A veces camino
たまには歩いて

2010.10.09 / Argentina (Villa La Angostura) 本日 自転車6km走行 : Total 22613km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→ホットドッグ弁当 夕飯→エントラーニャ / 宿→Hostel Angostura(60ペソ→50ペソにおまけ)

(English)
 Today I walked in National Park.



(Español)
 Hoy entré en Parque Nacional.
 ナウエル・ウアピ湖の畔にあるビジャ・ラ・アンゴストゥーラの町、町外れには、ケトリウエ半島という湖に突き出した場所があり、ここが国立公園になっているのですよ。ここは、ウォルト・ディズニーが訪れ、あの<バンビ>を思いついた場所とされていて、別名<バンビの森>と言われているアラジャネスの森がある国立公園らしい。

 で、本日、行ってきました、その国立公園。ケトリウエ半島を縦断するトレッキングルートは自転車でも走れるとのことなので、ファニーバニーにまたがって、向かったのですが・・・公園入り口のオフィスで、入場チケットを買ったところ「歩きですよね」と、お姉さん。「いえ、あの自転車で行くつもりですが」「ヘルメットは持ってますか?」「いや・・・」「じゃぁダメです」「・・・」

 どうやら、自転車でここの国立公園内を走るには、ヘルメット着用が義務らしい。「いや、無くても平気なんですが」「規則ですから」と頑なな反応。しょうがないので、「ヘルメットだけを貸してくれるところはありませんか?」と聞くと「100mくらい離れた場所にある、公園事務所に行って聞いてみてください」とのこと。で、その公園事務所に行って聞いてみると、「セントロまで戻らないとないですね」との反応・・・うむむ・・・セントロまでは3kmくらいあるのだ。平坦な道ならなんてことはないのだが、結構アップダウンがある・・・あぁ、もうめんどくさくなってしまったので、ファニーバニーは置かせてもらって、歩きでトレッキングすることにしたのでした。再び、公園入り口のオフィスに戻り、「ヘルメットが入手できないので、歩くことにしました」とお姉さんに伝える。「じゃぁ、ココに置いていってくださいね、自転車」と、しっかり自転車を置いていったことを確認されがてら、見送られて出発。

 ここんところ、どこへ行くにも大体自転車に乗って行ってたので、久々となる歩きトレッキング。片道12kmの半島横断・・・往復24kmって結構な距離じゃないですか?

 さて、トレッキングルートは、最初急な上り道があったものの、それを越えたら、緩やかなアップダウン道になった。あぁ、これなら、自転車で走ると楽しかっただろうなぁ・・・と思っていると、だんだん道が山道状態に。木の根がむき出しになってボコボコしてるわ、その辺にぬかるみがあるわで、完全なオフロード道。うむむ、これは、オイラのファニーバニーでは辛かったかも・・・歩きにして正解だったと思うことにしよう。あの頑ななお姉さんに感謝だな。

 途中、湖を見たりしながら、12km歩き続け、ようやく半島の先っぽに到着。この先っぽのところに、アラジャネスの森があるのだ。標識に従って、アラジャネスの森に入ると、雰囲気が一変。これまで、緑の木が覆い茂っていたのだが、この一帯だけ、ひたすらサルスベリの木が生えている。緑の世界から、茶色の世界へ。

 このサルスベリに囲まれながら、お弁当タイムにする。作ってきたホットドッグサンドをほおばる。

 アラジャネスの森を抜けたところに、ボート乗り場があった。歩いて縦断する以外にボートでココまで来るという手段もあるらしい。ちょうど戻りのボートがあったら、ボートに乗って戻ろうかなとも思ったのだが、来る気配がなかったので、やはり歩いて戻ることに。それにしても、ボート乗り場から見る、ナウエル・ウアピ湖は最高に美しい。そうそう、このナウエル・ウアピ湖には、あのネス湖のネッシーみたいな、未確認生物が生息していると言われているらしい。この深遠なる湖を見ていたら、そんな生物がいてもおかしくないかも、と思わされてくる。それくらい、神秘的な美しさを持ってます、この湖は。

 ちなみに、本日、アラジャネスの森をウロウロしていたのは、オイラと、もう一組の旅行者カップルくらい。この人の少なさは、オフシーズンだからなのか?

 さて、帰り道、せっかくいい感じの森が広がっているので、写真撮影を楽しみながら歩くことに。森って木陰になるため、意外と暗い。そんな中をオートの露出で撮影すると、どうしても、オーバー気味の写真になってしまう。そこで、絞りをカメラが設定する適正露出から2/3~1くらいさらに絞って撮影する設定にして、撮影。うんうん、森の雰囲気はこんな感じの方が近い。

 さらに、多層にいろんなものが存在する森の中は、望遠気味にして画を圧縮させ、かつ、ボケ味を生かして立体感ある写真を撮るのが面白い。ズームで寄るのも楽しいなぁ、これ、結構やみつきになりそうだ。

 そしてそして、森の中のトンネルのような小道にかかる枝葉が、歩いているオイラを覆いかぶそうとする感じを撮ってみようと、魚眼レンズモードで撮影。うんうん、心象的にはこんな感じ。いやぁ、遊べるなぁ、SX120IS。こいつを片手に歩いていると、退屈しなくてすむ。ということで、帰りの12kmもあっという間に歩き終えてしまったのでした。

 しかし、24km歩くって結構疲れる。甘いものが欲しくなっちゃいまして・・・町へ戻って、昨日、目をつけておいた、アイスクリーム屋へ。町を歩いていたら、みんなここのアイス屋のアイスをペロペロ食べながら歩いているんですよ。そりゃ、食べたくなっちゃうってもんでしょ。昨日行ったんだけど、えらい行列が出来ていて、断念。今日は、それほど混んでいなかったので、皆が食べているダブルアイスをオーダー。値段はなんと4ペソ。日本円で80円くらいでダブルのアイスが食べれるんですよ。日本でサーティーワンで食べたら、いくら取られるんだってほどのボリュームをこの値段で!ここは、チョコが名産ですから、もちろんオイラはチョコのダブル。オーソドックスなピュアチョコと、ナッツ入りのチョコをチョイスして盛ってもらいまして。ホホホ、疲れが一気に吹っ飛びました。激ウマです。