Porque hay una montaña
山がそこにあるから

2010.10.01 / Chile (Pucon) 本日 自転車0km走行 : Total 22314km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→焼鮭ご飯(自炊) 昼飯→タラコパスタ(自炊) 夕飯→ラーメンリゾット+焼き肉(自炊) / 宿→Monkey Puzzle(5000ペソ)

(English)
 Today I walked in Pucon town.



(Español)
 Hoy entré Pucon.
 本日の朝飯は、これまた汐見荘で塩漬けしておいた鮭の切り身。この塩鮭を焼いてご飯と味噌汁とともに食う。めっちゃウマイ。それにしても、塩漬けは保存食としてイケるなぁ。まだタラコがいくつか残っているんだけど、どれくらいもつんだろ?気温が低いこの時期なら、カバンの中に入れておいても、冷蔵庫で保存しているのと似た様なもんだから、結構もつ気がする。

 さて、今日は特に何をするとは決めてなくて・・・プコンの街をブラブラすることに。いやぁ、湖の畔のいい街なのですが、日本人にはあまり知られていないようです、ここプコン。

 オイラは何で知ったかというと、実は、プコンは、ブエノスで知り合ったヤスヨさん&ポール夫妻が強烈にお勧めしてまして。で、ヤスヨさんのお勧めで、行ったというハルミさんも、汐見荘で再会した時、プコンよかったって言ってて。

 そうして知ったプコン。スコットが引いてくれたチリ散策ルートでもプコンは通り道になっていたんで、じゃぁ楽しんでみるか、ということで、期待して来たんですよ。

 が、ヤスヨさんもハルミさんも「プコンは温泉がよかったよぉ」としか言ってなかったんで、プコン=温泉くらいしか分かっていないオイラ。まぁ、自転車旅の疲れを癒すべく、温泉三昧もいいか、と思っていたのだが・・・プコンに来て調べてみると、プコンの街から温泉地までは、若干距離がある。一番近い温泉でも30km近く離れているじゃないですか・・・バスで行けばすぐじゃんとは言うものの、こういうところへは自転車で向かいたいんですよねぇ、オイラとしては・・・でも、この距離は、ちと辛い。

 と、温泉巡りはビミョーになってきたところで、他に何かないのかと、調べてみると、実はプコン、ネイチャーアクティビティが盛んだということが分かってきまして。トレッキングに、ラフティング、カヤック、釣り、キャノピー、マウンテンバイク、スキー、スノボ等、いろんな遊びができるらしい。で、その中で一番のお勧めアクティビティが<ビジャリカ火山登頂ツアー>だという。雪でスッポリ覆われたビジャリカ山の頂上まで行き、硫黄分たっぷりのモクモク噴煙を吸ってくるというもの(以前はマグマが見えたらしいのだが、今は噴煙しか見えないらしい)。3000m弱の山登りですよ。しかも、雪山登山ですよ。旅の疲れを癒すために訪れたプコンなのに、これに参加したら、返って疲れをためこんでしまう・・・

 ええ、止めようと思ったんですよ。こういう疲れそうなことは。でもね、街からビジャリカ火山が見えるんです。朝方は雲でスッポリ覆われていた山頂も午後になって、次第に雲が取れてきて、夕刻には、まったく雲がなくなって・・・素敵な姿のビジャリカ火山を見ていたら、登ろうかなって気持ちになってきちゃって・・・山がそこにあるから、登りたくなるんですね。登山家の気持ちが少し分かりました、ハイ。

 さらに、この雲の様子を見て判断したオイラの天気予報センサーによると、明日はおそらく超快晴。ビジャリカ登山、上りたくても、天候が悪くて上れなくて涙を飲んだ人がたくさんいるというのに、好条件に恵まれるのに登らないってアリなのか?明日、快晴の空を見たら、きっと後悔することになるぞ、と悪魔の囁きが(いや、結局登って大正解だったので、この囁きは天使の囁きだったんでしょう)・・・

 9割がた登る気にはなっているものの、登るぞという決心はつかず、微妙な心もちのまま、とりあえず、ビジャリカ火山登山ツアー情報を収集するため、ファニーバニー(3年目にしてオイラのBD-1をようやく命名しました)に乗って、ツアー会社を巡ってみた。すると、<TURISMO AVENTURA>というツアー会社のオジさんが、オイラの自転車を気に入ってくれて、他の会社では、だいたい35,000から40,000ペソくらいするツアー料金を「その自転車に免じて30,000ペソにまけてやろう」と言ってくれたじゃないですか。う~む、6,000円くらいで登れるのなら、いいか、と結局これが決定打となり、ツアーに申し込み。

 さぁて、明日7時集合&出発に遅れないよう、早めに寝るとするか。