Run through thirsty area
乾いた大地をひた走り

2011.9.9 / Botswana(Gweta~適当な場所) 本日 自転車107km走行 : Total 32318km走行
天気:晴
朝飯→パン 昼飯→ライス 夕飯→スナック / 宿→野宿

(English)
 Today I met some wild animals on the road. In the evening time, I could meet what I like most. That is giraffe! I decided to put tent where girafee watched me.



 ここからマウンまで200km近くあるのだが、地図では、通り道付近には町が記されていない。パンとよばれる大平原を道路はつっきっており、パンの下には、広大なカラハリ砂漠が広がっている。基本的に西風なアフリカのこのあたり、水分を含んだ風は、ちょっとした山岳になっているジンバブエで、全て雨となってしまい、ここでは乾いた風しか吹きつけないのだ。結果、乾燥した大地が広がることになる。そんな乾燥した大地には、人が住むことは困難なのか・・・町らしい町は、オカバンゴの水の恵みを受けられるマウンまでなさそうな感じ。

 水の消費が激しいここんところの走り。下手すると、200km無補給となる可能性もあるので、二日分の水を運ぶことにした。2.5L入りのプラティパス4つ分に、水を満タンにいれ、さらに、1L水筒に水を入れ、計11Lの水を詰め込む。いつも以上に、ずっしりと重くなった後部。こぎ始めると、フラフラと揺れる揺れる。

 まっすぐ続く道の両サイドはひたすら乾いた大地。走っていても、景色は変わらない。退屈な道だ・・・と思いきや、これが意外と、ワクワクさせられたのですよ。最初、どこかで焚き火でもしているのかと思っていた黒煙が、実は、竜巻による舞い上げられた黒砂だったということに気づいて、驚かされたり、道の先に動くものが見えたので、近寄ってみたら、ダチョウで、ようし、ダチョウと競争だ!と力の限りこいでも、オイラに気づいて、逃げるダチョウの足には全然かなわなかったりと、気分をもりあげてくれるイベントをこの乾いた大地は提供してくれる。

 そんな本日、そろそろテントをはる場所を探さなきゃと思い始めた頃に、最大のイベントが待っていた。このあたりがよさげかも、と道からちょっと入り込んだ草むらの中からニョキッと見たことがある長い首が・・・キリンじゃん!!!うほほ、ボツワナ、やっぱり衝撃の国だ、ココ。

 今日は、そんなキリンさんに見つめられる草むらの中にテントをはり、ブッシュキャンプ。ああ、アフリカを実感するなぁ・・・


【今日のイラストメモ】