(English)
Today I run on Garden Route.
(Español)
Hoy corro en Ruta del Jardín.
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今泊まっている宿、二日間泊まっている客はオイラだけ。広いドミ部屋を独り占めできまして・・・いやぁ、居心地いいったらありゃしない。今、オフシーズンらしいガーデンルート、ちょっぴり天候が不安定なのと、鯨が見れないのが残念ですけど、人ごみが嫌いな人には、いい季節です。
この宿、安いし、一人でノンビリ出来るんで、もうしばらく滞在していこうかとも思ったのですが・・・なんか、不完全燃焼なガーデンルートで、ダラダラ長居するのも、なんだなぁって思いまして。気合を入れ荷物をまとめ、朝早くに宿を出発。
ナイズナの町を抜けると、いきなり上り坂が続いた。そうそう、アフリカ道について、まったくこれまで触れてなかったんですが、基本的に幹線道路はかっちり舗装されてて走りやすいです。路肩もわりと広いしね。で、道脇にヒッチハイク待ちの黒人の人たちがいっぱいいるんですよ。車はガンガン走っているんですが、大抵止まらずに素通りしていて・・・この人たちは、果たして、ヒッチに成功することがあるのだろうか?と見ていて心配になってくる。すれ違う時に、思わず、「乗っていきますか?」と誘いたくなる気になるのだが・・・ま、実際には無理です。この荷物+二人乗りはありえないので、いつも、挨拶だけして横を通り抜ける。
そんなヒッチ待ちの人たちで溢れるアップダウンが続く道をしばらく走っていたら・・・見えてきました<ナイズナ・エレファント・パーク>の看板が。そう、昨日、宿に置いてあったナイズナの見所情報を見ていたら、ゾウ公園が、これから通る道沿いにあるって書いてありまして。そりゃ、寄っていくでしょ、と、寄り道してみたんです・・・が、これまた値段が高い!100ランド以下だったら、見ていくかくらいに考えていたのに、入場料だけで190ランドと言われ・・・う~ん、断念。しかも、ゾウに乗るオプションなんて、800ランド近くするって言うじゃないですか。高すぎません・・・?あ~、この値段を考えると、ダチョウはホント安かったんだなぁって思う。50ランドだったもんな、ダチョウ農園ツアー。ガイドつきでダチョウに乗せてくれて、あの価格が妥当だと思っていたのだが、あれは破格の値段設定だったってことか。
う~ん、せっかくアフリカに来たからには、いっぱい動物を見ていきたいとは思っているんだけど・・・動物を見れる場所場所で、こんなにお金を取られるんじゃ、なんか、躊躇しちゃうなぁ。
とにかくココでは、公園入り口から、遠目にゾウがちっちゃく見えたんで、まぁ、いいか、となんだか無理やり自分を納得させ、再び自転車で走り始めたオイラ。あぁ、なんかこれだと、走っているだけじゃないかぁ。走りながら、いろんな体験ができるのを期待していたのに・・・もっと遊びながら前に進みたいぞぉ、なんて思っていたら、しばらく続いていた森風景が途切れ、目の前に海岸が見えてきた。プレッテンバーグ・ベイという海岸らしい。白浜の広がる海の内側にラグーンが出来ていて、なんか素敵な風景。ま、いいか、ただ走っているだけでも。こんな風景をゆっくり堪能しながら、進めるんだから。
普通にね、景色を見ているだけでも気持ちいい道なんですよ、ガーデンルート。悪魔のアトラクション勧誘させなければ、景色だけで満足した走りができるんでしょうけど・・・ここでも、オモシロそうなリゾートアトラクションが満載に違いない。もう、なるべく惑わされないように、とプレッテンバーグ・ベイは眺めだけ堪能してそのまま、通り抜けることに。普段のオイラだったら、これだけの景色の場所に遭遇したら、ここで一泊って気になってたんだろうけどね。
そして、プレッテンバーグ・ベイを抜けたら、すぐ山道になった。再び周囲は森風景に。う~む、コロコロ替わる風景。なるほどなぁ、この辺になって、ここがガーデンルートと呼ばれる所以を実感しはじめた。確かに、庭みたいに緑があって、水があって、砂があって・・・そう、ここは、きれいに整えられた庭みたいな風景が広がる道なのだ。
そんな、ガーデンルート、確かにきれいなんですよ。走っていて気持ちいい。けど・・・イマイチ心が燃えないのは、ここが整えられすぎているからかもしれない。どこもかしこも、人の手が入っている感が、オイラ的にはビミョウ。パタゴニアみたいに、ほおって置かれた大自然・・・って感じじゃないんだよなぁ、ガーデンルート。ホント、お庭なんですな、ここは。
で、今日は欲望を駆り立てるものがないであろう、山の中にある宿に泊まることにしまして。町から外れたところにあるファームの隣にある、ロッキーロードという宿へ。ここ、素敵な宿でした。オーナーのロッキーさんの趣味まるだしの宿は、なんか妙に落ち着けるアットフォームな空間でして。普段だったら、宿到着後、シャワーを浴びて、一人で自炊して作った飯食って、パソコン作業を始める、というマイワールドを展開しちゃうオイラなんですが、「今日はチキンの丸焼きだ。一緒に食べるかヨシ?」とお誘いしていただいたディナーに参加させてもらい、オーナーロッキーさんをはじめ、泊まっている旅人さんたちと、ワイワイ過ごすことにしたのでした。いやぁ、山生活も、いいな、ウン。海好きのオイラ、住むのなら絶対海岸沿いがいいって思っていたんですが・・・こういう山小屋生活も素敵かも。あぁ、そうだ、ここなら、車ですぐ海岸に出れるから、山&海という贅沢生活が可能じゃないか!うむむ、ここ、住むには、なかなか理想の場所かもしれないぞ・・・
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