(English)
Today I arrived at Kampala. I met to Ryo-san again. And I met new Japanese friend Nakamura-san.
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若干まだ腕に筋肉痛が残るものの、まぁ、すっかり疲れは取れたので、今日はジンジャを出発して、カンパラへ向かうことに。7時前には出発しようと、前日にお金の清算もすませていたのに・・・テント内に散らかし放題に広げていた荷物をまとめたり、朝露で濡れてしまったテントを乾かしたりしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまい、結局8時過ぎに宿を出発。
ジンジャの町を抜けると、すぐに、ナイル川をまたぐ橋を渡ることになる。橋の下がダムになっており、なかなか景色がよい。写真を撮りたい光景ではあるのだが・・・おととい、車でこの橋の上を走っていたとき、カメラを取り出したら、ラフティングガイドのお兄さんに「ここは写真許されていないから」と止められてしまいまして。で、自転車で通る時に、隠し撮りで撮ろうと思っていたんですケド・・・橋の手前のところにポリスマンが立っているし、交通量が激しく、ちょっとでもゆっくり走ろうものなら、後ろから、乗り合いバスがクラクションをガンガン鳴らしてくるため、途中で立ち止まっている余裕もなく、せっかくの撮影ポイントだったのだが、写真を一枚も撮れず(涙)。
その後、周囲は緑に囲まれ心地よい道が続く。このあたり、ジャングル公園になっているようで、うっそうとした熱帯雨林が道を覆う。と、道の前で、車が数台停滞していたので、何事かと思ったら・・・・事故でした。ビール瓶を積んだ大型トラックと、ガソリンを運ぶタンクローリーが衝突したらしく、両車とも、前の部分がめちゃ凹むほど大破。ビール瓶が割れ、周囲にはビール瓶の破片が大量に散らばっていた。幸いなことに、タンクローリーのガソリンはもれることも火がついて炎上することもなかったようで。ただ、タンクローリーの方は、これから何が起こるかわからないってことで、すぐにレッカー車が来て、運ばれていっていた。
いやぁ、アフリカ、こういう状況はよくお目にかかるんですよねぇ・・・交通事故は気をつけてくださいよ、アフリカのおじさんたち。運転が荒いからこうなるんです。これから向かうカンパラ、噂では交通量がハンパなくウザくなるっていうから・・・気を引き締めて、走ることにしよう。
さて、カンパラへの道、地図上ではほぼ一直線の道なのですが、実際走ると、結構アップダウンがある。まぁ、ジンジャまでと同じくらいのアップダウンで、リョウさんと一緒に走ったカンパラまでは、上り坂で自転車を押すこともなく、漕いで上ったんです・・・が、今日は、上り坂になる毎に、サクッと自転車を降りて、押して上ってしまった。二人で走っている時は、見栄というかなんというか、なんかがんばっちゃうんですけど・・・一人だとこうなるんですよ。
そんなこんなで、15時半くらいにはカンパラの街郊外に辿り着いた。次第に増えていく交通量。・・・が、噂で聞いていたほどではないかも。聞いていたハンパない交通量&荒い運転も、ダルエスとかナイロビのダウンタウンほどではない。とはいうものの、平気で逆走してくる車やバイクをかいくぐりながら、走らねばならない街走りは、田舎道を走るのとは全然違う。スピードは全然だせず、周囲を常に注意しながら、ゆっくり走らねばならないので・・・結局お目当ての宿に到着したのは、16時を過ぎてしまっていた。
さて、お目当てとしていたムクワノゲストハウスは・・・一足先にカンパラに向かったリョウさんが泊まると言っていた宿でして。で、チェックインして荷物を部屋に運び入れたところで、現れたリョウさんと再会。と、ここで、もう一人日本人が・・・リョウさんがジンバブエを走っていた頃、知り合ったという中村さんという人。今、JAICAの職員としてウガンダの北の方にある町に住んでいる中村さん。リョウさんがカンパラに来るというので、久々に会うためにカンパラに出てきたらしいのです。そんな二人は、これから夕食に一緒に行くとのことなので・・・間に入るように、オイラもご一緒させてもらうことに。
ちなみに、中村さん、モザンビークを旅している時に、オイラが南米で何度も出会ったエリコちゃんと会ったようで。その時に、エリコちゃんから、オイラの話を聞いていたらしく、「ヨシさんのことは、聞いてましたよ。折りたたみ自転車で旅をしている人がいるって」と。旅人ネットワーク、結構つながっているものなのだ。
「日本食食べに行きましょう」ということで向かうことにしたのは、カンパラに詳しい中村さんが太鼓判を押す、日本大使館の近くにあるという<友情>という日本食屋。日本大使館はちと離れた場所にあるということなので、バイクタクシーに乗っていくことに。普段の街歩きは、歩きか自転車でしか行動しないオイラ、東アフリカの町ならほぼどこでも見かけるバイクタクシーも、乗ったことがなかったのですよ。で、初体験となるバイクタクシー・・・運転手の後ろにまたがって、二人乗りで走るんですが・・・まぁ、運転が荒い。乗り合いバスが猛烈に走る道を逆走したり、間をぬっていったり、と冷や冷やもの。
そんなバイクタクシーで辿り着いた<友情>という日本食屋。入ってビックリ、めっちゃ豪華じゃないですか!いやぁ・・・高そうなんですけど・・・と思っていたら「安心していっぱい食べてください、今日は、ボクの奢りですから」と中村さん。ええ~、いいんですか、すいません、お言葉に甘えて、ゴチになります。
そして、頼んで出てきた料理は・・・てんぷら、餃子、たたき、刺身、寿司の盛り合わせ、盛りソバ、焼きソバ、ご飯、味噌汁。いやぁ、美味かったっす。めっちゃクオリティ高かったっす。ここ、フィリピン人のシェフが、仕切ってやっている日本料理屋らしいんですけど、すべて、日本食以上の日本食クオリティ。ただ、一個、焼きソバが・・・焼きソバのソバが、盛りソバで使われている、本物のソバだったのが、ちと勘違い?日本の焼きそばは、ホンモノのソバを使わないですよ~、麺ですよ~、とツッコミたくなったのですが、これが意外や意外、ホンモノのソバで作った焼きソバが美味かった。うむむ、これはこれでアリなのかも・・・
さて、そんな贅沢日本食三昧をしながら、三人で話が弾む。といっても、ほとんど、オイラとリョウさんは聞き手。アフリカ生活&旅が長い中村さんに、アフリカについて、質問攻撃。何を聞いても、ちゃんと答えてくれる中村さんの知識量に、驚かされながら、フムフムと、その興味深い話に耳を傾ける。
日本のアフリカ援助に関すること、箱モノ援助に関する中国との入札合戦について、NGOの仕組み(日本NGOと欧米系NGOの違い)、ウガンダの歴史と現状について(人食いアミンと有名なアミン大統領は、ウガンダの人だったのねん)、ウガンダに住むインド&アラブ系の人たちについて、スーダンの内戦と北南分裂独立の裏で動いていた欧米各国の思惑と中国の暗躍について、アフリカに入り込むキリスト教福音派の人々について、コンゴゲリラが存在する理由とコンゴゲリラが引き起こす混乱に乗じて利益をむさぼる周辺各国の思惑によってコンゴゲリラが存在し続けるであろうこと・・・などなど、中村さんの話は尽きない。
ウガンダにはあと一年くらい居て、その後、ちょっと旅をした後、またアフリカで働きたいという中村さん。「アフリカが好きなんですか?」というオイラの質問に「う~ん、大好きってワケじゃないな」と、意外な答えが返ってきた。てっきり、アフリカが大好きだから、アフリカを希望して働いているんだと思っていたのに・・・アレっと思ったのだが、次に続けられて中村さんの言葉に納得。
「でも、アフリカで働くと、一番、『誰かの役に立っている』ってことが実感できるんですよ」
うむむ・・・この歳になっても相変わらず、自分自分なオイラ・・・いろんなことを考えさせられる中村さんの言葉なのであった。
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