Running with someone
久々のペアラン

2011.8.18 / Zimbabwe(Mbalabala付近~Bulawayo) 本日 自転車55km走行 : Total 31498km走行
天気:曇のち晴 パンク:1 自転車折りたたみ:1
朝飯→パン 昼飯→サザ+スイートビーンズ煮 夕飯→パン / 宿→Packers Paradice Lodge(テント泊US10ドル)

(English)
 Today I run with other cyclist.



 朝起きて、昨日の自転車トラブルの修理の続きを始めるムシくんとヒロキくん。オイラも、ちょうど後輪スポークスが折れてしまっていたので、修理することに。で、そんなことをしていたら、マモヨおばあが、朝食ができたから食べなさい、と朝食のパンを差し出してくれたので、ご馳走になる。いやホント、ありがとうございます、と、手持ちのバナナを添え物として食べてください、とおじいとおばあに差し出すオイラ。

 オイラ自身は、スポークス修理はあっという間に終わり、いつでも出発ができる状態となったのだが・・・自転車の状態があまりに悪いので、一旦南下は諦め、ブラワヨに戻ることにした、という二人とブラワヨまで一緒に走ることにしたので、二人の自転車の修理が終わるまで待つことに。で、待っている間に、ポロポロとムビラを弾いていたら、ムシくんが、修理の手を止め、バックパックからなにやら取り出して、近づいてきた。そして、手に持ったボール状のモノを操り、見事なリズムを刻みはじめるじゃないですか。木の実をヒモの両側に付けたこれ、バチカという楽器らしい。セネガルの方で、使われる楽器のようで。おお、この楽器は知らなかったなぁ・・・素敵なリズムを奏でるバチカ、こいつも、修行してマスターしなきゃ。こりゃ、西アフリカに行ったら、忙しくなりそうだ。

 さて、二人の自転車修理は結構手間取り・・・おばあから「昼飯も用意したから食べていきなさい」というお誘いが。おお、もう昼ごはんの時間か。結局・・・昨日の夕飯、今日の朝飯、そして昼飯と、丸一日分の食事をご馳走になっちゃったなぁ。お礼ということで、斧で木を切ったりとお手伝いを始める、ムシくん。そういうことを自然とできる、旅人として素敵な姿勢の彼。いやぁ、親切をもらいっぱなしのオイラとは違うな。こういうところ、見習わなくっちゃ。

 そして、13時。ようやく自転車の修理が完了し、出発。さぁ、3人でペアラン・・・のはずだったのですが、走り始めてすぐ、今度はムシくんの自転車のクランクの調子がおかしいということで、道端に自転車を止め、様子を見てみることに。とりあえず、修理して追いかけますから、先に行っててください、というムシくんの言葉に甘えて、走り出す、オイラとヒロキくん。が、10kmくらい走って、振り返ると、まったくムシくんの姿が見えない。しばらく待ったのだが、来る気配がない。とりあえず、今日みんなで泊まろうと集合場所の宿は決めているので、最悪自転車が直らなかったとしても、ムシくんのことだから、ヒッチかなんかして、宿に向かうだろうと、オイラたちは先を急ぐことに。

 で、しばらく走っていたら、今度はヒロキくんの姿も見えなくなった。しばらく待つも、来る気配がない。戻ることも考えたのだが、とりあえず、日が暮れ始めていたので、ブラワヨの街に入ってしまうことにした。下手に探し回るよりは、集合場所の宿で待っていたほうがいいだろうと。

 それにしても、ペアランって難しいな・・・実は、目的地まで、がっつり荷物を乗せた同志のチャリダーで一日一緒に走るのは、この旅で、初めてだった気がするオイラ。ペルーで、チャリダーヒロさんとペアランしたときは、ヒロさんはトレーニングがてらに付き合ってくれただけだったし。いや、ペースが違う三人で、がっつり半日ペアランするのって、意外と大変だということに気づくオイラであった。

 で、とにかく、集合場所である宿で、待っていればいいやと、その宿に行ってみると・・・なんと満室で泊まれないとのこと。なんてこった・・・とりあえず、宿のおばちゃんに教えてもらった別の宿にチェックインすることに決め、一旦、集合場所である宿に戻る。で、「勧めてくれた宿に泊まることにしたので、友人である日本人サイクリストの二人が来たら、その宿に向かうように伝えてください」と伝言をお願いし、泊まることにした宿へ。

 チェックインして、テントをはって、待っていたら、「ヨシさん!」という声が。ようやく到着したムシくんとヒロキくんから、話を聞くと、結局修理に時間がかかってしまったムシくんは、オイラたちの予想通り、ヒッチをしてブラワヨに向かってきたという。で、ヒロキくんは、途中、パンクしちゃっていたのだが、ヒッチで通りがかったムシくんと遭遇し、暗い中、一緒にブラワヨにきたという。いやぁ、オイラはフォローできずに、申し訳ない。

 それにしても、相変わらずトラブル続きの二人の自転車・・・大丈夫なのか?