(English)
About Money of Zimbabwe.
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超インフレと聞いていたジンバブエ、お金がどんだけメンドクサイことになるのか?と思っていたのだが、入国してみたら・・・ハイバーインフレを起こしたジンバブエドルはすでに廃止されて、通貨が米ドルになっちゃってまして。物価も、米ドルの強さに依存してか、比較的安定している様子。噂に聞いていた、次の日になったら、モノの値段が2倍になった、なんてことはなく、まぁ、毎日同じような値段でモノが提供されている。
ということで、今、ジンバブエでは、一応、米ドルと南アランドが公式の通貨として流通して比較的安定した状態にあるのですが・・・この他国のお金による二重通貨っていうのが、ちょっと厄介でして。というのも、米ドルで払ったのに対して、ランドでお釣りがきたりするのですよ。特に、コインがね。で、大体10セント=1ランド計算なんですが、本当はちょっとランドの方が強い。なので、お釣りの時、50セントもらうべきところなのに、4ランドしかくれなかったりする。「ランドの方が強いから、こうなっちゃうのよ」とお金を払う時にはそう言うくせに、こちらが、50セント分を4ランドで払おうとすると、「これじゃ足りない。あと1ランド払え」とくる。なんでやねん。
と、レジでは頭に来ることが多々あるのですが、まぁ、これはジンバブエだからしょうがないと割り切ることに。さて、そんなジンバブエ、お菓子とか嗜好品は若干高めなのですが、普通に飯を食べるだけなら、結構安く食べられることが分かってきた。町のテイクアウェイ食堂に、チキンシチュー&ライスや、ビーフシチュー&ライスを頼むと、なんと2ドルほどで食えるのだ。モザンビークでは同じような食べ物が、4ドルほどしていたので、コレはうれしい。
ちなみに、ハイパーインフレ時のジンバブエドル、紙幣の最高額面は、ワンハンドレッド・テリオンドル。ゼロが14個も付くお札って・・・10桁くらい下の額の紙幣なんて、紙くずみたいになっちゃったらしい。で、このワンハンドレッド・テリオンドルが出た後、一回デノミで、額面の桁が切り上げられたらしいのですが・・・もし、これが切り上げられず、そのまま出ていたら、ファイブオクティリオンドルっていう天文学的数字の紙幣ができちゃっていたようで・・・ゼロが27個ですよ。いやぁ、これでチョコレート一枚しか買えないって、なんかクラクラしてきますな。
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