(English)
Today I run in Mlilwane Wildlife Sanctuary by bicycle.
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夜明け前、雨が降り出した。なんてこった・・・今日、サファリを楽しみにしていたというのに・・・でも、これは、シュルシュルウエの時と同じように、朝方だけ雨が降って、すぐに天気は回復するのでは?と希望的観測に基づき、二度寝するオイラ。で、日が昇ってきたら、やはり天気は回復してきた。いやぁ、天気読みも、こなれてきたな。今日は、いい感じでサファリ日和になりそうだ。
で、朝飯を食べ、さぁ、出発・・・え~っと、その前に、地図で、行く先を確認、と。ムリルワネの保護地区内の道は、宿で地図を貸してもらったので、バッチリ。今回は、迷わず散策できそうです。とりあえず、カバとワニは、保護区内の中心にある池に行けば見れるらしく・・・で、キリンはと・・・ん?キリンはドコに行けば見れるのでしょう?地図にはまったく書いていない。とにかくキリン目的のオイラとしては、キリンが見れる場所を確認せずに出発は出来ない、と受付のオバちゃんに聞いてみたところ・・・「残念ながら、もう、ココにはキリンはいないのよ。何年も前に死んじゃってね」とのこと。なんてこった!キリンが居ないなんて・・・今、ムリルワネで見れる動物は、カバ、ワニ、ゼブラ、イボイノシシ、シカ類くらいらしい。ってことは、もう一度見たことがある動物たちしか見れないじゃないか・・・なんだよぉ、山を越えてわざわざやってきたというのにぃ・・・テンションがた落ちのオイラなのであった。
なんか、自転車でっていうテンションでもなくなり、ま、とりあえず、ブラブラするか、と地図を片手に、散歩をすることにしたオイラ。ヒポ・プールと呼ばれる、カバがいるという池に行ってみる。と、居ました、カバ。池の中に浮かんでいる島でノンビリ日光浴中。うむむむ、ここでは3頭のカバだけか・・・これだったら、全然セント・ルシアの方が迫力あったなぁ・・・気分はやっぱり盛り上がらない。と、池に近づいてみると、足元で、なにやらゴソゴソと音が。音がする方向を見てみると・・・
なんと、足のすぐ先で、めっちゃデッカイワニが、こちらをにらんでいるじゃないですか!!!
いや、ビビビと来てしまいました。うひょ~、こんなにワニに接近したのは初めてかも。セント・ルシアではカバに夢中になってしまったため、あまりワニには注目しなかった(中米で見てきたという気持ちもあり)のだが、改めて、近くでワニを見てみると、そりゃもう、すごい迫力なワケでして。一気に気分が盛り上がってきちゃったオイラなのでした。それにしても、この辺危険すぎ。ちょっと不注意をしたら、ワニにガブリと食われてしまいそうだ。
なんだか、ワニにテンションをあげてもらったオイラ、こりゃ、やっぱり、見たことがある動物でも、いいんじゃないの、興奮させてくれるんじゃないの、ムリルワネをチャリでガッツリ周ろうぜ、と、予定通りチャリサファリを決行することに。宿に戻って、ファニーバニーにまたがり、ムリルワネの園内を疾走開始。
まず目に飛び込んできたのが、愛するゼブラくん。いや、こりゃ、ファニーバニーとゼブラのツーショットを撮っておかねばと、慌ててセルフ撮影の準備をするも、なかなかいいポジションにカメラをセッティングすることができない。今はミニ三脚しか持っていないオイラ、ミニ三脚では、地面に置くと、草むらしか写らないのだ。結局、木にくくりつけて写すことにしたのだが、ゼブラくんといい位置に写るための木を探していたら、どんどんゼブラくんが離れていっちゃって・・・いや、サファリでのセルフ撮影は超難しい。でも、憧れのゼブラと一緒の画面で、ファニーバニーにまたがるオイラの写真が撮れた。どうです、アフリカ自転車旅っぽい写真でしょ。装備が空なのがアレですけど、いい感じ。
そして、ヒポ・プールに戻って、カバと一緒の画面で、ファニーバニーにまたがるオイラの写真を撮影。これは、バックにちょっと小高くなっているところがあったので、小型三脚につけたカメラをそこにおいて、セルフ撮影。で、続いてワニ・・・と思ったのだが、先ほどのワニは、どこかへ行ってしまったようで、さっき見かけた場所にはもういない。どこへ行ったのかなぁと、池の周囲をぐるりと見渡すと・・・あ、いた!反対側の岸辺で日光浴をしているワニを発見。で、ファニーバニーに乗って、近くへ接近・・・調子に乗って、50cmくらいの距離に近寄っちゃったんだけど、いやぁ、怖い怖い。写真では平気な顔して写っちゃってますけど、内心めっちゃビビっていたんですよ、下の5枚目の写真。で、日向ぼっこ中のワニ、まったく動かないのですよ。これは、ひょっとして触ってもダイジョウブなんじゃない?と、恐る恐る、手を出してみたんですけど・・・それ以上近寄ったらガブリと噛み付くぞオーラを感じ取ったオイラは、接近すること20cmで断念。これ以上は、マジ怖くて、無理。目がねぇ、爬虫類の冷酷な目なんですよ。あれで、ギョロリと見られたら、近寄れません。
その後、保護区内をひたすら走り回る。相変わらずシカ系の動物はたくさん見かけた。彼らは危害を加えてこないから、安心して近づける。と、遠くに、角が見えたので、また、シカだと思って近づいてみると・・・なんか、牛みたいな動物が・・・ヌーかな?これって、牛なんですかね?シカなんですかね?最初シカ類だと思ったんだけど、めっちゃ威嚇されちゃって。威嚇オーラがシカっぽくなく、近寄ったら、この角で刺すぞ的な感じだったので、近づくに近づけず。
ふ~、やっぱりチャリサファリは楽しいな。車と違って、動物との間に敷居がないっていうのがいい。自分の意思で好きなだけソコに居れるし、度胸しだいで近づきたいだけ近づける。ウォーキングサファリに比べたら、広いサファリゾーンのあちこちに行けるのが魅力的。
いやぁ、キリンが見れないってことで、テンションだだ落ちだった、ムリルワネでしたが、最終的には、最高の場所になりました。ウォーキングサファリとしての迫力だったら、セント・ルシアの方が断然上なんだけど・・・チャリダーとしては、チャリサファリを思う存分堪能できるという意味で、ここムリルワネ、お勧めデス。保護区内の外れに温泉が湧き出る場所があり、足湯をして疲れを癒せたし、いや満足でしたよ、ハイ。
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