(English)
Today I run by bicycle.
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今日も、チャパティ朝飯。このところ、まずチャパティで腹ごしらえというのが、日課になりつつある。ちなみに、このチャパティ、スープと組み合わせてもいいのだが、おいしいチャイとの組み合わせも絶妙。
さて、ここからはしばらく自転車走りの予定。峠の上にあるイリンガの町を出発。イリンガの町自体は、人が多い賑やかな町だったのだが、町を離れると、人の気配はなくなってきた。
マラウイ、タンザニア南部と、ここんところ、ずっと民家が続く道を走ってきたので、人を見かけない道というのが、新鮮。そして、そんな道を走っていたら、なんかテンションがあがってきた。
このテンションの上がりの要因は・・・たぶん、人目がないことによる開放感からくるものなんだろうと思う。実は、ここんところ、なんとなく、疲弊感を感じてまして。これは、アスングー砲による挨拶疲れっていうのもあったんだけど、それ以上に、常に、注目を浴びてる、ってことの気づかれが原因だったんだと思う。黒人ばかりのアフリカ、ただでさえ、アジア人ってことで目立つのに、荷物だけはデカイちっちゃな自転車に乗っているということで、そりゃもう、どこへ行っても注目の的になってしまうオイラ。いや、これは、自意識過剰ってことではない。だって、人がいるところを走れば、とにかく見られるし、挨拶される。ちょっと立ち止まってキョロキョロなんてしてたら、すぐ、だれかが近寄ってきて「どうした?」って声かけてくる。かまってちゃんなオイラは、そんなふうに地元の人が関心を向けてくれているっていうのは嬉しい状況ではあるのだが・・・これも、程度問題。四六時中、注目されちゃうというのは、さすがに疲れる。たまには、空気のような存在になりたい・・・って思っても、そうはされてくれないのが、アフリカ旅。
有名芸能人の気持ちがちょっとだけ分かってきました、ハイ。
で、この辺りは、いままでとはちょっと変って、人目がない空間がしばらく続き、久々に、空気のような存在になれまして。たまに、通過する、小さな村では、いつものように、子供たちにアスングー砲をくらうのだが、間隔があいている分だけ、気疲れがない。いやぁ、これくらいの田舎道がオイラの自転車走りにとっては、一番バランスがいいのかも。
なんて、開放感たっぷりで、しばらく走っていたら、バオバブが見えてきた。おお、この辺にもバオバブが?と思っていたら、どうやら、この辺、バオバブバレーと命名されている場所らしく、よく見たら、周囲はバオバブだらけ。
結構小さな町にも、ゲストハウスって名前で、宿があり、しかも、そんなに高くないタンザニアでは、無理して野宿する必要はない。ということで、あと5kmも走ればたどり着く次の町で、宿を探して泊まろうと思っていたのだが・・・あまりにもバオバブが素敵だったので、本日、バオバブの木の下で野宿することに。蚊帳テントを張り、蚊帳越しに大好きなバオバブを仰ぎ見ながら寝る・・・ああ、野宿の醍醐味はこういう夜にあるのだ。
【今日のイラストメモ】
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