(English)
I enjoyed at Kakamega forest national reserve.
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朝、まだ暗いうちに、テントから出て歩き始める。昨晩、夕飯を食べている時、キャンプ場の管理人のおじさんから、昨日行ったビューポイントは、実は朝日の時間帯が絶好だと聞きまして。日の出を拝もうと、再びビューポイントへ。
公園の真ん中にあるブヤング・ヒルに登る道を歩く。一応昨日通った道なので、迷うこともない。到着して、日の出を待つ。ブヤング・ヒルの上から見るジャングルは、木々が吐き出す水分が霧靄となって、日の出前から、幻想的な風景を演出している。しばらくして、山の峰から朝日が差し込んできた。その光が、霧靄をオレンジ色に輝かせる。めっちゃ素敵な日の出に大満足。
さて、この朝の時間、いろんな動物たちの鳴き声が聞こえるのですよ。鳥のさえずり、猿の吼え声・・・が、その声の主の姿は見えない。木々が覆い茂り、見通しが悪いジャングル、動物がいたとしても、見えにくいのだ。たまに、木がガサガサと音を立てて揺れ、すばやく木々を飛び渡るコロブス・モンキーの姿などがチラリと見えたりするのだが、それも一瞬。
動物がたくさんいるという気配はビンビンに感じるのだが、姿が見えない・・・これは以前どこかで・・・そうだ、これは、オカバンゴと同じパターンだ。こういう時は、妄想力で楽しめばいいのだ、とオカバンゴでの楽しみパターンを再現してみることに。
ジャングルには、実に多くの生き物が生息しているらしい。地球に存在する150万種の生き物のうち、その半分がジャングルで暮らしているというのだ・・・ということを、昨日の晩、テントの中で、プラネットアースのジャングル編を見返して、勉強してみた。この知識が、妄想の補助となる。
そんな本日、改めて、緑の木々の中を歩く・・・そこには、明らかに、今までの感覚とは違ったオイラがいた。鳥や動物の鳴き声に耳をすます。わずかに揺れる木々の変化を見逃さない。感じる生き物の気配。相変わらず、姿は見えないのだが、そこに<居るであろう生き物>を妄想する。これをやりだすと、ジャングルの中を歩くのがめっちゃ楽しくなった。些細なことに目がいく、そして、小さな変化がすごく面白い。
そう、居るのに見えないものに対しては、妄想力は、楽しむための武器となるのだ。
ということで、今日のカカメガの森では、木の上高くを飛び回るコロブス・モンキーたちが揺らす木々をボ~と眺めながら、姿がチラリとしか見えない彼らの生態についていろいろ妄想して楽しんでました。きっと、木の上には、彼らの大好物のイチジクが生っているに違いない。彼らはそれをほおばって・・・とか。ただねぇ、コロブス・モンキーは、キタレで至近距離で見ておけたから、妄想で楽しめたっていうのがありまして。やっぱり見れるものは一度見ておかないと、妄想しようにも妄想に及ばないってこともあるわけで。そうそう、キタレでコロブス・モンキーを見れたのは、ガイドさんのおかげ。ジャングルで自力で動物や虫を見つけるのは至難の業。ここ、ジャングルでは、自力で楽しむんだいって、意地を張らず、ガイドさんに頼るのも手だなぁって思う。カカメガでも、ガイドを雇えばよかったかな、ってチラッと後悔しちゃったりして。
それにしても、カカメガ、やっぱり来てよかった。レインフォレスト苦手が、克服できたのは、大きな成果だったな。ようし、ウガンダでも、ジャングルに行ってみるかな、と俄然、ジャングル熱が盛り上がってきたオイラだったのでした。
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