(English)
I left from South America today's night.
(Español)
Salía de América del Sur la noche de hoy.
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いつものようでいつもではない今日。いよいよ南米ラストディ。旅立ちは飛行機、しかも夜の便なので、朝はゆっくり・・・と思っていたのだが、やっぱり今日も早くに目覚めた。
さてさて、南米最終日・・・とはいえ、まぁ、特にやることはないワケですよ。観光することもなく、お土産を買うこともなく。料理を作って、映像編集して・・・、と、やっぱりいつものような本日。
とりあえず、飯。買い込んだ食材を使い切るべく、今日の献立を考える。朝、残った小麦粉でパンケーキを焼いて、昼は、残った肉&野菜をぶちこんだ焼きそば風味のパスタにして、あまった米でオムスビを作って空港に持っていくことにしようと決め、パンケーキを焼く。
んでもって、朝飯を食べた後、荷物のパッキングをし終えたので、残りの時間は、ひたすらビデオ編集。
そんなこんなで、夕刻17時となった。オイラの便は23時半なんで、まだまだゆっくりできるのだが、今日同じくブエノスを出発するという、ジョーさんと大学生のクワキくんと一緒に相乗りタクシーで空港に行くことにしまして。早めの出発となったのでした。
イツコさんにタクシーを呼んでもらって、別館の入り口で待機。荷物が多いオイラたち(っていうか、多すぎる荷物はオイラだけなのだが・・・)3人は、普通のタクシーでは乗り切らないだろうと、バンタクシーを呼んでもらったのだが、最初に来たタクシーは、軽のバン。荷台に自転車が乗らないっつーことで、別のタクシーにきてもらうよう、再度連絡。ようやく到着した大型のバンタクシーに乗り込み、いざ空港へ。イツコさんとミナちゃんとタカシくんに見送ってもらって出発。
イツコさ~ん、ホントにいろいろありがとうございました。上野山荘、別館とあわせると、この旅で一番長い期間お世話になったことになりまして。抜群に居心地よかったです、上野山荘&別館。
さてさて、タクシー手配が二度手間となり出発が遅れ、さらに、道路が大渋滞。オイラとクワキくんは23時発なんで全然余裕があるんだけど・・・ジョーさんの飛行機の時間が刻々と迫る。高速に入ってから渋滞が若干解消されたので、ちょっと余裕ある時間に空港に到着することが出来た。いそいそとチェックインカウンターに向かうジョーさんを見送り、オイラたちも空港ロビーへ。
クワキくんとおしゃべりしながら1時間ほど待つと、チェックインカウンターが開いた。荷物を預けに行く。カウンターで、WEB Check-inチケットを提示し、荷物を預け、さぁ、後は飛行機を待つだけ・・・のはずだったのですが・・・
「南アから第三国への出国チケットを見せてください」
と、カウンターのお兄さんに言われた。え?自転車で走り抜けるつもりなんで、チケットなんて持ってないんですけど・・・
「ご存知だと思うんですけど、<出国する>という証明がないと南アには入れないんですよ」
・・・ええ、ご存知でした。知ってたんですよ、片道航空券では南アに入れないかもという噂は聞いていて。でも、ノーチェックで行ける場合があるって情報もあったので、ま、なんとかすり抜けられるだろうって思って、何も対策をしてこなかったんです。
いやぁ、マイッタ。だめもとで、一応聞いてみる。
「自転車で出国するんですけど・・・」
「いや、ダメです。空港内でインターネットが使えますから、南アから出国するチケット買ってきてください」
というつれない返事。しょうがない、こうなったら、南アから出国するチケットを手配するしかない。問題なくチェックインが終わって身軽となったクワキくんに、預け前のオイラの荷物を見てもらうようお願いして、オイラは、WiFiが使えるカフェに。早速パソコンを開くが・・・普段、チケットなんて取らないオイラ、航空券のサイトなんて知らない。とりあえず、南ア発の航空会社を調べてみるが・・・ネットが遅い。いちいち調べて、それぞれのサイトにアクセスしていたら、永遠に作業が終わりそうもない。
もはや、あれこれ探している時間はない。ここは、もう、一番確実な手で、と、ブエノス発の航空券を取った、マレーシア航空のサイトにアクセスし、ケープタウンからブエノスに戻る便を予約することに。南アに入国するために、とりあえず、チケットを買っておいて、南アに着いてから、キャンセルしてしまおうと。キャンセルできなかったら泣けてくるんですけど、ま、1ヶ月以上先の便であれば、それなりに安いんで・・・最悪捨てることになってもいいか(涙)
とりあえず、マレーシア航空でケープタウン→ブエノスのチケットをオンライン購入。購入手続き完了のPDFを開いたまま、マレーシア航空の出国カウンターへ向かう。
「この便で、さ来月、ブエノスに戻りますんで、大丈夫ですか?」
オイラが差し出したパソコン画面を見た係員、なにやら手元のコンピュータをいじり、照合しはじめた。「ああ、確かに予約入ってますね。OKです」・・・ええ~、そんな確認までするんですかぁ・・・超ガッツリチェックするじゃないですかぁ・・・
ま、なんとか搭乗はできそうな雰囲気になってよかった。と、次に、カートに山積みになっている荷物を、預け荷物として渡す。全部で5つに分けてあるオイラのバッグにシールを貼りながら、係員さんはこう言った。
「預け荷物、二つまではタダですが、それ以上は100ドルいただきます」
100ドルは高い。
「もうちょっとまかりませんか?」
「いや、300ドルきっちり払ってください」
・・・300ドル!?
「ええ、一個100ドルの追加料金です。お客さんの場合、三つオーバーということで、300ドルの超過料金をいただくことになりますんで」
なんてこった!?つーか、重さじゃなくて、荷物の個数で超過料金を取るの?だったら、この5つのバッグを2つにまとめあげてきてたらいくらデカくても、重くても、超過料金なしってこと?なんだそのシステム。
とにかく、300ドルは高すぎる。カウンターでお兄さんにゴネまくる。あまりにも必死に抗議するオイラの姿に折れてくれたのか・・・お兄さん「現金で払えるなら半額にしますけど」と来た。半額?!つーか、逆になんだその値段の下げ具合は。現金だと、自分のポケットマネーに出来るんで、なんとかしますよ的な取り計らいか?そうなんですよねぇ・・・この預け荷物のオーバーチャージって、意外といい加減なんですよ。キューバに行ったときのクバーノ航空では、手持ちのお金がないって言ったら、じゃぁいいやって免除してくれたし、ウシュアイアから戻る時に支払ったオーバーチャージは、払ったことを誰も確認してくれないし。そんでもって、ここでは、こんな感じでしょ。摩訶不思議なシステムです、オーバーチャージ。
とにかく、ここは半額という言葉に負け、現金で支払うことに。ATMで若干引き落としてくれば、手持ちのアルゼンチンペソが使いきれるし、ま、いいかと。
相当余裕があったはずの空港での待ち時間。こんな感じでバタバタしていたら、意外とあっという間に搭乗時間が近づいてきてしまった。何が起こるかわかりません、国際線の空港。早めに行くのがベターです。
カタール航空で、これから二日かけて日本へ戻るというクワキくんに別れを告げ、マレーシア航空の搭乗ゲートへ。いよいよ南米ともお別れですが・・・きっといつの日かまた来ます、南米。
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