La ciudad de la oferta dónde quiero vivir en
住みたい候補地ナンバー2の街

2010.11.9 / Chile (Coihaique) 本日 自転車0km走行 : Total 23627km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→シリアル 昼飯→ハンバーガー 夕飯→惣菜 / 宿→Hostal Maria Ester (8000ペソ)

(English)
 Today I walked around Coihaique.



(Español)
 Hoy dí una vuelta Coihaique.
 昨日爆走しすぎて、体が疲れてる。今日は、疲れをとるべく、ゆっくりしようと思っていたのに・・・7時にパッチリと目が覚めてしまった。朝早くから走り始めるチャリダーの習慣病デス。二度寝しようかとも思ったのだが、外を見ると、快晴。こりゃ、外へ出ないともったいない、ということで、散歩することに。

 コイアイケ、街の中は、まぁ、よくあるチリの街なんですよ。目抜き通りには、お店や銀行が並び、中心にはアルマス広場があって、人々が溢れている。街を歩いている分には、そんなに特別な魅力を放つ街ってワケでもないんですが・・・チャリダーのオイラとしては、昨日、この街に入ってくる時に気付いたのですよ。ここは、周囲を散策してこそ魅力を満喫できる街だ、とね。

 ということで、まず、街の西側を流れるシンプソン川を渡って、森林道を散歩。う~ん、心地いい。そして、再び街に戻ってきて、西側道路沿いにあり、シンプソン川を一望できるミラドール(展望台)へ。ここからの眺めが抜群にいい。心癒される空間です。

 さて、午後、街の屋台のハンバーガーで昼飯をすませ、宿のおばちゃんに聞いた自転車屋へ向かう。折れてしまったフロントキャリアを修理するためだ。溶接作業って、自転車屋というより、自動車修理屋でやってくれることが多いのだが、ここ、コイアイケでいくつか自動車修理屋を回ったところ、アルミ溶接は出来ないって断られちゃって。ひょっとしたら、自転車屋でなんとかしてくれるかも、という一縷の望みを抱いて、行ってみたのです。と、店に入り、「このフレームをくっつけて欲しいのですが・・・」と、頼むと、「アルミかぁ・・・これは修理はムリだな」と返事。あぁ、やっぱり、と帰ろうとすると、自転車屋のおじちゃんが「自転車を持って来い。機構が分かれば作ってやるぞ」と。「え・・・?作る・・・?」「そうだ、アルミだとまた壊れるだろうから、鉄で作ってやる」とのこと。おぉ、それは願ったり叶ったり。一旦宿に戻って、自転車を持って再び自転車屋へ。「ふむむ、なるほど・・・17時に取りに来い。それまでに作っておく」と、おじさん。おぉ、しかも今日中にやってくれるのですか、それは助かる。おじちゃんに託して、店を出る。

 しばらく、街をブラブラしていたら、やはり体が疲れているのか、猛烈に眠くなってきたので、一旦宿へ戻って、シエスタタイム。起きたら17時過ぎていたので、慌てて自転車屋へ。

 自転車屋に到着すると、おじちゃんはまだ作業中。オイラのオーダーしたフロントキャリア作りに格闘している。作業場から、グラインダーの火花が飛び散る。しばし、作業の様子を見ていたのだが、まだまだかかりそうだったので、店内をブラブラしていると、自転車屋のおばちゃんが、ノートを持って、オイラのもとに。「なんでしょう?」と差し出されたノートを見ると、ここを訪れたチャリダーたちのコメントがぎっしりと書かれているではないですか。これを見ると、すごい人数のチャリダーが訪れている。やっぱりアウストラル街道走りで、なんらかのトラブルを抱えてしまい、コイアイケで直してもらうんだなぁ、みんな、としみじみ。そして、このノートの中に、ブラジルのサルバドール&サンパウロで一緒になった、チャリダータカさんの書き込みを発見。日付を見るとちょうど一年前。そうかぁ、タカさんはちょうど一年前にここを走っていたのかぁ、とまたまた、しみじみ。

 で、オイラもノートに書き込みをしていたら、おじちゃんが「出来上がったぞ」と、見事にアルミフレームと同じ形状の、新しい鉄フレームをもってきてくれた。すばらしい!!!早速取り付けてみると、一見同じに見えた形状も、微妙にサイズがずれてたりする。アダプターにピッタリ入るわけではないのだが、アダプターのストッパーにはきっちり引っかかるつくりにはなっており、問題はなさそう。ノート書き込みを終え、5000ペソで作ってくれたフレームを自転車に装着し、店を出る。いやぁ、これで、フロントキャリアフレーム折れの恐怖から開放されそうだ。フロントバッグに入れる荷物はなるべく軽いものにしているし、鉄のフレームがポッキリなんてことはないだろう。コイアイケの自転車屋で、こんなパワーアップができるとは思わなかったよん。ありがと~、オジちゃん。

 心が軽くなったところで、再び街から出て、周囲の風景を堪能することに。昨日、コイアイケインした時の風景に感動したオイラとしては、もう一度あの風景を見てみたいと思い、自転車で入ってきた北側に行ってみることに。北側には、オイラが走ってきたアウストラル街道があるんですが、その街道の脇に、コイアイケ国立公園の入り口があるんです。せっかくなので、コイアイケ国立公園に入ってみるか、と未舗装の山道を歩き始める。しばらく登り坂が続き、到着したのは小高い丘の上。昨日見た風景の同じような風景が見れる、絶景の場所に辿り着きまして。しばし、時が過ぎるのを忘れ、この風景を眺めるオイラ。それにしても、よくこんなところに、街が存在しているなぁ・・・村程度の規模であれば、こういう場所に人家がある風景はよく見るのだが、街規模で存在しているのが、スゴイ。

 帰り、コイアイケの街を歩いていたら、いい街だなぁとシミジミとした想いがこみ上げてきた。自然に憧れはするものの、都会生活から脱却しきれない今のオイラとしては、それなりに都会的な生活を送りながら、大自然の素晴らしさと向き合えるという、コイアイケのバランスは、非常に魅力的。メヒコのケレタロに続き、世界の住みたい場所候補地です、ココ。