(English)
Today I left from Durban.
|
|
いよいよ、ダーバンを出発。あぁ、ホントのこというと、まだまだ居たいんだけどなぁ・・・ココ。ま、一応、ダーバンでやりたいことは全てやったし、このまま居ても、カレーを食べて海を散歩して、香辛料のニオイをかいでウハウハするだけの毎日だろうから・・・と、自分を振るい起こし、朝起きて、出発準備を開始した。
そうそう、実は、時間節約のため、ダーバンから、次の目的地であるエショウエという町までは、バスワープしようと思っていたのですよ。でも、BazBusはなぜかないって言われちゃったし、グレイハウンドは、エショウエには止まらないらしい。シャトルバスなら行けるよと言われたんですが、人がギュウギュウに乗り込むシャトルバス、とても自転車を乗せてくれそうもなく・・・結局あれこれ考えるのがめんどくさくなったので、自転車で走ることにしたのでした。結局自転車が一番気楽だ。
さて、いよいよ走り始めたオイラ。本日日曜日であるため、普段は車で溢れているダーバンの道も、空いていて走りやすい。ん?走りやすい・・・そう、めっちゃ走りやすいじゃないですか。いやぁ、ダーバンで取り替えた、リアディレイラーのおかげで、ギアチェンジがビックリするくらいスムーズ。二年半使い続け、いいかげん悲鳴をあげていたリアディレイラーを、自己流で適当に調整し、だましだまし使っていたので、ギアチェンジがガクガク状態だったんですよ。新しいディレイラーをちゃんと調節して取り付けたら、こんなにもスムーズに走れるようになるもんなんですねぇ・・・また、ひとつ、自転車の特性を身にしみて理解させていただきやした。
んでもって、本日の日記の二枚目の写真を見て、何か気づいた人は、相当のファニーバニーファンですな。正解は・・・サドルを変えたんですよ。これまた二年半使い続けたサドルは、もうだいぶボロボロになっていて、中にあるスポンジがはみ出てくる始末。ディレイラーを交換してくれた自転車屋で、店にあったサドルをいくつか試しに取り付けてくれるっていうんで、この際、取り替えてみるか、と3つくらい試して、一番お尻にフィットしたサドルをチョイスしたんです。
ガッツリ自転車に乗る人は、硬めのサドルが結局乗り心地がいい、という話を聞いたことがあったので、最初にハードなサドルをつけてみたのですが・・・いや、これはお尻が悲鳴をあげそう。しばらく乗っていたら、慣れるんだとは思うんだけど・・・なんかお尻がピンときてくれなくて。結局、割とソフトなタイプのサドルにしちゃいました。うん、これくらいが、オイラのお尻には気持ちいい。
あっという間に、ダーバンの街を抜ける。道は海岸沿いで、非常に気持ちいい。自転車は快調だし、周囲は最高だし、今日の走りはめっちゃいい感じ。
さて、途中にあるShark's Rockというビーチに、パッカー宿があるので、今日はそこまでと思っていたのだが、思った以上に走りが快調なので、そのままShark's Rockは通過して、スタンガーという町まで走ってしまった。80km走ったのに、時刻はまだ13時半。今日のペースは相当速い。とりあえず、昼飯でも食うか、と、町の真ん中にあったインド系のレストランに入り、安いプレート飯をオーダー。タンドリーチキンっぽいチキンがめっちゃ美味く、がっついて食べていたら、店のお兄ちゃんたちが、店頭に停めたファニーバニーに群がりながら、オイラにいろいろ質問をぶつけてくる。世界一周するんで、これからインドにも行きますよ、なんて話をしたところ、「パキスタンは?」と一人の男の人が聞いてきた。「行けたら行きたいですけど・・・」「うん、今は戦火がひどくて無理だな」と。どうやら、パキスタンは?と聞いてきた男の人は、パキスタン人らしく、情勢がひどいパキスタンが嫌になって、南アに来たんだという。
そんな話をしながら、飯を食べ終え、さて、お会計は・・・とお金を支払おうとすると、「いいよ、お金は。今日の飯は君へのパワーってことでプレゼントだ。ノープロブレム」と、店のお兄ちゃん。
いや、そういうわけには・・・すんません、甘えさせていただきます・・・
なんでしょうね、この優しさ。食べ物以上に気持ちを満腹にさせていただいちゃいました。
ようし、パワーをいただいちゃったし、このままエショウエまで走りきるかぁ、とがんばったのですが、結局、その手前の、ジンジンドロブという町で日暮れ。宿がなさそうな小さな町だったので、町外れのブッシュで野宿。しかし、日暮れギリギリまで走っちゃったもんだから、いいテン場が探しきれず・・・久々に、いいかげんな場所にテントをはっちゃって・・・寝心地悪いったらありゃしない。
それにしても、この辺に来たら、なんか雰囲気が変わってきた。南アなんだけど、これまでの南アとは違っていて、なんか異国に入り込んだ感じ。ズールーランド地区というズールー族が暮らす土地に突入したせいか、今までとは違った文化のかおりがする。いや、好きな感じですよ。今までの南アより、肌が合いそうな気がする。
|
|
|