Libro
伊坂幸太郎で撃沈

2011.1.6 / Chile (Puerto Natales) 本日 自転車0km走行 : Total 25061km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→スナック 夕飯→チャーハン / 宿→Hospedaje Estrellita del Sur(4000ペソ)

(English)
 I read the book "Sabaku". This book was written by famous japanese writer. I like his story.



(Español)
 Leí el libro. Este libro fue escrito por escritor del japanese famoso.
 昨日、マリナさんが、伊坂幸太郎の<砂漠>の文庫本を持っていることが判明。今日出発するマリナさんに「出発する前までに読み終えて返しますから」とお願いして、借りた<砂漠>、昨日の夜、寝る前に読破しようと思ったのですが、どうしても眠気に勝てず。いや、すっごく面白かったんで一気に読みたかったんですが、ここ連日、あんまり寝てないもんで・・・

 一眠りして頭をスッキリさせてから、読もうと、朝4時にiPodアラームをセットし、就寝。そして、4時。隣で寝ているブラジル人のアダムストンを起こさないように、そっとページをめくりながら、<砂漠>を読む。

 いやぁ、東野圭吾とか、宮部みゆきの本って行くトコ行けばあるんですケド、伊坂幸太郎の本って旅先で遭遇しないんですよ。何を隠そう、伊坂幸太郎ファンのオイラ、まだ読んでいない伊坂作品にどこかで出会えないかな、とアンテナを広げていたところだったんです。

 社会人になって、相変わらず映画ばかり見ていたオイラに、本の面白さを教えてくれたのが、伊坂幸太郎の<オーデュポンの祈り>。この作品を読んでから、伊坂作品にドはまりまして。で、これをきっかけに、しばらく離れていた活字に戻ってみようかと、次に手を出した荻原浩の<神様のひと言>も、大当たりの作品で。いやいや、面白いじゃないか、と、本を乱読するようになっちゃったんですよ。毎週のように、有燐堂やビレッジヴァンガードに出かけて、オモシロそうな本を漁り読み。で、出会っちゃったのが、石田ゆうすけさんの<行かずに死ねるか>だったんですねぇ・・・う~ん、ということは、そもそも、伊坂作品に出会わなかったら、この旅はなかったのか?

 まぁ、そんな話はおいておいて、とにかく朝食のパンをかじっている最中に読み終えた<砂漠>。めっちゃ、オモシロうございました。伊坂作品で二番目に好きかも。ちなみに、一番は、ダントツで<オーデュポンの祈り>。

 出発前に読み終えました、とマリナさんに<砂漠>をお返し。いやいや、ホント、マリナさんには、いろいろよくしていただいちゃって、感謝感謝です。そんなマリナさんの出発をお見送り。出発前、宿のオーナーのルーベンおじさんと一緒に写真を撮ろうと、おじさんにお願いしたところ、

「10ペソね」

 と、ルーベンおじさん。こんな感じで、たまに、ボケをかましてくれる、素敵なオーナーです。オイラがパイネから帰ってきて、「そろそろ出発なきゃ」って話をしていた時も、「ん?パイネに?」とニヤリとしながら口を挟むし。いやいや、パイネは行ってきたばっかりだっつーの。なんかね、オジさんをはじめ、いい人たちばかりなんですよ、この宿のみなさん。ついつい、長居したくなっちゃうじゃないですか・・・

 本日、<砂漠>読破疲れのため、昼間はシエスタ。今日もダメだ。作業モードにならない。夕方、さてそろそろ、なんかせねば、と思ったら、一人の日本人がやってきた。「あれ?」なんと、カラファテで一緒だったタツヤくんではないですか。まさかこんなところで、再会するとは。そして、カラファテで二週間過ごした後、ウシュアイアまで行ってきた後、ここに辿り着いたというタツヤくんの話を聞いて、まだプエルト・ナタレスにいる自分に少々愕然。

 いいのか?ここでノンビリしてて。