちろん、パソコンに取り込んでソフトで作ることもできるんですが、カメラでリアルタイムにプレビューを見ながら撮れるというのがいい。あぁ、これ、静止画撮影の時しか使えないのが残念。動画撮影時にも使えたらいいのに・・・

 レストランなどの屋内撮影も、フラッシュなしで、いい雰囲気で写す事ができる。そうそう、SX210IS、フラッシュが内蔵されていて、しかも、電源オンオフ時に自動的にポップアップ、ダウンするんです。これ、フラッシュをあまり使わないオイラとしてはちとウザイ。フラッシュを押さえておくと、立ち上がらないので、電源オン時には常にフラッシュを押さえておくようにしてます。ただ、レンズが3.1~ということで、とびきり明るいレンズってワケではないので、暗所撮影に強いわけではない。ローライトモードなどもあるのですが、シャッタースピードが遅くなるのか、ブレやすい。暗いところでぶれないように、ISO感度を高くしてさらにシャッタースピードも高くというモードがないのかなぁ・・・Optioはぶれ防止モードというのがあって、結構重宝してたんです。まぁ、SX210ISはマニュアル設定できるから、いざとなれば、自分でやればいいか。

 そう、SX210ISはマニュアル操作ができるんです。もちろん、一眼ほど自由度が高いわけではないんですけど。でも遊びと割り切れば十分楽しめる程度にはいじれまして。シャッタースピードは15秒開放まで調整できるし、ISOは1600まで変えられる。これは、Optioではどうしても出来なかった星空撮影も可能なのでは?満天の星空をなんとか写真に収めたいと何度思ってきたことか・・・

 ただ、絞りをマニュアルでいじっても、そんなに効果が出ないのが残念。撮像素子が小さいため、そもそも被写界深度を深くとりづらいコンデジなので、しょうがないのだが、もうちょっと、ボケ感に違いが出せると期待していたんだけどな。

 あ、でもボケ感は、マクロや望遠撮影で出来るので、いいんです。そうそう、マクロ撮影もいい感じ。オイラの場合料理撮影でマクロ機能を多用しますんで、結構重要な機能だったりするのですよ、接写マクロでの撮り心地。

 そんなわけで、旅のパートナーとしてガッツリ合格です、SX210IS。これからヨロシクです。いやぁ、それにしても、コンデジ、相当進化してますなぁ。写真、動画とりまくりのオイラの旅でも、コイツが一台あれば十分満足できますわ。

 そんなこんなで、一日、テムコの街をブラブラしながら、撮影しまくってました。そして腹ペコ。夕飯を食べたのですが、それだけでは腹の虫はおさまらず、帰り際に見つけたホットドック屋台で一つ買って小腹を満たそうと思ったのですが、あいにく、オイラの前の客でパンが品切れ。「今日はもう終わりだ」とお兄さん・・・えぇ~・・・と思っていたら「パンにはさむソーセージが余っちゃったなぁ、タダでやるから食べるか?」と、お兄さん。いいんですか?じゃぁ、遠慮なくいただきます。ごちになります。塩茹でされているソーセージがウマイ。そうか、スーパーで買うと安いこのソーセージ、塩茹でするとイケるなぁ、いままで焼いて食べてたけど、次回は塩茹でして食べてみるとするか。