(English)
I started from Souternmost tip of Africa.
(Español)
Empecé de Souternmost ladee de Africa.
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今日もそんなに距離は走らないつもり。が、昨日の失敗があったので、なるべく朝早くに出発することにした。宿の皆さんがまだ起きる気配のない中、裏の勝手口からコッソリ出る。コッソリって・・・いや、宿代とかは、もうすでに支払っているから問題ないのですよ。あくまで、日曜日の朝、ゆっくり寝ていたいだろうな、という皆さんへの配慮です、ハイ。そうそう、今日は日曜日。Napierの町の朝は静か。と、通りかかった教会から、なにやら歌声が聞こえてきたので、覗いてみる。Napierの名物らしい教会で行われていたのは、日曜ミサ。心を癒され、Napierの町を後にする。
今日の道は、基本平坦。昨日に比べれば相当楽。風も向かい風じゃなく、横風だし。いい感じで進む。
さてさて、道脇には、アフリカ大陸最南端の町、L'Agulhasまでの看板が見えてきた。そう、今日向かうところは、アフリカ大陸最南端のアグラス岬。
え?また端っこ?ええ、今度こそ、端っこです。
最西南端の喜望峰、近くまで行ったものの、ケープポイントから眺めるだけで、立ち去ってしまったのは、前の日記に書いたとおり。ま、そんなドジもオイラの旅っぽいじゃないか、と無理やり自分を納得させようと思ったのですが・・・やっぱり端っこから出発しなかったことに対して、心にモヤモヤを感じながら走っていたのですよ。
で、この先のルートをいろいろ考えながら地図を見ていた時、目に付いたのが、アフリカ大陸の南の端っこの岬マーク。アフリカ大陸最南端は、このアグラス岬、って書いてあるじゃないですか。そうだ、喜望峰リベンジの替わりに、アグラス岬だ。そこをスタート地点にすればいいんじゃないかと、思ったワケなのですよ。
で、だんだん近づくアグラス岬。えらく盛り上がってくるオイラの気持ち。なんか、ケープポイントに行った時とは、全然テンションのあがり方が違う。今回の方が気持ちに余裕があるからなのかなぁ。ケープ半島を走っていた時は、走り始めってこともあって、ホント、走るだけで気持ちがアップアップだったからなぁ。
道は海岸線に出て、左手に、キラキラしてて素敵な海が見えてきた。やっぱり海は好き。青い空の下に広がる青い海を見ながら自転車で走るのは最高に心地よい。
そして、目の前に見えてきたのは灯台。アグラス岬のライトハウスだ!いやぁ、メッチャ興奮してきたぞ。
そして辿り着いた最南端ポイント。いやぁ、ケープポイントや喜望峰と違って、人が全然いない。やっぱり、こういうところは、人がいないほうがいいですよぉ・・・最南端気分にゆっくり浸ることができる。
はしゃいじゃいました、ココで。いい感じで心が盛り上がったなぁ・・・いやぁ、これでスッキリスタート気分に切り替えられる。さぁ、改めて、アメリカ大陸縦断チャリ旅、スタートです。
最南端の記念碑の上に上り、果てしなく広がる水平線を眺める。目に入るのは、大西洋とインド洋。境目のないはずの海に二つの名前をつけて区別しているのが不思議な感じだ。一つにしか見えない海が、左は大西洋で、右はインド洋です、と言われると、なんだか、世界の分け目に立っているような妙な感慨に浸れてしまう。う~む、我々の思いは、言葉に左右されているのだなぁと、改めて思う。
ま、ともかく、南の端でテンションがあがりまして。
さぁ、目指すぞ、最北端の地、ノールカップ。
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