(English)
Today I arrived at Vilanculos.
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昨日、寝ている間に、テント内が洪水になったりしないか、と心配になるほど、真夜中まで降り続いた雨であったが、今朝にはあがり、起きてテントから出てみると、空には、青空が見えていた。
お世話になったエマニュエルおじさんに別れを告げる。昨日の男の子二人は、エマニュエルおじさんの息子かと思っていたら、単なる近所に住む知り合いの男の子たちだったらしく・・・それぞれ、自分の家に帰っちゃってて、出発する時に会えずに残念。それにしても、近所の男の子なのに、まるで家族のように接していたエマニュエルさんと二人の男の子たち姿は、とてもほほえましかったなぁ。こういうご近所関係、とても素敵に思います。
さて、昨日よりはいいものの、若干曇気味な今日の空。テンションがあまりあがらないまま走っていたら、後ろから自転車に乗った少年が追いかけてきた。オイラに勝負を挑むように横に並んできた少年。ここは、気分を盛り上がるために、少年と張り合ってみるか、と、負けじとペダルをこぐ力を強めるオイラ。しばらくデッドヒートを繰り広げる二台の自転車。突然、ファニーバニーの前輪がガクガクしはじめた。何事!と驚いて見てみると、なんと前輪パンク。あぁ・・・後輪をオニューのシュバルベタイヤに替えたから、しばらくパンクの心配をしなくてすむと思っていたのに、今度は、前輪ですか・・・突然止まったオイラを心配してか、はたまた、決着がつかないデッドヒートを再開したくてか、自転車にのった少年が戻ってきて、パンク修理を始めたオイラの様子をジッとながめる。
前輪パンクの修理を終え、再び始まった少年とのデッドヒート。結果的にはオイラの勝利。先頭を走っていたオイラ、振り返ると、いつの間にやら少年の姿がなかったんです・・・なんだよぉ、いなくなるんだったら、一言声をかけてから離れてくれよぉ・・・んとに、意外とシャイなんだから、もう。ん、それとも、オイラがぶっちぎりで引き離しちゃった、ってか?
さて、トーフビーチを出発して、またモザンビーク道をひた走っていますが・・・そう、このあたり、見所といえば、ビーチくらいしかないのですよ。が、そのビーチも、ビーチへ出るためには、砂道を進まねばならないので、素通り気味。今日も、Vilankulosというビーチへと続く側道が目の前に見えてきた。Vilankulosは結構みんなが行くリゾートビーチらしく、トーフビーチと同じく、ビーチへ続く側道が砂道ではなく、舗装道路になっている。が、幹線道路から外れてこの側道を20kmほど走らねばならないVilankulos、最初は寄るつもりはなかったんです。ビーチはトーフで満足しちゃったし、素通りして、先を急ごうかと。けど・・・側道との曲がり角に来たら、それまで雲が張りがちだった空から、雲がなくなってきて青空が・・・この、ここちよい青空でビーチ・・・妄想しはじめたら、その誘惑に抗いきれなくなり、Vilankulosへと続く側道に向かって右折して、ペダルをこぎ始めるオイラ。
完全にその場判断です。この気ままさが自転車旅のいいところ。
ということで、なんとなく、またやってきてしまったビーチ。いやぁ、来てみたら来てみたで、また、ここも素敵なビーチでして。波が荒かったトーフビーチとは違って、非常に穏やかな波が打ち寄せるトロピカルな浜辺。一泊だけして、次に進むかとも思っていたのですが、一泊で去るのはもったいない心地よさ。結局リラックスはできなかったトーフビーチの代わりにココでノンビリすることにするかな・・・
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