Lluvia
ついに雨か

2010.11.16 / Chile (Puerto Rio Tranquilo~Bahia Murta) 本日 自転車24km走行 : Total 23929km走行
天気:曇のち雨 自転車折りたたみ:1
朝飯→パン 昼飯→ハンバーガー 夕飯→カルネプレート / 宿→Hosteria Patagonia(6000ペソ)

(English)
 I left from Rio Tranquilo. But it was rain. So I run only 24km today.



(Español)
 Salía de Río Tranquilo. Pero era la lluvia. Así que corro sólo 24km hoy.
 プエルト・リオ・トランキーロを堪能しきったし、本日出発。とりあえずチレチコへと戻ることに。で、もともと、来た道を引き返そうと思っていたんですが、オイラが魅了させられてしまったセロ・カスティージョの周辺がトレッキングコースになっていることを知りまして。登れるんなら登っておかねば、と、セロ・カスティージョへも再び舞い戻ることにしたんです。まぁ、周囲の景色に心躍らされるアウストラル街道で、通っていない場所があるっていうのが、ちょいと心残りだったっていう想いもありましたし。

 結局、ヘネラル・カレイラ湖をグルッと一周することになっちゃって・・・これだったら、アウストラル街道を素直に南下すればよかったのに、なんて思いながら、北上を開始するも、しばらく走っていたら、雨がポツポツと降り始めた。ついに雨か・・・雨ばかり降るというアウストラル街道を走っている割には、ここんとこ、晴天ばかりつづいていた、ラッキーな旅路でしたが、ついに雨が。いやぁ、晴れているとホント楽しい、アウストラル街道走りですが、天気が悪くなると、全然楽しくない。雪化粧した美しい山々は雲に隠れちゃうし、湖はどんよりしているし、緑の木々もくすんでいるし・・・ホント、アウストラル街道は、晴れの日に走らないと、もったいない。

 ということで、今日は早々と走りをきりあげ。トランキーロから30kmほど離れた、バイーア・ムルタという町・・・までも行かず。アウストラル街道を走っているオイラ。雨のため、街道から4kmほど入ったところにあるにあるバイーア・ムルタまで、行くのもめんどくさくなり、ちょうど、街道と、バイーア・ムルタ方面への分岐点にあったホステリアに泊まることに。

 外は雨。宿にこもって日記書き作業。と、15時頃になったら、雨が小降りになってきた。そこで・・・宿のオジちゃんが、「川で魚が釣れるよ~」と言っていたので、近くを流れているムルタ川で、釣りをすることに。

 釣竿と餌にするハムを持って、川へ。と、遊び仲間を見つけたと思ったのか、宿の飼い犬のポチ(仮称)がオイラの後をついてくる。ポチを横に従え、ノンビリ釣り糸をたらす。が、川原で糸をたらしたり、橋の上から糸をたらしたり、といろいろポイントを変えて探ってみるも、まったく当たる気配がない。そこへ、地元のオジちゃんが通りかかり、「向こうにある池の方が釣れるよ」とアドバイス。むむむ、では移動、と池に向かうことに。私有地らしく、柵があったのだが、ちょいと乗り越えてお邪魔することにして、池脇へ。と、基本的にはほったらかしの自然池。周囲は、踏み固めてある場所なんてなく、足を踏み入れると、ズブズブと沈んでしまい、靴が泥だらけになるほどの泥濘地帯。とにかく、池脇までいかなくては、釣り糸をたらすこともできないので、そこに生えている木々の根をつたいつつ、なんとか池脇へと辿り着く。まったく物音のしない、静かな池に、投げ入れた釣り糸の音だけが響く・・・はずが、足元で、バシャバシャとうるさい水音がするではないですか・・・ポチです。普段遊びに来ない池に来たことで興奮しちゃっているのか、池に飛び込み、あがってきては体をブルブルして水をはじき、再び池に飛び込む、と楽しんじゃっている。いやいや、そんなにうるさくしちゃうと、かかる魚もかかんなくなっちゃうから・・・と、「ポチ!」と叱るも、オイラが勝手につけたニックネームに反応するわけもなく、ひたすら、オイラの釣りの邪魔をし続ける、ポチであった。

 結局、この日も一匹も釣れず。イースター島に続き、連敗です。