(English)
I stayed in Kitale.
|
|
朝、飯を食べに、町に出たら、メッチャ快晴だった。おかげで、昨日見れなかったエルゴン山の姿がばっちり拝めた。なんか緩い感じの山。裾野が広いから、そう感じるのかな・・・山を見て、登る気が沸いて来たら、登山もありかな、と思っていたのだが、ま、そんな気持ちは起きず。
エルゴン山に挑戦するわけではないのですが、今日は、キタレの町に延泊することに。テンション上がりっぱなしだったケリオ・バレー滞在中、日記を書いている心の余裕がなくて。やはり、作業は<何もない>場所でないと無理です。何かあると、そちらにばかり気をとられてしまって、作業どころではなくなってしまいますので。
何もないキタレならば、作業に集中できる、と、朝飯後、日記書き作業開始。午前中でなんとか日記を書き上げ、昼飯を食べた後、ネット屋に行ってアップ。さすが誘惑するものが何もないキタレ、はかどった作業はあっという間に終わり・・・今度は暇になっちゃいまして。
なんとなく疲れ気味な体を休めるべく、昼寝をしてもよかったんですが、キタレには、博物館なるものあると、地球の歩き方に書かれてまして。最近、トンと博物館なんてものに、寄らなくなってしまったオイラなのですが、せっかく時間があるのだから、ちょっくら行ってみるか、とキタレ博物館に行ってみることに。
寂れた感じの入り口でチケットを買ったのだが、博物館の案内パンフなんてものはもらえなかった。しかも、館内の案内マップなんてものもどこにも書かれていない。実はここ、結構広い敷地になってまして。そしてよくある文化財の展示のほかに、生きた動物を見せるミニ動物園的な野外スペースや、この辺に住む族の人たちの住居をモデル展示している野外スペースなどがあり、どこからどう見たらいいのか、思わず迷ってしまう、博物館らしくない博物館なのですよ。
どうしよう、とキョロキョロしていたら、受付のお姉さんが「あの人が案内してくれるわ」と、ミニ動物園の入り口に立っている男の人を教えてくれた。その人の所へ近づくと、「案内しようか?」と言ってきたので、「ええ、よろしくです」と、お願いすることに。
で、まず案内されたのが、ミニ動物園コーナー。亀やワニは、見慣れているせいもあり、ああ、なるほどって程度だったのだが・・・ヘビコーナーに、ブラックマンバがいるのを見た時には、一気にテンションがあがってしまった。コイツに噛まれたら、間違いなく死んでしまうという、猛毒ヘビ、ブラックマンバ。こいつも<少年ケニア>に登場したんじゃなかったっけか・・・いやぁ、やっぱり居るんですな。しかし、実際に見ちゃうと意識するようになっちゃうじゃないですか・・・これまでは、無意識にザクザク入っていけた草むらだったのに、ブラックマンバがいるかも、って思うと、足を踏み込むのを躊躇しちゃいそうだ・・・
ブラックマンバが放されていた囲いの中に白いウサギが、一緒に入れられていたのが、ちと残酷な光景だった。オイラが見ていた間は何事もなかったんだけど・・・あの白ウサギの運命やいかに・・・
そんな、ミニ動物園を見て周った後、モデル展示されている住居を説明してもらいまして・・・その後、向かったのが、ネイチャートレイル。なんと、この博物館、敷地内に、レインフォレスト(熱帯雨林の森)があるのですよ。その森の中を歩く、トレイルコースがあって、散策するんですよ。で・・・途中で上を見上げるガイドのおじさんの目線を追ってみたら、なんと、木の上に、オッド・コロブス・モンキーがいるじゃないですか。おおお、博物館に来て、キミに会えるとは思わなかったよぉ。まったく予想だにしていなかった出会いだっただけに、かなり感激。白いひげが印象的な、オッド・コロブス・モンキー。キョロキョロする挙動がめっちゃかわいい。
20分くらい歩いてレインフォレストを抜けた後、文化財が展示してある建物に到着。ここで、発掘された石とか、旧人類の骨とか、動物の剥製とかを見学。お決まりな感じの展示品ばかりだったので、ササッと見て周っちゃったのだが・・・一つだけ、オイラのテンションをあげてくれたコーナーがあった。それは、民族楽器コーナー。実際に演奏できたのは、マリンバくらいだったけど、興味深い楽器がいくつも並べてあり、思わず興味津々。
以上で、キタレ博物館見学終了。ん~、暇つぶしで訪れたにしては結構楽しめちゃったキタレ博物館。生きたブラックマンバと野生のオッド・コロブス・モンキーを見れたのがよかったな・・・って、ん~、それって、博物館で見るものではないような気が・・・
|
|
|