No estaba solo
一緒に歩くパイネ道(パイネトレッキング三日目)

2010.12.26 / Chile (P.N Torres del Paine) 本日 自転車0km走行 : Total 25061km走行
天気:曇時々晴のち雨
朝飯→パスタ 昼飯→パン 夕飯→パスタ / 宿→Campamento Los Perros(3500ペソ)

(English)
 I walked in Paine with my friend. I was not lonely.



(Español)
 Entré Paine con mi amigo. No estaba solo.
 朝、曇りの中、リョウマくんと一緒に朝食。オイラはひたすらパスタなのだが、リョウマくんは、ペンネや米を持ってきていて、今朝はリゾットらしい。しかも、玉ねぎジャガイモ入り。うまそう・・・人の食べる飯はとてもおいしそうに見える。リョウマくんは、リョウマくんで、「ヨシさんが食べているのを見ていたら、麺タイプのパスタが食べたくなっちゃいました」と。

 さて、今日からはムリをせず、ゆっくり進むことにしまして。本日の目的地は、地図上では9km離れた次のキャンプ地、ペロス。リョウマ君も、同じ目標地だということで、今日から、一緒に歩くことに。ペアウォークです。いやぁ、この旅始まってから、基本、一人で動いてますからねぇ・・・誰かと一緒に行動を共にするというのは、新鮮。そして、なんか、一緒に歩きながら、どう距離をとったらいいのか、よく分からない。ビミョーな距離感が難しい。いや、物理的な距離だけでなく、真理的な距離も含めてね。とりあえず、話し相手が出来たということで、この旅の想い出を語るオイラ。イチイチ話に乗ってくれるリョウマくんは、いいやつだ。

 そんなこんなで、いつもとはちょっと違った感じで、歩いていると、足元に銀杏のようなモノが転がっているのを発見。なんだろう?と思って拾い上げると、「あ、それキッタリアですよ、食べられるそうですよ、それ」と、リョウマくん。木に寄生するという黄色いキノコ、キッタリア、落ちたやつはしなびちゃって固いのだが、まだ木になっているやつは、プニプニしていて柔らかい。本当は、国立公園内の動植物を勝手に取ってはいけないのだが、食べられると聞いたからには、食べてみないと気がすまないオイラは、3つほど、プニプニのキッタリアをいただくことに。今晩はこれで、キノコパスタに挑戦です。

 さて、しばらく歩くと、氷河が見えてきた。ペロス氷河だ。この手の山岳氷河は、たくさん見てきちゃったので、個人的には、もう、そんなに大きな感激はないのですが・・・素敵な氷河ですよココも。氷河手前の湖に、氷河の氷片がいっぱい浮かんでいる。しかも、手前の岸にいっぱい流れ着いているので、せっかくだからと、リョウマくんと二人で、手前の岸まで行ってみることに。氷片は、小さいものが多いのだが、中には、人が乗れそうなデカイものも。モノは試しと、恐る恐る乗ろうと試みたのだが、ビックリするくらいツルツル滑る。一瞬乗れたか、と思った瞬間、片足が湖にポチャン・・・慌てて足を引き上げる。さすがウォータープルーフ靴、一瞬の水没ならば、水は中まで浸透してこない。まぁ、無謀な挑戦は止めておこうと思って、リョウマくんの方を見たら、なんと、楽々と氷河に乗っちゃっているじゃないですか。あらら・・・若いってすばらしい。

 ペロス氷河からペロスキャンプ地まではすぐだった。テントをはってノンビリ休憩。ここでは、残念ながら、ホットシャワーはなし。シャワーはあるのだが、出てくるのは冷たい水。ここの冷たい水というのは、ただの冷たさではない。肌を刺すような冷たさなのだ。これで全身を洗い流すのは、なにかの修行でしかない。全身シャワーは諦め、せめて、くっさい足だけでも洗っておこうと、足だけゴシゴシ。

 んで、待望の夕食タイム。先ほど拾っておいたキッタリアを取り出し、調理開始。まず、キッタリアを食べやすいように、小さめに切る。そして、沸騰した鍋に入れ、煮る。適当に煮たら、パスタを入れ、さらに一緒に煮る。パスタがいい具合になったら湯切り。トマトソースをかけて出来上がり。さて、お味は・・・ん~、食感は想像どおり、プニプニしている。キクラゲに近い感じ。で、味もキクラゲかな・・・なんか、これだけだと、大して味がないというか・・・まぁ、あれば食べるケド、ようし、明日もキッタリアパスタだぜ、と張り切って料理をしたくなるほどの味ではない。

 食事を終えたら、雨が降り始めた。テントに篭る。雨は結構しっかり降り、一晩中降り続いている。このまま降り続くのなら、明日は雨停泊か・・・






















本日のトレッキング13km:赤ライン