Hip
スワジランドでクレヨンしんちゃんに会いました

2011.6.19 / Swaziland(Lavumisa付近~Siphofaneni付近) 本日 自転車100km走行 : Total 28515km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:1
朝飯→パン 昼飯→スーパーの惣菜 夕飯→パン / 宿→テント野宿

(English)
 Today I run on Swaziland.



 さぁ、今日から本格的にスワジランド走りの開始だ。テントをたたんで、出発。走っていると、周囲の民家から子供たちが飛び出して、走っている自転車に寄ってくる。おお、かわいいやつらだ、と思っていると、「ギブ・ミー・マネー」・・・ああ、なんかくれると思って近づいてきたのね。

 いや、こういうモノ欲しさに近づいてくる子供だけじゃないんですよ。純粋に、自転車で走っている異国のお兄さんに対する、めずらしもの見たさで近づいてくる子供たちもいるんです。手を振ると、ニコッと笑って手を振りかえしてくれる。なんか心が癒される瞬間なんですよ。

 そんな子供たちに絡まれつつ、走っていたら、またも、前方の家から子供が飛び出してくるのが見えた。うむむ、今度の子供は、ギブミー派か、笑顔派か・・・なんて思って、近づいてくる子供を目で追いかけていたら、いや、この子はまったく予想外の行動に。

 クルリと後ろを向き、なんと、ズボンを下ろして、生ケツとなったお尻を突き出し、ペンペンと・・・いやはや、クレヨンしんちゃんがやるポーズそのままを再現してくれるじゃないですか。うむむ、これには、オイラもちょっと反応に困った。というか、このポーズは、オイラに対して、友好のゼスチャーなのか?それとも、敵意を表すゼスチャーなのか?

 再びズボンをはいた男の子は、笑顔でオイラに手を振っていたから、きっと友好のゼスチャーのつもりだったのだろう。いやぁ、でも、あまりにも予想外の行動だったから、写真を撮るタイミングを逸してしまった。普段だったら、なにか変わったことがあると、必ずカメラを向けるオイラなのに・・・

 さて、そんな風に子供たちに絡まれまくりのスワジランド道ですが、道の周囲は、おだやかで、田舎道が続いているって感じです。というか、南アのズールーランド地区から、ずっとおだやかな田舎道が続いていて、それの延長って感じ。ズールー族の人たちとスワジ族の人たちの違いがそんなに分からないオイラは、あんまり別の国に来たって感じがしない。むしろ、ダーバンから、ズールーランド地区に入った時の方が、異国感があったかも。

 で、ここスワジランドも、ズールーランド地区と同じように、サトウキビ畑が広がっていたりするのですよ。サトウキビ畑を見るたびに、サトウキビを取って食べたい衝動に駆られていたのですが、さすがに、畑に生えているやつを取ってしまうのは悪いと思い、我慢していたんです。そんなサトウキビ、道を走っていると、刈られたサトウキビを山のように積んだトラックとすれ違うんですよ。これが、ほのかに甘い香りがしてきて、たまらんって感じでして・・・で、このトラックが、運び途中のサトウキビをポロポロと道に落としていってくれるんですよ。道端には、そんな落し物サトウキビがいっぱい転がっている。ただ、大抵は時間が経ちすぎて、干からびちゃっているやつなんですが、たまに、落としていったばかりのみずみずしいやつが落ちている時がある。これがチャンスなんです。拾って、茎を折って、皮をむいてかぶりつく。いやぁ、美味い。疲れた体に、サトウキビの甘さは、ホントたまらん。

 そんなサトウキビパワーをもらって、走りまくるも、今日も、目標の場所には辿り着かず。一応それなりの町は通るのだが、なんか宿に泊まるより、野宿のほうが気楽で。というか、気候的に、テント泊が心地よい感じなのですよ。夜がほどよく涼しくて、テント内が快適。ということで、今日も道端でテント泊。スワジランド、二日目も野宿です。