Running on Malawi
走ってみるか、マラウイ

2011.10.2 / Malawi(Lilongwe~Salima付近) 本日 自転車114km走行 : Total 33255km走行
天気:晴時々曇
朝飯→パン 昼飯→揚げ物屋台をはしご 夕飯→サバ缶サンド / 宿→適当な場所で野宿

(English)
 Today I left from Lilongwe. In Zambia I didn't run by bicycle... I decided to run by bicycle in Malawi.



 日記は書き上げたのだが、昨夜はあまりにもネットが遅くてアップロードを断念。で、朝になれば空くのでは?と思ったのだが、朝になってもめっちゃ遅い。どうやら、回線が混む、混まないの問題ではなく、大元のネットワークが細いのではないかと思われる、マラウイのネット事情。そんなネットにもかかわらず、チェックアウト時に「WiFi、一日の使用料は850クワチャだから・・・二日で1700クワチャね」と言われ、ビックリ。てっきりフリーだと思ってたよ。このネット状況で、金をとるのか?20通のメール(添付文書なんてない普通のメールなのに)を1時間以上かけてやっと読み込めたという、このネット状況で?いやぁ、とりあえず、その値段は納得イカン、ということで、交渉。二日間分で500クワチャ払うことで落ち着いた。ま、とりあえずは使ったことだし・・・高い気がするけど、ま、しょうがない、これがアフリカさ。

 さてさて、ザンビア同様、あまり見所らしいものが見当たらない、マラウイ。ということで、実は、マラウイもワープしようか・・・なんて思いもあったりしたのですが・・・結局、走ることに。ザンビアはワープして、マラウイは走る・・・なんなのでしょう、この違いは。気分・・・としか言えないこの判断理由。相変わらず暑いんですケド、なんとなく、マラウイは走ろうって気になったんで。

 で、走り始めたマラウイ道、やっぱり、特に何があるってワケではない。徐々に周囲が山っぽくなってきて、アップダウンが多くなってきた、という変化はあるものの、大きな変化は特にない。そう、アフリカは、こんな感じの風景がずっと続くのだ、たぶん。西側は乾燥した平地ばかりで、東側はちょっとした丘陵地帯が広がっているといった違いはあるものの、雰囲気は大きく違うワケではない。めまぐるしい変化があった南ア道は、やはり特別であって、基本的には、変らない風景の中をひた走ることになるアフリカチャリ旅。

 正直、ちょっと飽きてきました。

 アフリカを走るということが新鮮で、ザッツ・アフリカな雰囲気漂うモザンビークを走っていた時は、周囲の風景がまったく変らなくても、ただ、走っているだけで気分がワクワクしたのだが、その新鮮な感覚が薄れてきちゃったのか、変らない周囲の風景の中をタンタンと走るのは、少々、退屈で・・・

 が、アフリカ走りには、そんな退屈な気分を吹っ飛ばしてくれることがある。

 それは、地元の人たちとのふれあい。風景には飽き気味だけど、人は相変わらず、オモシロイ。マラウイ人もフレンドリーで、茶目っ気たっぷりでして。走っていたら、追いかけてきて、オイラの体にタッチして、キャッキャと喜ぶ、女の子3人がいたり、風景を撮ろうとカメラを向けていたら、フレームの中に走って入り込んできて、チラチラとこちらを確認しながらも、なぜかカメラと逆向きに、ポーズをとる子供たちがいたり(照れ屋なのか?)。そして、小腹が空いたので、おやつ代わりにつまもうと、村の屋台で、チップスを頼んだら、お兄さんたちが集まってきて、しばし、休息をよぎなくされちゃったり。こういうのがあるから、アフリカ、まだまだ走りたくなっちゃう。

 オイラの印象だと、モザンビーク、ザンビア、マラウイは、人々のフレンドリー感がよく似ている。ただ、そのフレンドリー感の強度が、ちと違う。オイラ的には、モザンビークの人たちのフレンドリー感の強度が一番心地よかったかなぁ。ちなみに、このフレンドリー感の強度の違いを国別に表現すると、ガツガツきて、ちとシンドイです、というのがザンビア、グイグイきて、ちょっとメンドウだなぁ、というのがマラウイ、ほどよい距離感で近づいてくれるのがモザンビーク、って感じ。ここ、マラウイも人はいいし、楽しませてくれるんだけど・・・たまに、めんどくさいな、って思わされるほど、グイグイ入り込まれることがあるんスよ。

 さて、特に見所がなさそうなんて書いたマラウイですが、地図を見ると、国土の半分くらい(は言い過ぎだが)は、マラウイ湖という湖で占められている。ま、マラウイ湖だけでも拝んでおくかって感じで、とりあえず、マラウイ湖に向かって走ってまして。アップダウンを繰り返し、夕刻には、湖近くに辿り着いた。なんか蒸し暑いなぁと思い、標高を見ると、500m強。なんと、リロングウェから600mほど下がってきている。どうりで暑いワケだ。太陽が照りつけはじめたこの季節、昼間暑いとはいえ、標高が高い場所なら、夕刻には涼しくなり、夜、ちょいと寒いくらいになって、気持ちよく寝ることができた。が、この標高だと、夕刻も暑い・・・この分だと、夜も暑いのでは、と思ったら、案の定、野宿テントの中は、蒸し風呂と化した。ああ、これは、眠れない・・・この蒸し風呂テントをしばらく続けなきゃいけないのはシンドイんですケド・・・


【今日のイラストメモ】