Great! Victoria Falls of Zambia side, too
あれっ?いや・・・おおっ!ワオ!!!

2011.9.20 / Zambia(Livingstone) 本日 自転車0km走行 : Total 32749km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→パスタ弁当 夕飯→パスタ / 宿→Jolly Boys Backpackers(テント泊28200ザンビアクワチャ)

(English)
 Today I went to see Victoria Falls of Zambia side. First, I didn't have good feeling to Falls of Zambia side... Because the side view of Falls is not powerful. After waling road of viewing Falls, I went to the place called poor. The place is on the top of Falls. Here is exciting place!!! I changed my mind and had good feeling to Falls after I saw the scene from top of the Falls.



 さて、早速ビクトリアフォールズを見に行くとするか、と、宿でフリーのビクトリアフォールズまでの送りバスを申し込もうとするも、本日満席とのこと。そう、ジンバブエ側のビクトリアフォールズの最寄町、ビクトリアフォールズは、滝のすぐ近くにあって、泊まっている宿から、滝まで歩いていける感じだったんだけど・・・ザンビア側のビクトリアフォールズの最寄町、リビングストンは、滝からちと、離れている。8kmほど離れているため、バスかなんかで行かねばならない。最初は自転車で行こうと思っていたんだけど、ここんところ、日中暑いし、宿から滝まで送りバスが無料で出ているということを聞き、じゃぁ、バスに乗って行っちゃえ、と思ったのですよ。

 が、満席とは・・・ここ、リビングストンには、おそらく2,3日はステイすることになるだろうから、滝を見に行くのは、バスに空きがある明日にしようか・・・と一瞬思ったのだが、いや、やっぱり今日じゃなきゃと思い直す。だって、今日はオイラの40才のバースディ。記念すべき40才の誕生日に、一日宿で日記を書いて過ごしていましたじゃぁ、ちょっぴり切ない。ビクトリアフォールズに祝ってもらった、って方が格段にいいっしょ。

 ということで、本日行くことにしたビクトリアフォールズ、気分的には、もう自転車で行くって気分じゃないので、町から出ているというローカルバスに乗って、滝へ行くことに。滝まではローカルバスで片道3000クワーチャ。ま、瓶コーラ一本分のお値段なんで、自転車で40分くらいかけていくことを考えれば、安いもんだ。

 さて、乗り込んだローカルバスですが・・・いつもながら、客がいっぱいになるまで発車しない。ひたすらバスの中で客待ち状態。と、しばらくして、オイラの隣に、サイモンというザンビア人が座ってきた。軽いノリのサイモン、観光客と見たオイラをターゲットにしたらしく「滝を見に行くんだろ、オレが案内してやるぞ」と、ひたすらしゃべりかけてくる。いや、いいヤツっぽいんですけど、メンドクサイ・・・話がウソくさいんですよ。オレと一緒に入れば、滝への入場料はフリーになるとか。しかし、ここはバスの中、逃げるに逃げれず、ひたすらサイモンのお相手をするハメに。

 30分くらい待って、ようやくバスは出発。滝の入り口からちょっと離れた場所で、「ココが終着だ」と降ろされる。バスを降りる時がチャンス、と、「滝は一人で見たいから」といって、サイモンの攻撃を振り切る。バス乗りで観光地に向かうと、こういうメンドクササがついてきちゃうんだよなぁ。自転車だと、こんなふうに絡まれることは、めったにない。

 さて、20ドルの入場料を払って、滝に入場。で、早速、滝を正面から見える遊歩道を歩いてみたのですが・・・ん・・・アレッ、ジンバブエ側で感じた、胸の高鳴りが、まったく来ないんですけど・・・

 ジンバブエ側は、入場すると、すぐ、猛烈な水量で落下するメインフォールズへと辿り着くのだが、ザンビア側は、入ってしばらくは、水量がほどほどなフォールズしか見えてこない。しかも、ザンビア側では、横から見る遊歩道を先端まで行っても、瀑布となるメインフォールズを直接見ることはできなくて。遠くの方に、メインフォールズがモウモウと巻き起こす水煙しか見ることができないのだ。

 う~ん、ジンバブエ側の感動再び、ってつもりで、のぞんだのになぁ・・・ザンビア側は結構ガッカリか?

 なんて想いが頭をかけめぐる。ザンビア側、滝を見る角度はいい感じなので、水量の多い3月4月頃なら、見ごたえがあるんだろうけど・・・水量が落ち着いてきた今の時期、滝としては微妙・・・

 遊歩道歩きを早々に切り上げたオイラ、サイド道となる、滝の上に続く道へ足を踏み入れることにした。そうそう、ジンバブエ側は、滝の対岸側になるので、滝をただ、正面から眺めるしかなかったのですが、ザンビア側は、滝の落ちる側になるので、滝となる直前のザンベジ川に入り込むことができるようなのだ。前回、ジンバブエ側から、滝の真上で戯れている人たちを見て、オイラも行ってみてぇ~と、激しく想ったのですよ。

 で、この滝の上へ行く道、いや、道なんてないんです。ひたすら広がっているザンベジ川を、途中に点々と存在する小島や、岩をつたって進んでいく・・・そんなルートをしばらく進んでたら、最初の滝間際の絶壁に辿り着いた。

 お・・・おぉ!!!

 スゲェ迫力。目の前で、川が滝となり、大量の水が、水しぶきをあげ、遥か下の谷底へと落下していく。水が落下するということの実感。そして、見ていると、自分が水になって、このまま滝へと落ちてしまうような錯覚に陥るこの一体感。

 オイラの後に到着した欧米人の女の子たちは、この光景を見て、「ワオ!!!」を連発していた。ええ、まさに、ワオ!!!な光景ですよ、ココ。

 いやぁ、やっぱりいい、ザンビア側のビクトリアフォールズも。ザンビア側は、川渡りが大変だけど、ぜひ、ザンベジ川に突入して、滝を上から見ることをお勧めしまっせ。っていうか、これを体験しないと、たぶん、ザンビア側は欲求不満を残しつつ、後にすることになるでしょう。

 その後も、水が流れ落ちる場所に近づくたびに、滝間際の絶壁に行き、流れ落ちる水をこころゆくまで眺めてた。で、いつのまにやら、メインフォールズの巻き上げる水しぶきが目の前に。おお、この先ちょっと行けば、もう、メインフォールズの滝の上じゃん。あの爆水のメインフォールズを上から眺められるとは、楽しみだ、と近づいてみたのだが・・・このメインフォールズが見える手前に、リビングストン島という小島がある。このリビングストン島、プライベートアイランドになっているらしく、勝手に個人で歩きまわっているオイラのような人を入れてくれない。管理人らしきオジちゃんが出てきて、「これ以上は進んじゃダメ」って止められてしまった。ボートツアーか、ちゃんとチケットを購入した人でないと入れないというのだ。

 うぬぬ・・・この先進めず・・・か。

 ひょっとしたら、グルッと回り込めば、メインフォールズの上に行けるのかもしれない。が、またもや情報不足。アフリカ、ネット環境がよくないから、南米でやっていたように、事前にインターネットで調べる的なことができないんですよ。なので、ソルト・パンやら、今回のようなことが起こっちゃう。とりあえず、ダメと言われて、回避するルートも分からないため、ここで断念することに。ちなみに、この奥に、デビルズ・プールとよばれる、メインフォールズの上で泳げる場所があるみたい。デビルズ・プールに行きたい人は、通常、ガイドをやとって、連れて行ってもらっているようです・・・ので、今回オイラのように、一人でフラフラとやってきた人は、事前情報をしっかり入手しないと、辿り着かない可能性大ですのでご用心。

 ま、デビルズ・プールに辿り着けなくとも、充分、滝の上を堪能できたんで、オイラ的には大満足。一応、デビルズ・プールの代わりに、途中で水のたまった場所で、泳ぎもしたし。

 いやぁ、最初は、ガッカリスポットか?なんて想っちゃったりもした、ザンビア側のビクトリアフォールズでしたが、ヤッパリここもスゴカッタ。40才のバースディをこんなに素敵な気持ちで過ごさせてくれるとは・・・祝ってくれたビクトリアフォールズに感謝感謝。

 さて、宿に戻ることにしたのですが、一応誕生日ってことで、帰りにスーパーに寄ってケーキでも買って自分お祝いをしようかな、なんて思いまして。バスを降りて、スーパーに行ってみたのですが・・・なぜか本日、スーパーは全部お休み。聞くところによると、どうやら、本日、ザンビアは、選挙投票日らしく、国民的祝日らしい。うむむ、そうだったのか・・・なんだ、てっきり、オイラの誕生日を祝ってくれて、ザンビア、祝日なのかと思っちゃったじゃん(って、そんなハズはない)。


【今日のイラストメモ】