Power Up
パワーアップ・ファニーバニー

2011.4.28 / SouthAfrica(SimonsTown~Grabouw) 本日 自転車78km走行 : Total 26190km走行
天気:晴時々曇 自転車折りたたみ:1
朝飯→パン 昼飯→ハンバーガー 夕飯→チキンバーガー / 宿→Chalet Klipkop Guesthouse(テントで100ランド)

(English)
 Today I run going ahead.



(Español)
 Hoy corro la ida delante.
 朝、一瞬、喜望峰リベンジをしようか、とも思ったのだが、80ランドの国立公園入場料を再び払って、しかもあのツライ走りをしなきゃならんのは、勘弁と、サクッと諦める。やっぱりスタート地点にはそんなに思い入れは、ないみたいです、オイラ。ゴール地点であんな間違いをやっちゃったら、確実にリベンジに行くと思いますケド・・・

 さて、これからしばらく海岸道を走ることになりそうでして。昨日のケープ半島道が5段しか使えないギアでは相当辛かったこと、そして、昨日ブログで、who!?さんが、前ギアの歯が少ない方を使ってみたら、と書き込んでくれていたこともあり、ちょいとファニーバニーをいじって、前ギアを二段使えるようにしてみたのですよ。って、まぁ、前ギアにつけていた純正のカバーを外しただけなんですけど。

 これが、大正解でして。

 いや、これ、スゴイパワーアップ。なんで、早くこの仕様にしなかったんだろうって感じですよ。前ギアのシフト機構なんてつけていない、このBD-1。実は、後ろギアを6段目くらいまで軽くしちゃうと、勝手にチェーンが前ギアの小さい方のギアに、切り替わっちゃうのですよ。この<勝手に切り替わる>のが、なんとなく嫌だなぁと思っていたのですが、実際使ってみると、意外といい感じ。上り坂道で、キツクなってギアを軽くしていくと、ある瞬間に前ギアが切り替わっちゃうんですが、上り坂では、この急な切り替わり具合がちょうどよくて。やっぱりなんでも試してみるべきですな。

 そんな、パワーアップギアですが、一つだけ難点が。それは、一旦前ギアが小さい方に切り替わったら、大きいほうは、自動的には戻らないということ。後ろギアを重いほうに戻せば、前ギアが自動的に戻ることを期待していたのですが、そこは、そんなに都合よく出来ていない。しょうがないので、平地もしくは下り道に突入したら、わざわざ指でチェーンを前ギアの大きいほうのギアに引っ掛けなおさなくてはならないんですよ。

 でも、ま、引っ掛けなおしは、慣れればそんなに面倒でもない。それ以上に、上り坂道が楽々になったのがうれしい。いやぁ、これ、街乗りBD-1なら必要ないですけど、旅チャリBD-1として考えるのであれば、お勧めパワーアップです。2段の前ギア、相当の助けになりますわ。

 ということで、ドンとこい、坂道と挑んだ、峠越え。N2という幹線道路を通ってひたすら東へ向かっているオイラの目の前には、テーブルマウンテンを一山越えるのに、サー・ロウリーズ・パスという峠が控えてまして。昨日までのオイラだったら、この峠を通らず、割と平坦らしい海岸線に迂回する遠回りルートを選んだんでしょうが、パワーアップ・ファニーバニーを手に入れた今日のオイラは一味違いまして。ここは、躊躇せず、峠に突っ込んだのですよ。

 ・・・が、この峠は、パワーアップしたファニーバニーでもきつかった。結局こいでは上りきれず。途中から押す羽目に・・・でも、今までに比べて格段に上り坂が上りやすくなった。いやぁ、今日の峠は強敵すぎたけど、ちょっとやそっとくらいの峠なら、もう、怖くはないぞって感じ。

 とにかく今日は峠を上りきったところにある町で、終了。宿を探すべく、町に入ったのだが・・・町に入った途端、目の前に広がるのは、バラックのほったて小屋。う、ここはひょっとしてスラムの町ですか・・・?若干危険かも、と思いながら自転車を進めると、次第に立派な家が立ち並ぶようになってきた。なんか不思議なつくりの町だ。アフリカの町ってどこもこういうふうになってるのか?とにかく、治安がよさそうな町並みになり、ホッとしたところで、宿を発見。が、値段が高い、高すぎる。テントを持っているからキャンプで・・・とお願いしたところ、キャンプでも100ランド以下にはまけられないって言われて。他に宿がなさそうだったので、しょうがなく、ここに決める。

 夜、テントの中で暇だったので、<Coast to Coast>というフリーでもらえる南アの各地のバックパッカー宿情報が載っている冊子をパラパラ眺めていたら・・・なんとこの町で50ランドでキャンプが出来る宿が載っていたじゃないですか・・・

 昨日に引き続き、事前調査不足で・・・今日も失敗。