Me gusta el camino de Chile
やっぱり、チリ道が好き

2010.12.21 / Argentina→Chile (Cancha Carrera~Puerto Natales) 本日 自転車69km走行 : Total 25061km走行
天気:晴時々曇たまに小雨 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→パン 夕飯→チャーハン / 宿→Hospedaje Estrellita del Sur(4000ペソ)

(English)
 Today I entered in Chile. This is 4th times entrance in Chile.



(Español)
 Hoy entré en Chile. Ésta es 4 veces de tiempos en Chile.
 イミグレが開くのが8時からというので、7時半に起床。ホワイトガソリンとは別のバックに入れておいたパンに、チョコレートソースをかけ、朝食。荷物を自転車に搭載し、開いたばかりのイミグレへ行き、出国のハンコをもらう。

 さて、昨日とは一転、青空がのぞくいい天気の中、チリへ向かう。セロ・カスティージョという町(あのセントラル・パタゴニアにある名峰セロ・カスティージョの麓にある町とは違う町)の入り口にあったイミグレに入り、入国手続き。心配していた食料検査はまったくされず。というか、荷物検査すらなかった。うむむ、これなら、もっと大事に食べればよかったなぁ、昨日のハム&チーズ。いつもなら、4食分くらいに分けて食べる量を、一回で食べちゃったんだもん・・・

 まぁ、食べてしまったものはしょうがない。んでもって、今手元にある食料は、パンとスナック菓子のみ。朝、食べたけど、パンだけじゃ、パワーがでない。ということで、イミグレの隣にあった、カフェテリアで、腹ごしらえをしていくことに。自転車を止めようと、カフェに近づいたところで、夫婦チャリダーに出会った。お二人は、これから、自転車でパイネ国立公園を走るという。むむ、パイネ、自転車で巡れるのか。だったら、オイラも自転車で行ってみようかな、と興味が沸き、お二人に予定しているパイネルートについて説明してもらった。どうやら、自転車で巡るのは、バスが通る道路のみ。遠方からパイネの山々を眺めるだけで、彼らは、トレッキングはせずに戻ってくるとのことだった。パイネでは、トレッキングを楽しみにしていたオイラとしては、そのサイクリングはビミョー。まぁ、自転車で行って、自転車はどこかに止めさせてもらい、トレッキングするという手も考えられるのだが、トレッキングだけで10日くらい歩き回るのに、そんなに自転車で頑張んなくてもいいし・・・

 パイネ国立公園は、ここ、セロ・カスティージョの町から北に100kmほど行ったところに、ある。セロ・カスティージョに荷物や自転車をおかせてもらって、トレッキングにでかけるということも考えたのだが・・・この町は非常に物価が高そう。腹ごしらえのためにと頼んだハンバーガーが一個4000ペソもするんだもん。一食ならしょうがないと割り切れるが、トレッキングのため10日分くらいの食料を仕入れねばならないとなると話は別。だったら、一旦大きな町に行って準備するのが得策でしょう。南に60km強行ったところに、プエルト・ナタレスという町がある。パイネ国立公園に挑むトレッカーたちが拠点とする町だ。南に下り、パイネとは反対方向に行くことになるのだが、オイラも、一旦、プエルト・ナタレスに行ってから、パイネトレッキング準備をしようと決めた。

 ということで、腹ごしらえを終えて、南下開始。走り始めて目に飛び込んでくるパノラマ風景。チリに入ってから、急に景色が変わった。パンパが広がっていたアルゼンチンとは違い、オイラ好みの岩肌が粗い山々が連なって見える。天気がいいから、景色もより素敵に見えるということもあるのでしょうが・・・オイラはやっぱり、チリ側の風景が好き。チリの道を走っていると、心がワクワクしてくるのを感じるのだ。

 気持ちよく走っていると、さっきまで青空だった空に、暗雲がたちこめてきた。そして、ポツリポツリと雨。うむむ、この辺はめっちゃ天気が変わりやすいな。ちなみに、風も、面白いほど変化する。アルゼンチンでは、強風は常に西側から、絶え間なく吹いていたのだが、チリに入ってから、風は吹いたり止んだり。しかも、ある時は西側からそしてある時は北側からと、大変気まぐれ。パイネでは、突然の突風に巻き込まれて、足を滑らせてしまうことがあるから気をつけて、と、カラファテで、三井さんにアドバイスされていたのだが、ここへ来て<突風>の意味がわかりやした。きまぐれで、突然爆風が発生することがあるんです、ここでは。

 暗雲も、小雨を撒き散らした後、消え去り、再び青空に。途中、分岐道があり、右折すると、<クエバ・デル・ミロドン>という、古代生物ミロドンの骨が見つかった洞窟に続く道があった。この洞窟には興味があり、行ってみようと思っていたのだが、この分岐道、未舗装道路になっていて、しかも、この道の先は、明らかに雨が降っていると思われる雨雲地帯。うぬぬ、今日、ムリしていくことはないか・・・と判断し、このまま、プエルト・ナタレスへ向かうことに。

 16kmほど走って見えてきたプエルト・ナタレスの町。汐のかほりがする素敵な町でした。もっと大きな町なのかと思いきや、意外と小さめ。そして、もっと観光地化しているのかと思いきや、カラファテと比べると、全然普通っぽい町。で、町の入り口に、おかしな像を発見。思わず写真に撮ってしまったのだが・・・これが、古代生物ミロドンらしい。うぬぬ、ミロドン洞窟へ行って、ミロドンの再現像を見るのを楽しみにしていたのだが、ここで見れちゃうとは・・・洞窟までいく意味がないぢゃないか・・・

 さて、ここプエルト・ナタレスでは、藤旅館でお勧めされた宿にチェックイン。いい感じに落ち着けそうです。早速二日間浴びていなかったシャワーを浴びて、すっきり。そして、買い物に行って、米を買ってきて、3合分くらいのお米を使って、つくったチャーハン。きれいに平らげました。同じドミ部屋のアメリカ人旅行者が、「あれ、全部食べたのか?」とビックリ。ええ、走り終えた日のチャリダーの食欲はハンパないんですよ、ハイ。