Poor Poor Atack in Zambia
ザンビアでプアプア攻撃

2011.9.18 / Namibia→Zambia(Katima Mulilo付近~Kazungulaダイブ前) 本日 自転車113km走行 : Total 32632km走行
天気:晴
朝飯→パン 昼飯→チキン&チップス 夕飯→パン / 宿→適当な場所で野宿

(English)
 Today I entered to Zambia. This country is 8th country in Africa. People who live in Zambia is friendly like Mozambique, I think.



 せっかくナミビアに再入国したものの、前回と同じく、車移動になっちゃうか、と思いきや、ジャウエさんの親切心のおかげで、20kmだけナミビア道を自転車で走ることになりまして。テントをたたんで、ザンビアとの国境まで自転車で走りだす。

 ま、普通の道でした、ナミビア道。

 さて、あっという間に、ザンビアとの国境に到着。ナミビアの出国手続きをすませ、ザンビアのイミグレへ。50ドルのビザ代を支払い、アフリカ8ヶ国目となるザンビアへ入国。入国手続きを終えたところで、近寄ってきた両替商のおじさんに交渉して、手持ちで残っていた南アランドをザンビアの通貨クワーチャに両替し、出発。さてと、まずは、ザンベジ川越え。川越えは、フェリーボートかなにかになるのかなぁ、だとすると、ちょいと面倒だなぁなんて思っていたら、ここには、立派な橋がかかっていた。ということで、楽々とザンベジ川越え。

 そして走り始めたザンビア道。相変わらず周囲はサバンナの風情ただよう風景が広がっているのだが・・・そんな道なのに、ザンビア人、なぜかスーツを着た人が多い。車に乗って移動しているわけではなく、町もしばらくない一本道をスーツ姿の黒人が延々歩いているその姿・・・結構シュールな風景デス。

 そんな道を走っていたら、オイラを見つけた子供たちが、元気に近づいてきた。「プアー、プアー」と声を発しながら、走ってくる。そして、近づいてきた子供たちは、走り続けるオイラの自転車とひたすら併走してくる。ああ、なんかモザンビークを思い出す、素敵な光景だ、なんて思っていたら、しばらく走って疲れた子供たちが、オイラのスピードを落とそうと、自転車につかまってくるではないですか。ググッと加重がかかり、ペダルが重くなる・・・なにすんねん。いや、にこやかに併走してくるだけなら、ほほえましい子供たちではなるのですが、ちょっかいを出してくるとなると、少々、やっかいな存在となる。ザンビアの子供たちは、みんなそんな感じ。プア~プア~といいながら、近づいてきては、自転車につかまって、ひっぱる。モザンビークの子供たちは潔く自転車から離れていったぞ~・・・

 やっかいに絡んでくるザンビアの子供たち。最初は、いつものように、元気をくれる挨拶言葉か、と思っていたプア~という言葉が、次第に、悪意を含んで聞こえるようになってきた。アレッ、ひょっとして、プア~って、「貧しいから、なんかくれ~」という意味で言ってんのかな、なんて勘ぐり心も芽生えてきたりして。

 ま、でも、天真爛漫な笑顔で走ってくる子供たち。憎めないヤツラなんですけどね。

 そんなザンビア道。太陽が猛烈に照りつける13時過ぎの時間は、ここでも相変わらずキツクて。一休み、と、木陰で休んでいたら、おばちゃんが近づいてきて話しかけてきた。英語がまったく話せないらしいおばちゃんは、現地語(スワヒリ語?)で、ひたすら話しかけてくる。オイラがまったく言葉が分からないですよ、という素振りを見せても、おかまいなしで話しかけてくる。ザンビア人、なんて、フレンドリーな人たちなんだろう。いや、この遠慮なく、極端に近づいてくる人との距離のとり方は、フレンドリーなんて範疇を越えている(笑)

 それにしても、旅はやっぱり、人との絡みがオモシロイ。ザンビア走り、楽しくなりそうな予感がするぞ。

追記:
 スワヒリ語で「最高さ!」という意味で使われる<Poa(ポア)>という言葉がある。絶好調といった意味で使われる挨拶言葉らしいので・・・ひょっとしたら、子供たちはこの言葉を叫んでいたのかも???って、ここはスワヒリ語圏なのか?


【今日のイラストメモ】