Regresé a Chile Chico
再びチレチコへ

2010.11.20 / Chile (Villa Cello Castillo~ChileChico) 本日 自転車38km走行 : Total 24067km走行
天気:曇時々雨のち晴 ネット:1
朝飯→ご飯 昼飯→パン 夕飯→ラーメンチャーハン / 宿→Hostal Rafita (7000ペソ)

(English)
 Today I came back to Chile Chico.



(Español)
 Hoy regresé a Chile Chico.
 再び、セロ・カスティージョに挑もうか、とも思っていたのだが、朝起きると、足は筋肉痛だわ、靴ズレで左足薬指の皮がむけているし、右足小指も痛い。しかも、外を見ると、空には一面厚い雲が張り詰め、セロ・カスティージョの姿が見えない。

 ああ、これは、今回は断念しろということだな、と神様のお心遣いと判断し、今日、セロ・カスティージョに別れを告げ、再び、チレチコへ戻ることにした。

 荷物を、自転車装備用にまとめなおし、準備。今日チレチコ行きのフェリーは11時半発のようなので、急がねばならない。チレチコまでは30km強。アウストラル街道からプエルト・イバーニェスまでの道は一度通っているから、状況が分かるものの、ビジャ・セロ・カスティージョからその分岐点までの道10km弱が、初めてで状況が分からない。話によると、上り道らしいので・・・たぶんプエルト・イバーニェスまでは3時間くらいかかるだろう、と推測。10時半に乗船開始だから、逆算して7時に出発。

 セロ・カスティージョが雲に隠れて見えなくて、逆によかった。見えていたら、確実に未練に引きづられていたであろう。ビジャ・セロ・カスティージョの町を出ると、やはり延々上りが続いた。最初はがんばって漕いでいたものの、昨日・一昨日の疲れが残っており、しんどくなり、降りて押しながら進む始末。アウストラル街道の分岐点まで思ったより時間がかかり、この時点ですでに8時半ちょい前。ここからは下りがメインになって走りやすくなることは分かっていたものの、ちょいと急ぎ気味に進む。そのおかげで、9時半過ぎにはプエルト・イバーニェスに到着できた。

 さて、今回、フェリーのチケットを持っていない。前回、コイアイケでしか買えないからといって買ってきたフェリーのチケット、今回はコイアイケに行っていないため、購入しないまま、プエルト・イバーニェスに来てしまったのだ。まぁ、発着場でチケットが買えないわけもなく、プエルト・イバーニェスにも、フェリー会社マール・デル・スーのオフィスがあった。チレチコまでのチケットを買おうと思い、オフィスへ行くと、「自転車も一緒か?」と聞かれた。「ハイ」と答えると、「10時に、コイアイケのオフィスに確認して、状況を確認してからじゃないと、チケットを売れない」ときた。ん~、どうやら、一応プエルト・イバーニェスでもチケットを買うことができるらしいのだが、基本的な乗船状況確認は、コイアイケのオフィスでやっているらしい。しかも、その辺の情報はオンラインで管理されているワケではないらしく、イチイチ電話で確認するようなのだ。搭載容量を見極めなきゃいけない、車ならまだしも、甲板の端に置かせてもらう自転車なら、確認しなくても大丈夫じゃない?とは思いつつ、10時まで待つ。10時にオフィスのオバちゃんが、コイアイケに電話をしてくれ、OKという返事をもらって、ようやくチケットをゲット。

 そのままフェリー乗り場へ向かう。到着したフェリーの甲板に自転車をそのまま停める。前回はそのままだったのだが、今回、風が強く、大きな揺れが予想されるということで、自転車が倒れないように、紐できっちり縛り付けてくれた。

 さて、2時間の船旅はアッという間。プエルト・イバーニェスでは雲行きが怪しかったのだが、チレチコが近づくにつれて、空は青空へと変貌。湖を渡るだけで、これだけ天気が変わるなんてねぇ・・・

 一週間ぶりのチレチコ。相変わらず、いい町です。船着場には、前回泊まった宿のオバちゃんが、今回も客引きで来ている。挨拶して、今回も泊まりますんで、先行ってます、と客待ちのオバちゃんを後にして、先に宿へと向かうオイラ。

 宿へチェックインし、久々にお湯シャワーを浴び、スッキリ。さてと、当初の予定通りアルゼンチンへ入り、ルート40を走るつもりで、チレチコへ戻ってきたのはいいんですが・・・しばらくアウストラル街道を走ってみて、アウストラル街道が、大好きだという自分の気持ちに気付いてしまった。そんな今、アウストラル街道で南下したい気持ちが強くなってきている・・・う~む、ちょいとこの町で気分を落ち着かせて、今後のルートをじっくり考えてみることにしよう。