(English)
Today I run all day long.
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朝、茅葺屋根の家々が両脇に点在する道を走り始めると、カラフルな衣装に身をまとったオネエサンたちが、ポリバケツを頭に乗せ、道脇を歩いているのに出くわす。
「ボンジア!」と挨拶すると、笑顔で手を振って挨拶を返してくれるオネエサンたちとすれ違いながら、走り続けると、いつの間にか横には、ピタリと併走してくる子供たち。
子供たちとの競争で一汗かくと、道端から「お兄さん、買わない?」との声。ミカン、バナナ、パパイヤを並べた露商のお兄さんから、ミカンを買って一息つく。
そう、道脇では、車通りが少ないのに、様々なものが売られている。果物/野菜のほかに、カシューナッツやら、薪用の木々や干草などなど・・・ここで頭に浮かぶのは、一日のうちにどれくらい売れるのだろう?という疑問。
お金なんてそんなになくても生活できるのかな・・・電気も来ていない茅葺屋根で生活している彼ら。当然、洗濯機なんてものはなく、晴れた日の川で、パンパンという音をたて、洗濯が繰り広げられる。
貧しそうに見えるけど、貧困ってわけじゃない。困ってなんていなさそうなんだもん。なんかね、すごく楽しそうに暮らしている。
これが、南部モザンビークを走って感じた南部モザンビークの印象風景。南アやナミビアやレソトやスワジランドとはまた違った印象風景。アフリカって今まで一くくりの印象でしか捉えてなかったケド、走るにつれて、国ごと、地域ごとに新たな印象がオイラの中に立ち上がってくる。これが、世界を知るってこと。世界は画一ではなく、それぞれはそれぞれなのだ。
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