Zambeef
ザンビーフ

2011.9.24 / Zambia(Lusaka) 本日 自転車0km走行 : Total 32754km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→スナック 夕飯→ザンビーフステーキ / 宿→Kalulu Backpackers(テント泊25000ザンビアクワチャ)

(English)
 Zambia is famous for beef. Zambia's beef is called Zambeef. Today I bought beef and cook by myself. That was good dinner.



 朝、蒸し暑くて目が覚めた。この宿、まだ出来たばっかりなんで、キャンプサイトに植林された木がまだ小さい。なので、現状では、日よけになるようなものがなにもなく、日中は、直射日光がテントを照りつけてしまうのだ。おかげで、目覚ましiPodがなる前に、太陽に起こされまして。この宿でキャンプして、日中もグッスリ寝れるようになるのは、この木が大きく育った頃になるでしょう。

 ・・・なんて、出来たばっかりだと思っていたココ、Kalulu Backpackers。実は、まだ正式にはオープンすらしていない状態だったようで。

 朝、リビングで仕事をしていたオーナーに挨拶したら、プリントアウト中の紙が目に入ったので、見せてもらうと、それは宿のオープニング・パーティの案内状。「え?まだオープンしていなかったんですか?ココ」と聞くと「ええ、だから、いろいろごちゃごちゃしてるでしょ、まだ」と。確かに、まだレセプション部屋は殺風景だし、壁にペンキを塗っているし、裏にはではなにやら溶接作業をしているし・・・うむむ?よくよく見ると、宿泊部屋はまだ全然準備中な様子。どうりで人がいなくて、静かなはずだ。オイラは、テント泊だからってことで泊めてくれたんだな、きっと。しかし・・・だとすると、キッチンに置いてあって「自由に食べていいわよ」と言われた、フリーの食材は、一体誰が置いていったものなのだ?宿泊客はたぶん、オイラが初めてなんだろうし・・・う~ん、ナゾだ、と思うも、お米が2kgも置いてあるおかげで、タダで、米がたらふく食えるのは事実。ま、いいか。

 さてさて、特になにもなく、首都なのにこじんまりした街ルサカ。ナミビアで一緒だったダイスケくんから「ヨシさん、ザンビアに行っても、特に何もないですよ。あえていえば、しゃぶしゃぶかな。ルサカにしゃぶしゃぶ食い放題の店があるんで、もし、ザンビアに行くようであれば、ぜひ」と聞いてまして。いやぁ、久々のしゃぶしゃぶ、しかも食い放題ってんなら、行くしかないでしょ、とネットで店の場所を調べて、行ってみたのだが・・・開店時間のはずなのに、門が閉まっている。あれ?土曜日はやっていないのかな?と思って、門の小窓から中を覗き込んだりしていたら、後ろから、地元のオバちゃんが声をかけてきた「開いてないわよ、そこ」と。「土曜日だからですか?」と聞くと、「いや、ここんところずっと開いてないわね。日本に帰っちゃったんじゃないの?店のオーナー」なんて言うじゃないですか。ええ~、とりあえず、ここ韓国レストランみたいなんで、きっとオーナーは日本人じゃないと思うんですけど・・・という突っ込みは置いといて、しゃぶしゃぶが食べれないことがショック・・・あああぁ~、ザンビアで唯一楽しみにしていたことなのにぃ~。

 ま、開かないものはしょうがない。こういう時は諦めが肝心デス。しゃぶしゃぶ食べ放題から目的を切り替えることに。実はザンビア、ビーフが有名らしくて。ザンビーフというブランド名を確立しているほど。じゃぁ、しゃぶしゃぶ代わりに、ステーキでしょ、ザンビーフ・ステーキでしょ。食べ損なった肉には肉で対抗、ということで、肉屋に行って、ステーキ肉を買ってきて食べることに。

 肉屋へ向かう途中、ちょうど結婚式が開かれていた教会を通りかかった。ピンクを基調とした彩の結婚式会場がとても感じよく、ついつい足が向いて、ずうずうしくも中へ。ピンク・・・一歩間違えれば、怪しい感じの雰囲気にもなりかねない、扱いが難しい色だと思うんですが、この会場はスゴク上手く使って、上品な雰囲気をかもしだしていた。アフリカの人たちは、きわどい色を上手く使いこなすよなぁ・・・彼らの色彩感覚にはホント、感心させられる。

 そんな感じで街歩きを楽しみながら、ようやく肉屋に到着して、サーロインをオーダー。1kg45000クワーチャ。もっと安いかと思っていたのに、そんなに安いわけではないなぁ・・・そんなサーロインを思い切って300gほど購入。お値段は13000クワーチャ。ここで、日本円にして考えてみたら、240円くらい・・・ん、やっぱ安いか。いやぁ、ザンビアクワーチャで考えると、スッゲー高く感じるんだよなぁ・・・ま、おかげで、買い物控えめになっていいんですケド。

 ここで、ちょっと話が脱線しますが、買い物控えエピソードを一つ・・・この辺では1ドルほどで食べられるソフトクリーム、ジンバブエでは、1ドルってことで、店を見つけるたびに食べていたのに、ザンビアでは、4500クワーチャと聞くたびに、買うのを断念。いや、4500クワーチャって1ドルなんですけどね・・・

 で、話を戻して、再び牛肉話題。ちなみに、牛タンもまるごと売ってました。牛タンは1kg30000クワーチャ。久々にタンも食べたかったのですが・・・牛タンは一本買いになっちゃって、一人じゃ食べきれないんで、断念。

 ということで、宿に戻って、ザンビーフ・ステーキを調理・・・ああ、美味い・・・うさぎが横を跳ねる中、至福の夕食タイムを迎えるオイラなのであった。でも・・・肉はやっぱり炭火焼が一番だな。ボツワナで食べたサーロインの味は越えられず。それにしても、アフリカに入ったら、ステーキ肉なんて、そんなに食えないだろうって思って、アルゼンチンでめっちゃ食いだめしてきたというのに・・・結構食えるんじゃん、アフリカでも。しかも、かなり美味い肉が。


【今日のイラストメモ】