Ship trip on the lake
船はヤッパリ時間にルーズ

2011.10.9 / Malawi(Nkhata Bay~Chilumba) 本日145km移動(自転車2km走行) : Total 33545km走行
天気:曇時々晴
朝飯→チャパティ&スープ 昼飯→お弁当 夕飯→バナナ&スナック / 宿→Chilumbaの船着場で野宿

(English)
 Today I ride on the ship to across Malawi Lake.



 実はマラウイ湖には、船が運航してまして。これに乗ってしまえば、湖沿いを楽々移動できちゃうのですよ。当初、リロングウェから湖岸に向かった時、最初に着いた港からフェリー船に乗って、一気にンカタベイまで北上しちゃおうと画策していたのです。が、このフェリー船、週に一本しか出ていない。そして、オイラがちょうど湖岸に辿りついたのが、船が出港した次の日でして。ここで、一週間待つのは、時間がもったいない、ということで、船は諦め、自転車で湖岸を走ってきたのです。

 で、いくらでも沈没するつもりだった、ンカタベイ。ここでは、沈没から脱するキッカケとして、フェリーを使わせてもらうと思いまして。ちょうど、到着して5日後がフェリーの出航日。4泊の滞在はちょうどいいかも、ということで、フェリー出航日である本日出発することにしたのですが・・・気分的には、まだンカタベイを出たくない。マヨカビレッジの居心地があまりにも良すぎまして・・・ただ、ここで出発をズラすと、次の出発は一週間後のフェリーになってしまう・・・それもアリか、と思う一方で、ここであと一週間はあまりにもノンビリしすぎだろ、なんて心の中で葛藤が始まりまして。

 アフリカ旅前半があまりにもスローペースだったんで、ただ今、少々急ぎ気分なオイラ。この急ぎ気分でなかったら、間違いなく、あと一週間、ここにいたでしょう。それくらい、パラダイスなマヨカビレッジ滞在。でも、今回は、急ぎ気分が勝ちまして。ヤッパリ、本日、出発することに。

 さて、キャサリンから、船の出航時間は朝7時よ、と聞いていたので、6時半には港に着くよう宿を出たのだが・・・港に着くと、まだ船着場へ通じる門すら開いていない。「船は今日、出るんですよね?」と不安になって、その辺にいたおじさんに聞いてみると。「ああ、出るよ。ここに到着するのが10時くらいかな」と。到着が10時?ちなみに出発は何時頃になるんでしょう、と聞いてみたら「さぁ」という答え。ああ、やっぱり、船って、どこでも、時間にルーズなんだな。

 結局、船は11時近くに到着。いや、これは乗せすぎでしょ、とビックリするくらいめちゃめちゃ多くの人と荷物を搭載した船は、到着してから、荷卸しにひたすら時間がかかっていた。とりあえず、降りるほうが先、と、待たされること2時間、ようやく、人と荷物を降ろし終わり、乗船できることになった。最初、到着した船を見たとき、あのカオスな船に乗り込まなきゃいけないのぉ、とドキドキしちゃったオイラだったのですが、人と荷物で溢れていた状態は、ンカタベイで終わりみたいで。人と荷物がゴソッと降ろされ、乗り込む人と荷物は少々。ここから先、船の中は、空いていたので、ホッと一安心。いやぁ、あんな足の踏み場もないような船に乗るのはちょっと・・・人の圧迫感と、荷物への注意で、全然船旅を楽しめないじゃんねぇ。

 ちなみに、オイラが取ったのは、二等席。安いエコノミークラスでもいいかな、と思ったのだが、まぁ、船代、二等席で、1700マラウイクワチャと、高くはなかったんで、二等席にしまして。で・・・結果的にはこれが大正解。というのも、目的地であるチルンバという港までは12時間近くかかる船旅なのですよ。予定通り朝7時に出航していれば、日暮れ頃到着するはずだったのですが・・・出航は遅れに遅れて、14時過ぎ。この先、予定通りに進んだとしても、チルンバ到着は、夜中の2時過ぎってことになる。昼間だったら、甲板席に行って、湖をボーっと眺めて過ごせばいいのですが、日が暮れてしまった後は、船内で過ごすことになるんです。で、エコノミーは、木のベンチ椅子であるのに対して、二等席は、ちゃんとスポンジ入りのベンチ椅子になっている。そんな二等席では、横になって寝られるワケですよ。日が暮れてからは、船内に戻って、ひたすらベンチで寝るオイラ。

 予想通り、本日中に、チルンバには到着せず。船旅、明日に続きます。


【今日のイラストメモ】