(English)
Namib Desert was very beautiful.
(Español)
Desierto de Namib era muy bonito.
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今日はこのレンタカー旅最大の目玉である<夜明けのナミブ砂漠>を見るべく、朝一で出発。ここの砂漠公園、ゲートが開くのが5時。大体夜明けは7時前くらいだから、ゲートが開くと同時に車で飛ばして1時間弱、そこから5km、歩いて1時間で、ちょうど辿り着けると計算していたのですが・・・なんと今日から冬時間。1時間時間調整された時間の5時は今までの時間でいうと6時のこと。つーことは、日の出まで1時間弱の時間しかないじゃないですか。これは、ソススフレイで日の出を拝むのは無理っぽい。ここは無理をせず、昨日夕日を遠くから拝んだDune45に登って朝日を拝むことに。
ギリギリに行くとゲートが混むのではないかという予想のもと、早めにキャンプサイトから出発。ゲートに一番乗りして、誰もいない門の手前で待つ。しばらくしたら、係のオバちゃんがやってきた。おなさけで、早めにゲートを開けてくれるのを期待していたのだが、仕事をきっちりこなすタイプらしいオバちゃんは、5時になるまでゲートを開けてくれない。オイラたちの車の後ろに、どんどんと車が並んでいく。なにやら、マリオカートのようだ。そして、5時。開門。勢いよく飛び出したオイラたちの日産ティーダは、そのまま逃げ切るカタチで、トップをひた走る。
ただ・・・どこまで走っていいのかがよく分からない。真っ暗で周囲が見にくいのだ。初めて行く場所なため、入り口がどうなっているのかも分からないし・・・とにかく地図に書かれていた、ゲートから45km地点という情報を信じて、タコメーターが45km地点に到着するまでひたすら飛ばす。で、45km地点。そろそろこのあたりにあるのでは・・・と、スピードを緩め、周囲を偵察・・・するとありました、Dune45の文字が書かれた看板が。
車を止め、砂漠に向かって走り出すオイラたち。すぐに追いついてきたほかの車も、次々に駐車場に車を止めて、砂漠に向かって走りだす。みな我先にと、砂漠へ。しばらくトップを走っていたオイラたち。誰の足跡もない砂丘を踏むのはメッチャ気持ちいいのだが・・・いかんせん走りにくい。後ろから追ってきた元気な欧米人のお兄ちゃんに追い抜かれ、トップを譲るハメに。
この後は、ゆっくりと砂丘を登ったオイラたち、見晴らしのよい峰に腰かけ、朝日が昇ってくるのを待つことにした。次第に明るくなってくる空。そして6時前、砂漠が赤く染まり始める。日が出て、その赤色が彩度をあげてきた・・・が、想像していたほどの・・・色じゃないなぁ・・・なるほど赤というより濃いオレンジじゃんか、と少々ガッカリした次の瞬間、目の前が真っ赤になった。
なんだ、このアカイロは・・・
見たこともない色に包まれていく・・・
この色の演出はスゴかった。刻々と変わっていく、アカイロの世界。こんなにも変化するものだとは、いい意味で予想を裏切ってくれたナミブ砂漠。
いやぁ、アフリカ、楽しませてくれるじゃないですか。これからもスゴイものがまだまだ見れるんでしょ、とわくわく心を弾ませていたら、ダイスケくん、マサさん、タカシさんの3人が「こんなスゴイ風景、アフリカのほかの場所じゃ見れませんよ」と口を揃えて言うじゃないですか。えぇ~確かに、ココ凄すぎるんですケド・・・最初にこれを見ちゃったオイラは、この後何を期待してアフリカ旅をすればいいんでしょうか?
・・・って、アフリカは風景だけじゃないし。圧倒的な風景は、パタゴニアで堪能してきたからな。アフリカでは、野生動物やアフリカならではの人たちとのふれあいを期待してるんで、ま、大丈夫っしょ。
朝日を拝んだ砂丘の峰の上で、4人揃っての記念撮影をした後、Dune45を降りて、次なるスポット、ソススフレイへと向かう。再び車に乗り込んで、さらに砂漠の奥地へと移動。舗装された道が途切れたところに駐車場があり、ここにティーダを止める。この先は砂道。四駆じゃないと進めない。ここからソススフレイまで、送迎の四駆トラックとかが走っているのだが、オイラたちは歩いて向かう。5kmくらいへっちゃらと思って歩き始めたのだが・・・砂地は歩きづらいし、雲ひとつない空から降り注ぐ太陽光がじりじりと体力を奪っていく。意外とツライ・・・と思っていたら、周囲がいつのまにか、砂漠で囲まれていた。ソススフレイに到着だ。そう、ここソススフレイは、360度赤い砂漠を展望できる場所なんです。実は、ナミブ砂漠の赤い砂漠が見れるゾーン、一面砂漠ってワケじゃないんですよ。いくつかの砂丘が連なって、山の連峰のようになっている場所が大半で。グルリと砂漠に囲まれたかったら、このソススフレイまで来なきゃいけない。
で、このソススフレイに到着した時には、すでに太陽が昇っちゃって、砂漠は朝ほどの赤さを見せてはくれなかった。ああ、周囲一面が赤く染まる砂漠、きれいだろうなぁ・・・と、先ほど見たアカイロをこのソススフレイの空間に当てはめて、妄想してみる。
赤くはないが、ナミブ砂漠の一面砂世界は素敵。砂丘のカタチがいちいち美しい。そんな砂丘を、しこたま歩き回って、堪能しちゃいまして。砂の奥地に来たところで一休み。ここで、ダイスケくんが、ムビラを引き始めた。ジンバブエの楽器、ムビラ。透明感のあるきれいなムビラの音色が、砂漠の風景とマッチする。あ~、いいなムビラ。オイラも、ジンバブエに行ったら習ってみようかな。
さてと、ナミブ砂漠はもう十分に堪能したし、そろそろ行きますか、と、11時頃出発。もうあの赤い砂漠は見れないのかなと思って、去り際に砂漠の方を振り返ってみたら、びっくりするくらい赤く輝いていた。朝日じゃなくてもあんなアカイロに染まるんだ・・・光の当たり方で、様々な表情を見せてくれる。不思議な風景でした、ナミブ砂漠。
この後、マサさんとオイラで交代運転をしながら、ワルヴィス・ベイに到着。ここ、ワルヴィス・ベイにある湖でフラミンゴが見れるらしいのですよ。フラミンゴは、南米でいっぱい見てきたんで、そんなに興味はないんですよねぇ、オイラ。3人は初野生のフラミンゴだというので、テンション高い。
フラミンゴ、まぁまぁでした。いやぁ、ねぇ、ガラパゴスでは、一匹見ただけでも、ウハウハ喜んでいたというのに、何百羽というフラミンゴを目の前にして、大して感動しなくなっているとは。いつまでも新鮮な気分を忘れずにいたいとは思っているんだけどなぁ・・・
そして日暮れ前、ナミビア第二の都市と言われているスワコップムントに到着。今日はここで泊まることに。お目当ての宿が満室だと断られ、適当に探して入った宿が、なんとテント泊で一泊20ナミビアドルとのこと。200円強って・・・どんだけ安いんだ、ここ。
一応キッチンもシャワーもありまして。電気も使えるので、コンデジのバッテリーを充電。ナミビア旅、車中&テント泊続きで、充電ポイントがなかったらどうしようかと思っていたところだったんで、ホッと一安心。ようし、これからのナミビア旅中盤&後半戦も、写真をビシバシ撮りまくってやるぞっと。
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