Camino mientras mirando un glaciar
氷河を眺めながら(パイネトレッキング五日目)

2010.12.28 / Chile (P.N Torres del Paine) 本日 自転車0km走行 : Total 25061km走行
天気:晴時々曇
朝飯→パスタ 昼飯→パン 夕飯→パスタ / 宿→Campamento Grey(3500ペソ)

(English)
 We walked the side road of Glacier Grey. That's beautiful view road.



(Español)
 Paseamos el camino lateral de Glaciar Gris. Ése es el camino de vista bonito.
 朝、5時半に起床。昨日、夕刻の氷河が素敵だったので、夜明けの氷河を堪能しようと、ミラドールへと向かう。眠気のせいだろうか、日の角度のせいだろうか、それとも、この風景を見すぎてしまったせいだろうか、朝のグレイ氷河には、イマイチ心が動かなかった。残念。

 テントに戻り二度寝。8時過ぎに起きて、いつもどおりパスタを作り、朝飯。雲が多い中、9時半にリョウマくんと共に出発。今日の道は、右手に氷河を見ながら歩ける箇所が多い。ただ、道は相変わらず崖道。なかなかハードな道だ。でもまぁ、下りメインなので、いいスピードで進めている。途中、昨日泊まったパソキャンプ場と、次にあるロス・グアルダスキャンプ場の間に、これまた素晴らしいミラドールがあった。ここからの眺めもいい!Wのトレッキングルートを歩いてグレイ氷河を見に来る人たちは、レフレオグレイやロス・グアルダスで諦めずに、ここまで足を伸ばすことをお勧めしますよ。本当は、パソキャンプ場のミラドールや、峠越えから見た氷河が素晴らしいんだけど、Wのコースであそこまで歩くのは大変そうなので・・・せめて、ここで。このロス・グアルダスからしばらく歩いた場所にあるミラドールでも、十分見下ろす氷河の迫力を堪能できますんで。

 で、このミラドールで、おそらく最後の見下ろし氷河風景になるのかな、と、この雄大な姿を目に焼き付けて、歩き出した。しばらく歩き、ロス・グアルダスキャンプ場に到着。ここにもミラドールがあったので、見に行く。う~ん、どんだけグレイ氷河に魅せられちゃってるんだ?ちょっと奥へと歩かされるのだが、ここのミラドールからの眺めもなかなか。ただ、ここからだと、見えるのが、グレイ湖側寄りの半分だけなんですよ。Campos de Hielo Surに続く大雪原が拝める側は、崖に隠れちゃって見えないのが惜しい。

 さて、ロス・グアルダスキャンプ場から1時間ちょいくらい歩いて、グレイキャンプ場に到着。人がいっぱいいるのに、ちょいと戸惑う。Wのルートでトレッキングをしている人たちもここまでは足を伸ばすようで。サーキットでは閑散としたキャンプ場ばかりで、それが返って落ち着いたいい雰囲気だったのに。人で溢れているキャンプ場って・・・なんか違和感タップリに感じちゃうのはオイラだけなんだろうか?いやいや、リョウマくんも「なんか違いますね」ってつぶやいてた。

 まぁ、おそらくこの先のキャンプ場は、どこに行ってもこんな感じなんでしょう。ちょいと時間は早いのだが、今日はもう、ここでテントをはることにした。テントをはって寝床を確保した後、すぐに向かったのはシャワー。二日ぶりのホットシャワーが超気持ちいい。あぁ、なんか、この瞬間を味わうために一日中歩いている、といっても過言ではないほど、緩んだ気持ちにさせられる。

 続いて洗濯をすませ、一息つく。キャンプ場の脇にはグレイ湖がたゆたゆと氷河湖独特の白濁した色の水をたたえている。そんな湖面には、崩落した氷河の氷片がプカプカと漂っている。結構デカイ迫力ある氷片が手の届きそうな場所に浮かんでいるのだ。この風景、一番最初に見たのなら、相当感動したんだろうけど・・・贅沢病です。目が慣れちゃってます。ああ、またこの風景ね、と思っちゃう自分がちと悲しい。そして、そのまま、キャンプ場からちょっと離れた場所にある、グレイ氷河を正面から拝めるミラドールへと足を向けた。結構高台に上り、見下ろす感じでグレイ氷河を眺められるポイントもあったのだが・・・湖越しだと、遠い。昨日見た、ホントに眼下に氷河が広がるあの迫力には、遠く及ばない。まぁ、美しい風景ではあるのだけれども。

 昨日今日は、<氷河>という見るべきポイントがあるため、夕日が沈むまで外の景色を堪能している。おかげで、テントに入るのは22時半過ぎ。早めにテントに入ってウトウトしちゃうと、絶対真夜中に目が覚めてしまい、その後寝つけなくて困ったなんてことがあるのだが、寝付くのが23時くらいだと、そのまま朝までグッスリ眠れる。今晩も、快眠だった。

 ちなみに、今日でパイネトレッキング5日目。食料をだいぶ消費したせいで、バッグのチャックがしめやすくなってきた。重さはあまり変わった気がしないのだが・・・で、とりあえず、計算どおり、持ってきた食材で、残りの日程もなんとかなりそうな感じ。食料も含め、今のところ、特に困ったことは発生していない。ズボンの股下が破れて、そのままだと猥褻ブツ陳列罪でつかまりそうなのは、寝巻き用に持ってきた代わりのズボンでなんとかなるし、充電できずに困っているカメラのバッテリーも、ケチケチ写真術にしているので、なんとかなりそう。昨日のグレイ氷河で、興奮して思わずシャッターきりまくってしまい、バッテリー残量小マークが点滅しはじめちゃったのだが、まぁ、昨日がパイネ一番のメインだったんだから、いいとしよう。まだ予備のバッテリーもあるしね。

 そうそう、気になり始めたのが、ホワイトガソリン。予想以上に減りが早い。というのも、一回の食事でパスタ分とその後に飲むココア分と二回火をつけているためか。一応MSRのボトル680mlにいっぱいいっぱい入れてきた分と、予備分として、700mlくらい持ってきたのだが、このペースだと、最終日にパスタが作れなくなるかもしれない。ということで、今日から、食後のココア用の湯沸しは控えることにした。といっても、体は甘いものを欲しがるので・・・しょうがないので、ココアの素の粉末をそのままスプーンですくって口にいれる・・・と、ウマイじゃないですか。そのままでも全然イケる。あぁ、これ、普段の自転車旅の時のお供にもいいかも。チョコレート菓子結構高いからね。ミロの素で体が納得してくれるのなら、チョコレートの代用として使える。というか、これ、フツーにチョコレートなんですけど。


★本日気付いた持ってきたほうがよかったモノ
・瞬間接着剤
・予備分のホワイトガソリン




















本日のトレッキング9km:赤ライン