Great Zimbabwe National Monument
遺跡マニア+奇岩フェチ→グレートジンバブエ

2011.8.15 / Zimbabwe(Masvingo) 本日 自転車55km走行 : Total 31217km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→ビーフシチュー&ライス 昼飯→アボガドサンド 夕飯→久々のラーメンチャーハンオクラ入り / 宿→Backpackers Rest(ドミUS7ドル)

(English)
 Today I went to Great Zimbabwe ruins.



 ハラレから、まっすぐビクトリアフォールズには向かわず、回り道をしてマシンゴという町に来たのは<グレート・ジンバブエ遺跡>を見るためでして。世界遺産にも登録されているこの遺跡、事前情報収集と思って、行った人のブログとか読んでみたのですが、そんなにいい評判が書かれていないじゃないですか。なので、実は、グレートジンバブエ遺跡はすっとばそうかな、とも考えたのですよ。ムビラ修行に予定以上に時間を取っちゃって、滞在ビザのことを考えると、ビクトリアフォールズにまっすぐ向かわないと、オーバーステイしてしまう可能性がありまして。

 が、自称遺跡マニアとしては、<遺跡>と名のつく場所を素通りすることに対して、ひどく抵抗が・・・数少ないアフリカの遺跡を見ずに行ってしまっていいのか?と、心の中で激しく葛藤した末、悩むくらいなら、行っちゃえ、と、結局行くことにしたのです。ま、たとえガッカリ遺跡だったとしても、行かなくて後悔するよりは、全然マシだと。

 ま、こんな感じで、行っちゃう場所が増えて、旅の時間が長くなるオイラ。オイラがダーバンにいたころ、ケープタウンを出発した、チャリダーのリンさんは、もうビクトリアフォールズに辿り着いちゃったっていうのに・・・ブラジルで会って以来、久々に再会できるかもね、なんてメールでやりとりしていたのに、ニアミスで追い抜かれてしまいまして。

 さてさて、悩みつつも、とにかくやって来たマシンゴ。くたびれ果てて辿り着いたマシンゴなのですが、息つく暇もなく、今日、すぐに、グレート・ジンバブエ遺跡巡り。マシンゴの町から26kmほど離れた場所にあるという遺跡、それくらいの距離ならば、もちろん自転車で。

 途中途中に標識があり、比較的分かりやすい遺跡への道を2時間ほど走り、遺跡に到着。入り口で、入場料を支払い、敷地内へ。エントランスゲート脇にある小屋にファニーバニーを止めさせてもらい、いざ、遺跡へ。

 広い遺跡敷地内をちょっと歩くと、見事な石積みの壁が見えてきた。ウホッ、これはオイラ好みの感じの石積み壁、と、気持ちが盛り上がってくる。そして、まず、その石積み壁で囲まれた遺跡<グレート・エンクロージャー(大囲壁)>に辿り着いた。

 「スゲェじゃん、ここの遺跡・・・」

 きれいに積まれた石、そして、それが完全に復元されているワケではなく、長い年月の経過を思い起こさせる崩れ方をしている部分もあるのが絶妙に遺跡の遺跡らしい雰囲気を作り上げている感じで。ここ、ガッカリ遺跡どころか、中南米で見てきた遺跡と比べても、オイラの中での遺跡ランキングで、相当高い位置にランクインしそうな雰囲気を持つ、素敵な遺跡だったのです。

 広い敷地をもつここ、グレートジンバブエ遺跡、見所は、グレート・エンクロージャーだけではない。グレート・エンクロージャーを堪能した後、遺跡が点在する<バレー>と呼ばれる場所を経由して、丘の上にある<ヒル・コンプレックス遺跡>へ。で、この、ヒル・コンプレックスが、これまた・・・めっちゃよかった。きれいに石が積まれて作られた石壁とともに、もともと存在していたであろうと思われる自然形状の巨大な奇岩から構成されているヒル・コンプレックス、人工物である石壁と自然物である奇岩のハーモニーが絶妙で。

 こりゃ、遺跡マニアで、奇岩好きな人には、たまらない遺跡だわ・・・

 そう、遺跡マニアで、奇岩好きなオイラはドはまりしてしまいました、グレート・ジンバブエ遺跡。やっぱね、こういうのって、自分の目で見なきゃね。特に、自分が興味をもつ分野のモノに関しては、自分だけの感性フィルターなるものがかかり、他の人がふぅ~ん、って感じのものでも、最高に興奮できちゃう可能性があるからさ。音楽、食べ物、遺跡、奇岩・・・これらは、他人がどうこう言おうと、とにかく、自分の目、耳で体感しなきゃな、と、素敵な遺跡を目の前にして、改めて思う、オイラだったのでした。