L'Étranger
それは太陽のせい、と書いた不条理小説家は誰でしたっけ?

2011.9.23 / Zambia(Livingstone~Lusaka) 本日 480km移動(自転車5km走行) : Total 32754km走行
天気:晴 パンク:1 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→弁当チャーハン 夕飯→ご飯+野菜スープ / 宿→Kalulu Backpackers(テント泊25000ザンビアクワチャ)

(English)
 Today I rode on bus from Livingstone to Lusaka. Because sun is too hot...



 昼間、うだるように暑いリビングストン。この暑さが、オイラにバスワープという選択をさせまして。ええ、とりあえず、ザンビアの首都ルサカまで500kmほどの道のりは、バスに乗っていくことにしました、ハイ。

 ホント暑いんですよ。昼間は殺す気かっていうくらいの灼熱。さらに、ルサカから走ってきた韓国人チャリダーの話によると、基本的に平坦な道ですよ、ってことなんで、きっと、ザンビア入国してから走ってきた道と同じような感じに違いない、と推測(ちなみに彼も灼熱の太陽を避けるように、一週間以上もジョリーボーイズにウダウダ滞在中・・・って太陽はますますギラギラしてくると思うんですけど・・・)。正直、平坦で、殺風景なアフリカ道は、若干飽きてきたというのがありまして。いや、走ったら走ったできっと、オモシロイ出来事があるに違いない、だって、ザンビアは、あのプアプア攻撃がある国・・・なんて、心の中で葛藤があったりもしたのですが、プアプア攻撃の魅力も、暑さには勝てず。「太陽が眩しかったから」という<異邦人>な理由で、昨日のうちに、バスチケットを購入してしまったのです。

 昼間の時間は満席というので、朝6時の始発バスに乗ることになりまして。自転車乗せるんだったら5時半に来て、と言われたので、真っ暗な4時半に起きて、テントをたたんで、出発準備。荷物を装着したら、なぜか後輪がパンクしているのに、気づいたオイラ。あああ、ここんところ、パンク続発・・・ま、原因はなんとなく分かっているんです・・・ブッシュキャンプをする際、幹線道路から外れた場所にテントをはるため、ブッシュの中に自転車ごと突っ込んでいくんですが・・・ここに、変なマキビシみたいな植物とか、先のとんがった枝が落ちていることがよくあって、きっとそれを踏んでパンクが発生しているのではないかと。だって、ここんところ、パンクが発生するのは、たいてい、ブッシュキャンプをした後。

 とりあえず、パンク修理する余裕がないので、そのままバス停へ。バス停で自転車を折りたたみ、輪行袋に詰めて、いつでもバスに詰めるよう、スタンバイ。そして、5時半・・・バス停には誰もいない。そして、6時。ようやく何人か、客らしき人が現れ始めた。ようやく開いたバスカウンターのおじさんに、「6時のバスに乗るんですけど・・・」と聞くと「あ、ちょっとだけ遅れているみたいだ」という答え。ふむむ、これで<ちょっと>ッスか。もう出発しているはずの6時が過ぎているんですけど・・・なるほど、これが、アフリカ特有の感覚・ポレポレ(ま、ま、ゆっくり、ゆっくり、という意味のスワヒリ語)ね・・・

 で、周囲がすっかり明るくなって到着したバス。オイラの早起きはなんだったんだよぉ・・・という嘆きはさておき、荷物を詰め込んでもらい、いざ、座席に座ろうとしたら、オイラの座席番号の場所に先客がいた。誕生日を迎えたばかりなので、わざわざ40のナンバーを指定して取った席なのに。「そこ、私の席みたいなんですけど」と言うと、「後ろの席が空いているでしょ」と。そこへ、座席チェックに来た、バス会社のお兄さん、オイラのチケットを受け取って、後ろの席である<44>の番号に書き換えて、そこへ座るよう指示してきた。うむむ、そういうもんなのかい、ザンビアのバスシステム。別に、番号にこだわっているわけじゃないけどさ、44って番号はちょっと不吉なニオイがしないかい?そんな番号の席にオイラを追い込むのかい?

 その44という番号はやはり不幸をオイラにもたらした。なんと、隣に座ったオバちゃんが、超巨体。二人分の座席の3/4はオバちゃんのお尻が・・・ふぇぇ・・・体をねじっておかないと、座れないんですけど・・・

 そんなバスに揺られること7時間、あっという間に、ルサカに到着。ふぃ~、やっとあのケツ圧から開放されたよぉ・・・

 時刻はまだ15時前。余裕があったので、ルサカで泊まる宿は、いくつか回って実際に見て決めることに。最初に行ったのは、みなさんがよく泊まるらしいLusaka Backpackers(旧称ChaChaCha Backpackers)。入ってみると、こぎれいで、欧米人のパッカーたちがたくさんバーでたむろっていた。なかなかいいかもね、と思ってチェックインしようとしたが、ここはテント泊ができないとのこと。ドミで一泊10ドル。う~ん、ちょいと高い。別のBackpacker宿ではテント泊できるところもあるという話を聞き、別の宿にいくことに。で、次に入ったBackpacker宿、確かにここには、キャンプスペースがあったのだが・・・なぜかそのゾーンが水びだし。さらに、キッチンスペースに、ハエがブンブン飛んでいるのをみて、ちょっとビミョウと判断。ま、安かったんで、他が高ければ、ここもありかって候補地にして、一旦出る。そして次に行ったところは、キャンプスペースがコンクリート地面。自立タイプのテントであれば問題ないのだろうけど、オイラのテントAktoはペグを刺さないと立たないタイプ。コンクリート地面はちょいと苦手。ということで、4軒目の宿へ。ここは・・・いい感じのキャンプスペースがあった。しかも、まだ新しく出来たばかりらしく、あまり客がいない。ここんところしばらく、泊まった宿は、人が溢れるところばかりだったので、ちょっと静かに落ち着きたいな、と思っていたのが正直なところでしたので・・・この宿は、ちょうどよかった。

 ということで、ルサカでの宿泊先に決めたのはKalulu Backpackersというウサギマークの宿。アイコンとなっているウサギですが、実際庭先には3匹ほどのウサギが放し飼いされてまして。オイラの張ったテントに近づいてくるワケですよ。いやぁ、アフリカに入っていろんな野生動物たちを見ることにやっきになってきたオイラ・・・ペットのウサギが、なんだか新鮮だ。


【今日のイラストメモ】