I want to see Manta Ray
マンタに会いたくて

2011.7.7 / Mozambique(Praia de Tofo) 本日 自転車0km走行 : Total 29604km走行
天気:晴時々曇または雨 ネット:1
朝飯→インスタントラーメン 昼飯→クッキー 夕飯→フェイジョアーダ / 宿→Fatima's Nest(テント泊350メティカル)

(English)
 Today I did diving into Mozanbique sea. This was check diving to dive more deep water.



 トーフに来てやりたいこと・・・それはダイビングなんです。というのも、ここトーフビーチには、あのマンタと遭遇できる可能性が高いダイビングスポットがあると聞いてまして。そうそう、何を隠そう、オイラがダイビングを始めたのは、<マンタ>をこの目で見たかったからなんですよ。

 それは、まだオイラが日本にいた頃。ダイビングが趣味な知り合いの家に遊びに行った時、見せてもらった海の中の写真。その中に、マンタの姿があったのです。その頃、まったくダイビングなんてものに興味がなかったオイラだったのですが、そのマンタの姿には魅せられてしまいまして・・・いつの日にか、その姿をこの目で、と思うようになったのです。そんな想いがあったからこそ、この旅の途中、ホンジュラスのウティラ島でダイビングライセンスを取ろうって気になったワケで。

 で、そんな憧れのマンタさんに遭えるかもしれない、場所にようやくやってきたワケでして。すぐにでも海の中に入りたいところなんですが、逸る心を抑え、まずは、ダイビングショップに行って情報を仕入れるべぇと、近くにあったトーフダイブというダイビングショップへ足を運ぶ。

 「マンタが見たいんですけど」というと、「じゃあ、ディープダイブだわね」と、受付のオネエサン。「え?ディープダイブってアドバンスじゃないんですか?オイラはオープンウォーターのライセンスしか持っていないんですけど・・・」どうやら、マンタがもっとも見れる可能性が高い、マンタ・リーフというダイブスポットは、結構水深があり、ディープダイブという30m近く潜るダイビングになるらしいのだ。「なんとかならないんですか?」と聞くと、「今日の午後、オープンウォーターで潜れるダイブがあるから、それでチェックダイブをしてきて。その後、ディープダイブの教科書を読んで、テスト用紙に理解した内容を書き込み、ダイブマスターにチェックしてもらったら、講習を受けたことにしてあげる。それで、ディープダイブのアドバンスライセンスを取得したことになるから、潜れるわよ」、ときた。うむむ、どうしよう、「ちょっと考えさせてください」、と一旦ショップを出る。

 で、宿に戻ってきて、宿で斡旋しているダイビングコースについても聞いてみると、なんと、ダイビングではなく、シュノーケリングで楽しむオーシャン・サファリというのがあって、それで、ジンベイザメやマンタと出会えるっていうじゃないですか。え~、だったら、そっちのほうが手軽でいいんじゃない?とは思ったものの、まてよ、それで本当に、マンタに出会えるのか?と若干疑問が頭に浮かんだ。だって、これまで見たマンタ写真って、大抵、水の奥で漂う姿なんですもん・・・シュノーケリングだと、運良く出会えたとしても、水中の下の方に泳ぐ姿をちらりと見れるだけって言う程度なんじゃないか、と。宿の受付では「見れるよ、マンタ。うん見れる」としか答えてくれず、詳細が分からない。宿の受付の人は単なる取次ぎだからね。ということで、もう一度、トーフダイブへ行って聞いてみることに。すると、やっぱり、オーシャン・サファリは、ジンベイザメと泳ぐっていうのがメインだから、マンタ目的ならば、マンタ・リーフへのダイビングをお勧めする、と言われまして。

 ジンベイザメとはウティラで一緒に泳ぐ体験ができているので、ここであえてっていう気はない。もちろん、遭遇できたらうれしいんだけど、ジンベイは二の次。オイラにとって、マンタに遭うことが第一目的なのだ。

 ということで、ディープダイブに挑戦することにしました。マンタのために、アドバンスを取得します。バタバタと、午後一のダイビングの手続きをし、まずは、チェックダイブとして、普通にオープンウォーターで潜ることに。

 海岸からゴムボートに乗って海へ出るわけですが・・・これが、ジェットコースター並みの激しさなんですよ。ホワイトウォーターラフティングってきっとこんな感じなんだろうなぁ。風がビュービュー吹いているためか、波が高く、船が揺れる揺れる。ボートのヒモをしっかりつかんでいないと海に投げ出されちゃう。近場でのダイビングで、意外と早くダイビングポイントに到着したんですが、ポイントに到着するまでに、オイラはすでにグロッキー。ああ、これだから、外海ダイビングは気が引けちゃうんだ。でも、今回はマンタのため。耐えねばならぬのです。

 で、潜ったはいいのですが、ここ、モザンビークの海は、海の透明度が全然ない。きっとプランクトンが豊富なため、たくさんの魚たちが集まる、魚群スポットになっているんだと思うんですが・・・そのプランクトンのおかげで、視界が狭い。バディとは相当近寄って泳いでいないと、すぐに、どこにバディがいるのか分からなくなっちゃうほど周囲が見えにくい。

 魚たちは、面白いほどいましたよ。見たことがない種類の魚たちもいくつもいて、ダイビング自体は満足。マンタではなかったけど、小型マンタっぽいエイに出会えて、心が躍った。オイラはあの手の魚にピンとくるのかも。イースター島以来10ヶ月ぶりとなる、久々のダイビングで不安もあったけど、意外と体は覚えているもので。なんとかなって一安心。ディープダイブも、いけるでしょ、こりゃ、と思いながら、海の中を浮上し、海面にあがり、ボートへ。

 しかし、ボートにあがってからまた、酔いの影響が・・・ああ、ツライ。今日は近場だからまだなんとか我慢できたのだが、マンタリーフは結構遠いっていう話じゃないですか・・・こりゃ、ディープダイブだからどうのという話じゃなくて、マンタリーフまで行くのが無理だからリタイヤって気分になってきたぞ・・・

 海岸に戻るボートでは、やっぱりやめよう、酔いが耐えられない、とばかり思っていたのですが、浜辺に足をつき、気分が落ち着いてきたら、やっぱりここで、マンタを諦めることはできない、って気分になりまして。マンタさんに遭うためにがんばります、ハイ。

 で、夜、手渡されたアドバンスの教科書と、解答用紙を持って、カフェでウンウンうなるオイラ。ウティラでは、日本語の教科書が使えたんですけど、ここには英語の教科書しかなく・・・ディープダイブの項目をひたすら英語で読み、英語の質問の解答用紙に英語で答えなければならない。あ~、久々に頭を使ってます。フル回転です。これも、すべて、マンタさんに遭いたいために、デス、ハイ。