(English)
I arrived at CapeTown. This is first trip to Africa for me.
(Español)
Llegué a CapeTown. Éste es primero el viaje a Africa para mí.
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ケープタウンまでの9時間強の空の旅、夜遅い出発だったので、眠って終わりだなと思っていたのですが・・・機内映画で<インセプション>を発見。見たかったんですよぉ、インセプション。ウシュアイアで知り合ったリョウタくんに勧められたし、なんといっても、監督があの超絶名作<バットマン/ダークナイト>のクリストファー・ノーランですから。ということで、映画鑑賞開始。と、メニューを見てたら、なんと、日本語の吹き替え版があるじゃないですか、さすがマレーシア航空。
<インセプション>、いやぁ、面白かったですよ、面白かったです。が、眠気に勝てず、途中何度かうつらうつらしちゃいまして・・・そうすると、話がまったく分からなくなるんですよ。夢の中の夢を巡るという、複雑な入れ子構造で話が展開していくこの映画、普通に見ててみ混乱するというのに・・・ハッと目が覚め、覚えているシーンまで逆戻しして、見直し始めて。で、しばらくするとまた寝てしまってたんで、逆戻して・・・なんてことをしてたら、9時間の空の旅、インセプション一本見て終わってしまった。ああ、<SP野望編>で真木よう子さんを見たかったのに・・・
なんて話はさておき、さてさて、到着したケープタウン国際空港。飛行機機内から空港へとつながる渡り廊下を歩いていると、ムワッとした熱気が体にまとわりついてきた。ブエノスと緯度的にはほぼ変わらないケープタウン、そろそろ初秋の時期なのですが、まだまだ暑い模様。
昨日の日記に書いたように、出国はバタバタだったので、こりゃ、入国も一悶着あるかな、と覚悟していたのですが・・・入国は、拍子抜けするほど、簡単に終わってしまった。入国審査も特に何も聞かれず、スタンプだけをポン。荷物も問題なく出てきて、とりあえずその場で軽くチェックしたところ、自転車も異常なし。税関もほぼスルー。空港内のATMで、シティーバンクのキャッシュカードで南アのお金<ランド>も無事引き出せた。で、空港のアライバルロビーに出て、さて、街中までのシャトルバスに乗るか、と周囲をキョロキョロ。
・・・黒人ばっかりですやん。
空港の建物的には、ブエノスと変わらない、いや、むしろより近代的な雰囲気のあるケープタウンの空港では、建物内を歩いているでは、アフリカに来た感じがしなかったのだが・・・ここ、アライバルロビーに溢れる黒人を見て、ようやくアフリカに来たことを実感するオイラ。
いやぁ、それにしても、黒人の人って、なんか威圧感あるんですよなぁ。オイラだけかなぁ、そう感じるのって・・・アフリカ=怖いってイメージに囚われすぎているのかも・・・接し慣れてきたら、感じなくなるのかな。
そんな感じで気後れしちゃって、カメラを向けれず。黒人で溢れている空港の様子をお届けできずに残念です。意外と小心者なんです、オイラ、ハイ。
とにかく、最初はその威圧感を感じまくりながら、おそるおそる、ケープタウンの街中行きのシャトルバスについて、近くを通った黒人のおじちゃんに聞いてみた。すると、すごくフレンドリーに、場所を教えてくれるじゃないですか。あれっ、アフリカの人ってこんな感じ?ちょっと南米のラテン感覚と通じる接し感覚に、緊張しまくっていた心がちょっとだけ緩む。しかも、南アはほとんどの人が英語をしゃべる。ペラペラってほどはしゃべれませんが、自分の意思を伝えるくらいはできる英語力は持っているオイラとしては、これまた、ホッと一安心。
さて、街中行きのシャトルバスは、1時間後に出るということなので、待ち。さてさてようやく辿り着いたアフリカ大陸、どう走るかは、まだまったく考えていない。とりあえず、南部アフリカ版地球の歩き方を広げ、なんとなくルートを夢想してみることにした。
南アでは喜望峰に行って、ガーデンルートと呼ばれる道を走りたいな、と思ってまして。で、このあたりで絶対行きたいと思っているのが、お隣の国、ナミビアにあるナミブ砂漠。南アを海岸沿いに東方向に走って、レソトという小さな国に寄った後、再び西に戻って、ナミビアへ北上しようかな、なんて計画してみる。
いやぁ、アフリカ。ついに来ちゃったんだなぁ。なんか不思議な感覚で落ち着かない。普段なら、カメラをビシバシ撮りまくるオイラなのに、この日、写真をほとんど撮ってなかったのが、極度の緊張っぷり、というか余裕のなさを如実に表している。
1時間待ってやってきたシャトルバスに乗って、ケープタウン街中へ入る。ケープタウンの街で、向かうは<Cat and Moose Backpacker Lodge>という宿。日本人宿ってワケじゃないんですけど、日本人がよく泊まっている宿というので・・・ここんところ、ずっと日本人宿に居たから、そろそろ日本人と絡まない空間にという思いがある反面、気分的に楽ちんな日本人コミュニティで過ごしたいという思いもありまして。門をくぐっちゃったのですよ、<Cat and Moose>。奥にあるドミ部屋へ案内してもらうと、二人の日本人が居まして。どうも、と挨拶すると、
「ナミビア行きません?」
と唐突にお誘いが。誘ってくれたタカシさんが言うには、ナミビアにレンタカーを借りて行こうと思っていて、ここで、メンバーを探しているところだ、と。今3人メンバーが確定していて、あと1人か2人、増やしたいと思っているらしい。
おほ・・・ナミビアレンタカー旅ですか・・・
もちろん、ナミビアは行くつもり。先ほど、空港で夢想した時は、自転車でガッツリ走ろうと思っていたんですが・・・実は、ようこ&ひろさんから、ナミビアはレンタカーで周ったという話を聞いてまして。お二人には、その頃自転車で走れない事情があったからなんですケド、でも、車で行ってもしんどかったというナミビア道。走れないことはないけど大変ですよ、なんて言われちゃってて・・・
ん?ここは、このお誘いに乗ったほうが正解じゃないのか?
ちなみに、ナミビア、広い国土の割には、交通網が発達しておらず、バスで行っても、大きな街しか回れないらしい。ツアーも高いらしく、がっつり見て周りたいのであれば、レンタカーが一番とのことなのだ。
そんなこともあり、心が揺れ始めたオイラ。「ちなみに、いつ出発ですか?」と聞いたところ、明日から、というタカシさん。
明日ですか・・・
いや、さすがに、到着してすぐっていうのは・・・とりあえず、休みたいし、情報集めて、今後の計画も立てたいし・・・
なんて思っちゃうのは、ウシュアイア&ブエノスでまったり過ごしすぎたゆえの、怠惰な心の誘惑。いうほど疲れてなんかないじゃん!そして、情報集めなんて後からでもいいじゃん!、とアフリカ大陸に上陸したてで、オイラの中に芽生えたフレッシュ心が、叫ぶ。それに、なんか、せっかくの流れ。この流れに乗ってみるのも、なんかオモシロそうじゃないですか。
「行きます、ナミビア」
南ア到着した早々ですが、明日から、お隣の国、ナミビアに行ってきます。走ってきまっせ、ナミビア・・・って、あ、自転車ではなく、車でなんですけどね。
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