Addo Elephant National Park
ゾウ保護区なのにゾウは最後に登場・・・って

2011.5.16 / SouthAfrica(Addo) 本日 自転車0km走行 : Total 26981km走行
天気:曇のち晴時々雨 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→インスタントラーメン 夕飯→パスタ / 宿→Orange Elephant Backpacker(一泊分おまけしてくれた)

(English)
 Today I went to Addo Elephant National Park.



(Español)
 Hoy fui a Elefante de Addo el Parque Nacional.
 アフリカでの楽しみといえば、なんと言っても、動物と出会うコト。で、せっかくアフリカで動物に出会うのならば、なるべく自然な形で生活している野生の動物を、と思っていまして。

 そうそう、南ア、自然な形ではない動物だったら、いくらでも会うチャンスがあったんです。オーツホーンでスルーしたカンゴー野生動物園とか、これまたスルーしたナイズナ・エレファント・パークいった、<動物に触れますよ>といったふれ込みの、動物園的な施設なら、あちらこちらにあるのだ、南アには。で、これらの動物園的な施設、行けばお目当ての動物が確実に見れるし、しかも、超近距離で対面できるかもしれないのだから、魅力的っちゃぁ魅力的なんですけど・・・なぜか、行きたいって気持ちになりきれなかったのは、アフリカにきたのに、動物園的な場所にいかなくてもいいんじゃないか?という気持ちがあったからなんです、たぶん。

 野生の王国、アフリカ。やっぱり、野生動物でしょ、見るなら。

 じゃぁ、野生の動物はドコ行けば見れるのかっていうと・・・動物保護を目的とした国立公園や保護地区と呼ばれる場所があるんです。ここならば、自然な形で生活している動物に遭遇することができるってワケで。で、今来ているアドゥは、ゾウの保護を目的としたゾウ保護地区なんです。165,000ヘクタールの自然区に、470頭のゾウが放されている。ここでは、人間がゾウに何をするわけでもなく、ただ、ゾウたちはこの広大な場所で、気ままに過ごしている。

 密漁のために激減してしまったこの地区のゾウを保護しようと作られたアドゥの保護地区。最初は、残った11頭のゾウを2000ヘクタールの土地で保護するところから始め、70年かけて今の規模の保護地区になったそうです。

 11頭が470頭に・・・いやぁ、スゴイもんだ。で、今日は、そんなアドゥ・エレファント・ナショナル・パークにサファリツアーに行くことになったのです。

 サファリツアー・・・こちらでは、ゲームサファリと呼ばれているアトラクションでして。自然のままの状態の動物たちを、車に乗って観察するアトラクションなのです。動物が生息しているエリア内に車が通れる道がいくつも張り巡らされており、そこを通って、近くにいる動物たちを眺めるってワケ。

 動物が居るところを走るのだから、ガンガン動物が見れそうなイメージでしょ、サファリって。いやいや、行けば動物が見れるっていうのは、やっぱり動物園だけなんですな。自然な形で生活している動物たちって、目に触れる場所にウロウロしていないもんなんだ、ということに改めて、気づかされました。いやぁ、動物園感覚でサファリに臨んでしまっていたオイラは、あまりにも動物が見れないことに、逆にビックリ。

 よく考えてみれば、165,000ヘクタールの土地に、470頭のゾウですからね。勝手気ままに動き回る彼らに遭遇するのは、そりゃ難しいってもんでしょ。

 まぁ、実際、ゾウに会うのがどれほど難しいことだったのか分かるのは後ほど。8時半に宿に迎えに来てくれたバンに乗り込み、いざ、ゲームサファリに出発。今回一緒に行ったのは、ガイドさんと、エイリアとインガーというオランダ人カップル。8kmほど走って、アドゥ・エレファント・パークの入場ゲートに到着。

 ちなみに、今回オイラは、ツアーということで、バンに乗せてもらってパーク内に入るのですが、ここ、車であれば、入場できるので、自家用車やレンタカーで入って、自分の運転で楽しむこともできます。一応道があるのだから、自転車で走れないか?と、昨日、ツアーを頼む時に、一応聞いてみたのだが、ライオンもいるから、自転車だと、死ぬぞと言われ、断念。

 さて、ゲートをくぐると、さっそく道が、ゾウの糞だらけ。ガイドが言うには、新鮮な糞だから、この近くに潜んでいるはず、とのこと。早速ご対面できるのかいな、と期待があがる・・・が、ゾウなんて全然見当たらない。と、草陰になにやら動物を発見。シカっぽい。この時、ガイドがこのシカっぽい動物の名前を教えてくれたのだが・・・シカっぽい動物って、結構いっぱい種類がありまして。Red Harte-beestやElandやKuduなどなど・・・どれがどれだか区別がつかないオイラ。

 そして、その後、車はグルグルとパーク内をウロウロするも、しばらく、見えるのは鳥ばかり。ここ、ゾウだけではなく、他にもいろんな動物が居るという話なのだが、シカと鳥しかいないんじゃないか?と思いたくなるほど、他の動物なんて見えない。

 と、遠くに犬っぽい動物が・・・犬もパークに紛れ込んでいるんだ、なんて思っていたら、ガイドが「あれは、ジャッカルだ!」と。短くてキュートな尻尾をお持ちの犬に似た動物が、ジャッカルとは・・・名前しか聞いたことがなかったジャッカル、生ジャッカルを目の前に見れて、ちょっと感激。

 と、そのジャッカルが走っていくのを目で追っていると、なんとその先に、愛しのゼブラくんたちを目撃。おぉぉ、会いたかったよぉ、ゼブラ。いやぁ、やっぱり、素敵ですわ、彼ら。

 そして、道の途中で急に車を止めるガイド。なにか動物でも居たのかと、キョロキョロ周囲を見渡すも、何もいない。すると、ドアを開け、地面をなにやらガサゴソしはじめたガイドが、ほら、と手渡してくれたのが、丸い球体。そして次に見せてくれたのが、フンコロガシ。「こいつが、その丸い球体を作ったんだ」・・・ってことは、この球体はフンの塊ってことですか!?・・・クンクンとニオイをかいでみたものの、そんなに臭くはない。もはや浄化されてしまったフンの塊なんだろうか・・・

 そして、しばらく車を走らせていたら、茂みの中から、ひょっこり顔をだすキュートな動物が・・・イボイノシシでした。こいつら、なんかいいんですよねぇ、特に、子連れのイボイノシシ一家は、すごくイイ。親イボイノシシにちょこまかとついていく子イボイノシシたちの動きが超コミカルで。イボイノシシ、最初にナミビアで遭遇した時にも、心の琴線をはじいてくれたんだけど、今回もグッとオイラの心をつかんでくれまして。<愛しの動物ファイル>ナンバー3は、イボイノシシに決定です。

 その後、ライオンがよく現れるというゾーンに行ってみたのですが、ライオンらしき姿は見ることができず。一応、<ライオンが出ますので注意>看板だけは確認したのですが。

 ライオンが見れずにガッカリしていると、前方になにやら、黒い巨大な生き物が・・・バッファローじゃないですか!!!うほほぉ~、これはスゴイ、生バッファロー、しかも、めちゃ近い。車がそのまま真横に来ても、微動だにしないバッファロー。いやぁ、なんかふてぶてしいなぁ。強いんだろうなぁ・・・自転車で走っている時に、こいつに遭遇したら、相当ビビッちゃうな。できれば、遭遇したくない・・・いや、でも自転車で走っている時にも見てみたい・・・なんか複雑な心境だ。

 なんか、こうやって書くと、次から次に動物たちに出会えているみたいですけど・・・3時間くらいかけてこの遭遇率ですからね。基本的には、緑の木ばかり見ているのが現実。で、ん?あれ?ここ、ゾウ保護区なのに、ゾウをまだ見てないんですけど・・・

 途中すれ違うガイドカーで、ガイドさん同志が話している情報交換話を漏れ聞くと、今日は全然ゾウが見れないらしい。いつもは居るはずのポイントに全然ゾウが出てきていないというのだ。

 ココへ来ればゾウに必ず会えるということで、人気のアドゥ・エレファント・パーク。まさか、ゾウに会えないまま帰るなんて、珍しいパターンにならないだろうなぁ・・・

 そんな不安を心に抱きながら、車は走る。ひたすらパーク内をグルグル走る。このツアーは、3~4時間ということなのだが、時間はすでに12時半過ぎ。4時間経過。しかし、やはり、ゾウを見せずに帰るわけには行かないのか、「ゾウを見つけるまで帰れないな」とガイドさん。

 オイラ的には、ちょいと眠くなってしまい、ウトウトし始めたとき「居たぞ!!!」という声。ハッと目の前を見てみると、なんと、目の前にゾウがいるじゃないですか。実は、ゾウは、ブエノスのルハン動物園で間近に見ていたから、ま、最悪見れなくてもいいですわ、なんて思ってもいたんですけど・・・やはり、野生のゾウは違いますな。なんかオーラが違います。

 いやぁ、行ってよかったアドゥ。サファリがどういうものかわかりやした。そして、とりあえず、心はスッキリしました。やらないで悶々するのはやっぱりあんまりよくない。悩んだら、やってみるべし、だな、やっぱり。