Kalahari sands meet Okavango
続・乾いた大地をひた走り

2011.9.10 / Botswana(適当な場所~Maun) 本日 自転車112km走行 : Total 32430km走行
天気:晴
朝飯→パン 昼飯→チキン&ライス 夕飯→チャーハン / 宿→Old Bridge Backpakers(テント泊50プラ)

(English)
 Today I arrived at Maun. This town is gate to Okavango. Okavawe delta is one of the place where I wanted to go in Africa. I heard here is special palce to see wild animals.



 今日も、ひたすら、乾いた大地をひた走り。途中、ウマの死骸などが道路わきに転がっていたりする。乾燥した大地は、死んだ動物を腐らせず、そのまま剥製化させてしまう。そんなウマの剥製、お尻の部分だけ、誰かに食い破られていたりする。ああ、これがアフリカのリアル。

 そんな死骸が転がっているからなのか、放牧の牛があちこちにフンをしまくるせいなのか、とにかく、このあたり、ハエやらブヨがウザイくらい飛んでいる。そんな彼らは、なぜか、オイラの回りに集まってくるのだ。ええ~、二日前に、プラネットバオバブで、ちゃんとシャワーを浴びてきたのに・・・なんか匂いますか?

 あまりにもウザイ、ハエやブヨ。まぁ、回りをブンブン飛び回るくらいなら、いいのだが、体に止まって刺してくるから始末が悪い。しょうがないので、温存しておいた秘密兵器をとりだすことに。それは・・・防虫ネット。実は、夏のアラスカは蚊がヒドイという噂を聞いていて、アラスカ走りようにと、日本から持ってきていたのだが、オイラがアラスカに突入したのは、もう秋になっていて、蚊は全然いなかったのですよ。なので、使わずに、ここまできちゃったのですが・・・いや、捨てなくてよかった。

 牛たちも、木の陰で休んでいる中、ひた走るオイラ。11Lももって来た水が、次第になくなっていく。あんなに持ってきたのに足りないのか・・・と思っていたら、オイラの隣に車を寄せてきたオバちゃんが、窓をあけて、エナジードリンクとミネラルウォーターを差し出してきた。「これ飲みなさい」

 オバちゃん、アリガト~、めっちゃうれしい!!!

 そして、そのまま「Have a good trip!」と言って去っていったオバちゃん。なんてクールでかっこいいんだ。こういうさりげない優しさ、できないですよ、普通。

 冷たい飲み物にパワーをもらい、再び元気に走り始めるオイラ。

 そして、ようやく、マウンに到着。が、実は、バックパッカーが泊まる安ロッジはマウンの町から10kmほど離れた場所に点在している。ということで、マウンの町を通り過ぎ、ロッジが立ち並ぶゾーンへそのまま走っていると、巨大な川が見えてきた。乾ききったカラハリの大地に、こんな水場が・・・これがオカバンゴ。アンゴラに降った雨が、5ヶ月かけて流れてきて、普段は砂漠であるボツワナの大地に、3ヶ月間だけ(7~9月)限定的に広大な水場を作り上げる、というオカバンゴ。この水がきた時期に一斉に動物たちが集まり、動物たちの楽園になるというオカバンゴ(詳しく知りたかったらNHKのプラネット・アースの第一回目を見てね)。

 そんな動物たちの楽園に入り込んで、動物たちに囲まれてテントで、一夜を明かしたいというのが、オイラが、どうしてもオカバンゴに来たかった理由。動物と隔てる柵なんてなにもない大自然の大地のど真ん中にテントをはり、たくさんの動物たちの気配を感じながら、寝る・・・こんなザッツ・アフリカなドキドキ体験できるのは、いくらアフリカといえども、オカバンゴだけでしょ。


【今日のイラストメモ】