(English)
Today I arrived at Nairobi.
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地球の歩き方に、ナマンガの町にあるホテルで、マサイ村を訪問するツアーをアテンドしていると書かれていまして。それは知っていたんですが、マサイ村が点々と存在する道を走っていたら、どこかのマサイ村を訪問することができるだろう、って思っていたオイラ。ナマンガでの、マサイ村訪問ツアーは、スルーして走り始めちゃったんですよ。
が、意外と、個人で飛び込みで、マサイ村を訪問するのは、難しいということに気づいたのは、マサイ族の人たちがすっかり少なくなってしまった、ここカジアドに到着してからだったのでした。ああ、だったら、ナマンガでマサイ村に行っておけばよかった、とちょぴり後悔。ここは、後悔を残さないためにも、一旦ナマンガに戻って、マサイ村を見てから、先に進むことにするか・・・なんてめんどくさいコースを考えたりもしたのですが・・・イングリッシュブレイクファーストな朝食をがっつり食べたら、前に進む気満々になってしまいまして。まぁ、マサイ村には行かなかったけど、マーケットには行ったし、道行くマサイの人たちとたくさん触れ合えたわけだし、<素>のマサイの人たちの姿を垣間見れたという意味では、マサイ村を訪れる以上の体験をしたから、いいじゃないか、と自分を納得させる。
で、走り始めたケニア道。相変わらず高原サバンナ風の風景が続くのだが・・・今までそこらじゅうで出会えていたマサイの人たちに出会えなくなってしまった。そのせいか、なんか、昨日おとといのように、テンションがあがらず。
周囲に家々が増えてきて、学校に行く少年少女たちの姿が見える。車の交通量も徐々に増え始めた。そう、オイラが向かっているのは、ケニアの首都、ナイロビ。東アフリカ最大の都市といわれているナイロビが、本日の到着目的地なのだ。
ケニアの首都ナイロビ。少年の日にケニアを夢想していたオイラ。<少年ケニア>に書かれていた「ナイロビ」という言葉に未知なる場所への強い憧れを抱いていたあの頃。ああ、そんなナイロビを、この足で訪れることになるとは。
そう想いはじめたら、またテンションがあがってきた。ナイロビに近づくにつれ、どんどん増えていく車。都市は、車が邪魔になるから、自転車で走るの面倒なんだよなぁ・・・と思っていたのだが、意外や意外、今日は、そんなに車が邪魔してこない。なんでだろうと思ったら、マタツ(乗り合いバス)が、あんまり走っていないのだ。そう、道脇に幅寄せしてきて、チャリが走るのを邪魔するのはたいてい、乗り合いバスなんです。タンザニアのダルエス付近を走る乗り合いバスなんて最低だった。自転車なんて、居ないがごとく、ガンガン幅寄せしてきて。が、ここナイロビの乗り合いバス、一応走っているのだが、運転が非常に丁寧。ちゃんとチャリを意識してくれるし。都市でのイライラ走りを覚悟していただけに、思わず拍子抜け。
ということで、スルスルとナイロビ市内に入ってこれたのですが・・・市内の、ダウンタウンゾーンに突入してからが大変だった。ダウンタウンゾーンに入った途端、乗り合いバスが一気に増えたのだ。しかも、ダウンタウンゾーンは、道が細い。細い道を強引に車で進もうとするから、車が絡み合って立ち往生し、動けなくなるという渋滞があちこちで発生。しかも、車間距離を全然空けずに、車が止まっちゃうもんだから、車の間をすり抜けていくわけにもいかず、車に合わせて、自転車も止まらざるをえず、全然前に進めない。
そんな道をなんとかかいくぐり、ロンプラの地図を片手に、ようやく、お目当ての宿<ニューケニアロッジ>に到着。ここ、日本人バックパッカーがよく利用するという安宿なんですが、実は、最近、盗難が多発しているというので、あんまり評判がよろしくない。ブエノスで会ったユウキくんから、ここで一眼レフを盗られたって聞いていたので、当初、ナイロビでは別の宿に泊まろうと思っていたのですが・・・ここから先の旅ルートをちょいと悩み気味なオイラ、考える材料として、宿においてある情報ノートを見たいな、と思いまして。行くだけ行ってみて、ヤバイようだったら、それから別の宿に移ればいいか、と思い、とりあえず<ニューケニアロッジ>に泊まることにしたのです。
で、チェックインしたニューケニアロッジ。ドミ部屋の方が安かったのですが・・・荷物が多いオイラは、鍵をしづらいドミ部屋に荷物を置くのに躊躇して、個室に泊まることに。部屋はちゃんと鍵がしまるし、宿の人たちもフレンドリーで、大丈夫そうな気がするんだけど・・・情報ノートを見ると、ここにも盗難被害情報がいくつも書かれていて・・・うぬぬ、やっぱり不安だ・・・
ちなみに、危険と評判のナイロビのダウンタウン。地球の歩き方には、一歩も踏み込むなと書かれているんですケド・・・意外と大丈夫です。う~ん、こういう危険勧告って、何を基準に言ってんのかなぁ・・・これまでも、危険と言われている場所で、ほとんど危険を感じたことがないんですけど。うむむ、オイラがただ、鈍感なだけなのか?
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